ユーザ用ツール

サイト用ツール


電子工作のキホン

差分

このページの2つのバージョン間の差分を表示します。

この比較画面へのリンク

両方とも前のリビジョン前のリビジョン
次のリビジョン
前のリビジョン
電子工作のキホン [2018/01/28 17:57]
– [抵抗の色・番号] yaasan
電子工作のキホン [2018/01/28 18:21] (現在)
– [熱と電気] yaasan
行 39: 行 39:
 ほとんどの電機メーカーは、原則としてE12系列の抵抗値のみを使います。これは、様々な基板で部品を共通化することでコストを低減できるからです。 ほとんどの電機メーカーは、原則としてE12系列の抵抗値のみを使います。これは、様々な基板で部品を共通化することでコストを低減できるからです。
  
-DesktopStationでは、さらに部品数を減らすため、1, 1.2, 2.2, 4.7, 6.8に関係する抵抗値のみを使用しています。\\  +DesktopStationでは、さらに部品数を減らすため、1, 1.2, 2.2, 4.7, 6.8に関係するE12系列よりもさらに絞り込んだE6系列の抵抗値のみを使用しています。\\  
-特に、プルアップ・プルダウンは6.8kΩに固定しています。また、5VにおけるLEDの点灯用の電流制限抵抗は1.2kΩにしています。+特に、プルアップ・プルダウンは6.8kΩに固定しています。また、5VにおけるLEDの点灯用の電流制限抵抗は1.2kΩにしています。3.3Vでは、470Ωにしています。
  
  
行 60: 行 60:
 V=IR V=IR
 </code> </code>
 +
 +変形して、電流を得たいときは、
 +
 +<code>
 +I=V/R
 +</code>
 +
 +抵抗値を得たいときは、
 +
 +<code>
 +R=V/I
 +</code>
 +
 +Vは、回路や、部品の前後で値が変わります。これを考慮して、計算をしていきます。たとえば、Vfがある場合は、
 +V=V'-Vfとなります。(V'は、たとえば電源電圧)
 +
  
  
行 73: 行 89:
 |PNP/NPNトランジスタ| Vce |  | |PNP/NPNトランジスタ| Vce |  |
  
 +===== 熱と電気 =====
 +
 +電気はエネルギーとして熱量に換算することが出来ます。電気回路の発生熱は、基本的に良くない物です。なるべく、小さくなるように部品選定が必要です。
 +
 +電力[W]は、以下のように式で表せます。
 +
 +<code>
 +P=VI
 +</code>
 +
 +これに、オームの法則のV=IRを入れ込むと、
 +
 +<code>
 +P=VI=I*I*R
 +</code>
 +
 +となります。つまり、電流値と抵抗値を求めると、自動的に発生する熱量が求められます。
 +たとえば、モータドライバの内部抵抗値が7Ωの時に、電流を0.2A(200mA)流す時に発生する熱量は、以下の通り計算できます。
 +
 +<code>
 +P=0.2*0.2*7=0.28[W]
 +</code>
  
 +この熱量が実際に何度に換算されるかは、モータドライバの熱抵抗Rth(j-aの時は周囲温度換算、j-cは内部温度)から計算できます。このときの温度は、連続して動かしたケースです。また、このRthの値は放熱器や基板のパターンの放熱性によって変わります。
  
電子工作のキホン.1517129842.txt.gz · 最終更新: 2018/01/28 17:57 by yaasan

Donate Powered by PHP Valid HTML5 Valid CSS Driven by DokuWiki