====== HO EF81向けライトユニット基板 ====== 本基板は、KATOの[[https://www.katomodels.com/product/ho/ho_ef81|HO EF81]](1-320, 1-321,1-322)のライトユニット基板と同形状で、DCC化しやすく設計したものです。テールライトをAUX1,2,3,4で制御できるようにしたことで、コマンドステーションから容易に入換表示灯やテールライトの点灯・消灯を制御できます。 本基板は搭載加工などに慣れた、DCC上級者向けです。初心者の方には利用の推奨しません。 ===== 特徴 ===== * KATO EF81に互換のライトユニット基板(60x16mm) * KATO EF510にも使えるらしい?未確認です。 * 本来はロジック出力でLEDを点灯できないAUX3,4を、トランジスタIC搭載したことでLEDを駆動できます。 * DCC化に特化した設計です。アナログでは動きません。 * AUX1,2,3,4をテールライト4つにそれぞれ割当て。入換表示灯、テールライト、ヘッドライトを全て個別にDCCで制御できます。車両のカバーを開けるなどの操作は一切不要です。 * [[https://desktopstation.net/sounds/|オープンサウンドデータ]]のEF81に好適! {{http://buin2gou.sakura.ne.jp/sblo_files/powerele/image/EF81_Fin_2-thumbnail2.jpg}} ===== 基板・回路 ===== LEDのはんだ付けは非常に小さく、なおかつ5か所もあり、ちょっと大変です。じっくり取り組んでください。付属のLEDは必要最小限のみ同梱しています。もしLEDを壊してしまった場合には、当オンラインストアの分売品を使用するか、秋月電子または草心デジタルの同形状LEDを別途入手してください。 部品を付け、車両に固定したもの {{::10031_photo3.jpg?400|}} デコーダ搭載途中の様子 {{::10031_photo2.jpg?400|}} ===== 部品表 ===== ^部品 ^仕様 ^販売店 ^ |LED | SC4008WWH 電球色・サイドビュー | 下記参照 | |抵抗| 2012サイズ、560Ω | 秋月電子,千石他 | |IC1 | NPNデジタルトランジスタIC | MOUSER,Digikey等 | LEDは、以下のものが同形状です。 * 草心デジタル 4008 サイドビューLED * [[http://akizukidenshi.com/catalog/g/gI-02134/|NESW008BT]] * [[http://akizukidenshi.com/catalog/g/gI-01815/|NSSW008BT]] * [[http://akizukidenshi.com/catalog/g/gI-01817/|NASW008BT]] 超高輝度タイプ(30mA) * [[http://akizukidenshi.com/catalog/g/gI-02779/|NSCW008AT]] ===== 配線例 ===== [[https://desktopstation.net/doc/Guide_10031_EF81_KATOHO.pdf|PDF資料]]を参照してください。 {{::10031_guide_ls5ho.png?600|}} {{::10031_guide_ssdn18.png?600|}} ===== 作成方法・注意事項 ===== [[https://desktopstation.net/blog/2021/05/19/kato-ho-ef81%e3%81%aedcc%e3%82%b5%e3%82%a6%e3%83%b3%e3%83%89%e5%8c%96%e6%89%8b%e9%a0%86%ef%bc%88%e3%82%a2%e3%83%83%e3%83%97%e3%83%87%e3%83%bc%e3%83%88%e7%89%88%ef%bc%89/|KATO HO EF81のDCCサウンド化手順(アップデート版)]]を参照して下さい。 * EF81のボディは非常に硬いです。気をつけて取り外してください。ツメは4カ所しかありませんがボディとかなり密接にはまっています。 * AUX3,AUX4をロジック出力で繋げる場合には、別途[[https://desktopstation.net/shop/products/detail/48|10027]]を購入いただき、ICを半田付けして下さい。G3というマーキングがあります。 * LEDと抵抗を半田付けして下さい。LEDは長い時間、半田ごての高音を当てると壊れる場合があります。 * ライトユニット基板とデコーダの間の配線を通すため、ダイキャストの軽加工が必要です。 * DCCデコーダ、もしくはExpBoardとライト基板間の配線を半田付けして下さい。 * MTC21、PluXのデコーダは、ダイキャストのデコーダ収納場所には入りません。ご注意ください。 * モータ、スピーカーの配線は、2つのダイキャストを止める黒いプラ部品をいったん外して、ダイキャストの中間の隙間に隠して配線して下さい。**天井部分と干渉するのを防止するため**です。 * (天井部分と干渉について)ライトユニット基板の上側に配線があると干渉するので、配線はダイキャストの中央部の隙間に押し込むか、ライトユニット基板下の隙間を介して繋ぐことをお勧めします。かなり細い電線(AWG32くらい)でないと隙間に押し込めません。 * モータは、台車と一体になっていますが、ピンセットで簡単に抜き取れます。AWG32かAWG34の細い線で、配線を長く延長して下さい。また継ぎ足したところはテープなどで必ず絶縁してください。 * Next18デコーダを使用する場合、重量の大きいものを引っ張る場合や、高速運転から急停車をするとき、モータが発電することや、コイルに溜まった電流の行き場が無くなり過電圧が発生し、デコーダが損傷する場合があります。この防止のため、ExpBoardのCOM+とGND間に、数10~47uF程度の小さな電解コンデンサを直接挿入してください。[[トマランコンデンサ]]でも構いません。 * EF81に搭載可能なスピーカーは直径26mmまでです。高さ制限もあります。 {{http://buin2gou.sakura.ne.jp/sblo_files/powerele/image/EF81_4-thumbnail2.jpg}} ===== 頒布 ===== rev.1の穴径のバグを修正したrev.2を2021年4月18日より頒布開始としています。秋月電子で入手できない、サイドビューLED(足が長いタイプ))や抵抗を付属する形としましたので、より部品集めをしやすくなっています。なお、AUX3,AUX4がロジック出力のタイプ(LokSound5 microシリーズ,MTC21のコネクタからの引き出しのケース等)は、[[https://desktopstation.net/shop/products/detail/48|10027 YP用電子部品]]を別途購入ください。 [[https://desktopstation.net/shop/products/detail/56|10031 ライトユニット基板]] (基板とトランジスタICが付属) ===== サポート ===== [[https://desktopstation.net/bb/|デジタル鉄道フォーラム]]をご利用ください。 部品不足・基板不良等の良品交換は、DesktopStationまでご連絡ください。なお、半田付けに失敗した場合の個別部品のみの頒布対応も可能です。 ===== 参考サイト ===== * [[https://salamngage.exblog.jp/31173646/|KATO 1-320 EF81にLokSound 5を搭載]] ※本基板は使用せずに自作されています * [[https://desktopstation.net/dojinshi/|KATO HO EF81 DCC化]] DCC同人誌 2020 GW号 P20-21 hokutosei様 * [[https://desktopstation.net/blog/2020/07/24/kato-ho-ef81%E3%82%92%E3%83%95%E3%83%ABdcc%E5%8C%96%E3%81%99%E3%82%8B/|KATO HO EF81をフルDCC化する]]、[[https://desktopstation.net/blog/2021/04/18/ho-ef81%e5%90%91%e3%81%91%e3%83%a9%e3%82%a4%e3%83%88%e5%9f%ba%e6%9d%bfrev-2%e3%82%92%e9%a0%92%e5%b8%83%e9%96%8b%e5%a7%8b/|HO EF81向けライト基板rev.2を頒布開始]],[[https://desktopstation.net/blog/2021/05/19/kato-ho-ef81%e3%81%aedcc%e3%82%b5%e3%82%a6%e3%83%b3%e3%83%89%e5%8c%96%e6%89%8b%e9%a0%86%ef%bc%88%e3%82%a2%e3%83%83%e3%83%97%e3%83%87%e3%83%bc%e3%83%88%e7%89%88%ef%bc%89/|KATO HO EF81のDCCサウンド化手順(アップデート版)]] DesktopStationBlog