デジタル鉄道模型一問一答
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デジタル鉄道模型一問一答 [2018/04/05 04:05] – [DCCはアナログの次世代版なのか] yaasan | デジタル鉄道模型一問一答 [2018/07/27 09:32] – [DCCは危ない!] yaasan | ||
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ただし、欧州系のサードパーティの一部のコマンドステーションは、DCCに加えてMarklinMotorolaをサポートしているケースが多いです。ESU、Uhlenbrock、RocoはZ21あたりです。なお、アメリカ系のコマンドステーションは、メルクリンデジタルに対応するケースは皆無であり、DCC専用ですので、基本的にメルクリンは動かせない、と思った方が良いです。 | ただし、欧州系のサードパーティの一部のコマンドステーションは、DCCに加えてMarklinMotorolaをサポートしているケースが多いです。ESU、Uhlenbrock、RocoはZ21あたりです。なお、アメリカ系のコマンドステーションは、メルクリンデジタルに対応するケースは皆無であり、DCC専用ですので、基本的にメルクリンは動かせない、と思った方が良いです。 | ||
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+ | 注: 2015年以降のメルクリンの車両は、DCCデコーダ機能も搭載されるケースがほとんどです。DCC機能に対応していると、DCCコマンドステーションでそのまま動かせます。説明書をご確認ください。 | ||
コマンドステーションを購入される際は、メルクリンを動かせるかどうかも、ポイントにして選定してみてください。 | コマンドステーションを購入される際は、メルクリンを動かせるかどうかも、ポイントにして選定してみてください。 | ||
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実績はカトーの方が多いため、なるべくカトーで揃える方が、混乱は少ないと思われます。 | 実績はカトーの方が多いため、なるべくカトーで揃える方が、混乱は少ないと思われます。 | ||
+ | ==== デコーダを車両に積むのが大変、全部の車両に入れられない ==== | ||
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+ | デコーダを既存の保有車両を積むのではなく、まずは、デコーダを搭載した諸外国の高性能な車両、もしくはKATOのDCCコネクタ対応の車両を導入してはいかがでしょうか。 | ||
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+ | サウンドや連結開放・スチームなどに最初から対応したDCC機関車が、数万円から購入できます。高いと思うかもしれませんが、ギミックの凄さに腰が抜けてハマりこむ人が多数います。アナログ車両と別物と思って、少しずつ導入していきましょう。 | ||
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+ | なお、DCCはHOで使用する方が、何かと便利です。KATO社も、HO車両には標準でDCCデコーダ用のコネクタを装着する方針です。アナログはN、DCCはHO、というように使い分けるのも手です。 | ||
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+ | ==== 海外のDCC車両はHOばかりで走らせる場所がない ==== | ||
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+ | 海外HOの最小カーブは半径360mmです。意外と狭いところでも走らせられます。また、往復運転や、ポイントの切替もコントローラで簡単に操作できるので、狭いところで、機回しで楽しむのもありです。 | ||
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+ | Nゲージ線路を走らせる、HOナローという選択肢もあります。図体の大きい車両がNゲージレールを走ります。 | ||
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+ | ==== アナログとDCCを同じ車両で自動切り替えで使えないか? ==== | ||
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+ | 一部のデコーダがアナログで動く仕組みを提供していますが、低速が不安定の傾向があります。確実な手段として、[[http:// | ||
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+ | ==== DCCは高い! ==== | ||
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+ | DCCはそのパフォーマンスを考えたらまったく高くありません。走るだけの鉄道模型といろいろなギミックが楽しめる鉄道模型を同じコスト目線でみていませんか? | ||
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+ | DCCは難しい! | ||
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+ | 確かにできることが非常に増えるので何をしていいのか、どんな知識が必要なのかすぐには分からず難しいですが、ノウハウはWebにあふれています。またコミュニティもできており、気軽に聞ける場ができています。お困りごとはDesktop Station Forumへ! | ||
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+ | ==== DCCは信頼性が低い! ==== | ||
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+ | 8bit XORのエラーチェック機能がきちんと実装されており、エラー時は信号が捨てられます。信号は1秒間に何十回も送信することになっており、ノイズや障害に対してアナログ以上にロバストです。車輪やレールの汚れなどの方が影響が大きいです。信頼性については、DCC固有ではなく、デコーダのメーカーの不具合や、ユーザー側起因ですと、鉄道模型のメンテナンスが不足している状況の責任を、DCCに転嫁している事が言えます。 | ||
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+ | ==== デコーダが壊れやすい! ==== | ||
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+ | 配線が複雑なため、間違えると故障します。故障のほとんどが、デコーダの取り付けミスが原因です。デコーダが壊れやすいのではなく、ユーザーの取り付けミスをDCCのせいにしているだけです。 | ||
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+ | また、配線ミス以外の故障ですと、壊れやすさはハードの設計によります。残念ながら、一部有名メーカーの商品はコストダウンの代償としてショートや過熱などに弱い設計になってます。多種多様なメーカーの製品であふれていますので、その一つだけ、1事象を取り上げてDCCは壊れやすい、などと言うのは極論ではないでしょうか。 | ||
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+ | ==== DCCでも集電不良が起きる! ==== | ||
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+ | DCCは、常に電力が流れているとはいえアナログと同様に集電不良だと止まったりギクシャクする現象が発生します。定期的に線路の清掃が必要です。メルクリンの三線式では、集電不良が起きにくいですが、日本で主流の二線式では車輪とレールの接触の悪い部分がでてきます。 | ||
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+ | - 線路、車両の車輪はよく清掃する。 | ||
+ | - 車両同士をつなぐカプラーを通電カプラーにする(欧米では搭載車も多い) | ||
+ | - 車両を重くする。 | ||
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+ | ==== DCCは危ない! ==== | ||
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+ | DCCもアナログも関係なく、電気を正しく使わないと火災や感電、やけどなどの問題を引き起こします。 | ||
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+ | DCCのコマンドステーションには、通常のメーカーであれば安全機能が搭載されています。Desktop Stationのコマンドステーションには、過電流・過電圧停止機能が標準で搭載されています。このほかにDSmainのような大容量機種では最大出力電流を自由に設定できますし、ヒューズや電圧監視などを搭載して安全性を強化しています。さらに、漏電ブレーカー([[https:// | ||
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+ | ==== 100-127のアドレスの車両が動かない ==== | ||
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+ | アメリカ式と、ヨーロッパ式で、100-127の取り扱いが異なります。 | ||
+ | アメリカ式では1-127がショートアドレス(CV1で設定するモノ)とし、ヨーロッパ系では1-99がショートアドレスとしています。100以降はヨーロッパ式ではロングアドレスとなります。 | ||
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+ | 日本では、DCS50Kの普及の関係でアメリカ式が主流ですが、一部ヨーロッパ式のコントローラをお持ちの場合で、このアドレス範囲の車両を動かそうとすると、頭を抱えることになります。 | ||
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+ | どうすれば良いかというと、100-127は使わないに限ります。 |
デジタル鉄道模型一問一答.txt · 最終更新: 2020/06/09 08:33 by yaasan