====== ExpBoard N18 KATO HO ====== [[expboardkatonext18_de]] ExpBoard N18 KATO HOは、KATOのHO車両向けに、DCCコネクタ基板とウェイトを、1枚の基板に置換えることで、ヘッドライト・テールライト配線、室内灯(AUX)、スピーカーの信号線を容易に、かつ、車内のディテールを保ちつつ、実現可能になります。 NEM652版は[[ExpBoard|こちら]]です。\\ 汎用HO向けは[[ExpBoardGeneral]]です。\\ Nゲージ向けは[[ExpBoardECN]]です。 {{http://buin2gou.sakura.ne.jp/sblo_files/powerele/image/KATO_kiha80M_Next18_12-thumbnail2.jpg}} ===== コンセプト ===== * DCC対応が不完全(モータしか配線されていない)なKATO HO車両をヘッドライト・テールライトも含めてなるべく簡単にDCC化する * 配線の引き回しを容易にし、ディテールを犠牲しないようにする * DCC化作業時間の短縮、作業効率化 * 内部のKATO HO車両共通の金属ウェイトをそのまま置換える互換性を確保する * 世界標準コネクタ(NEM662)のNext18に完全対応 * スピーカー配線も基板に準備することで、スピーカー配置の自由度向上 {{http://buin2gou.sakura.ne.jp/sblo_files/powerele/image/EXPboard_2-thumbnail2.jpg}} ===== Next18とは ===== Next18は、Nゲージ向けの超小型DCCコネクタです。 * ワンタッチで車両をDCC化することができます。デコーダも簡単に交換OK * 電流が0.7Amaxと低いですが、HOプラ程度までは問題なく動作します。 * T車でのライト用ファンクションデコーダとしても活用できます。 * サウンド配線もコネクタで用意されており、面倒なスピーカー配線も大幅に作業時間低減できます * AUX1,2が自由に使えます。室内灯、その他ライトファンクションに使えます。 ===== 対応車両 ===== KATOのHO車両は、多くがDCCコネクタを装備しています。本ボードが使用できるものをLONG(そのまま)またはSHORT(破線をカット)で記載しており、対応の可否をまとめております。 クモハ12, キハ110は簡単な半田付けと加工で配線が行えます。 ^ 車両 | URL | Board Type | ライト基板接続 | ^ 1-615 キハ110 | [[https://www.katomodels.com/product/ho/ho_kiha110|URL]] | LONG | OK | ^ 1-611 キハ80 | [[https://www.katomodels.com/product/ho/kiha82|URL]] | LONG | - | ^ 1-422 クモハ40 | [[http://www.katomodels.com/product/ho/ho_kumoha40|URL]] |LONG | 難あり | ^ 1-425 クモハ12 | [[https://www.katomodels.com/product/ho/ho_kumoha12052|URL]] |SHORT | OK | ^ 3-516 E5 | - |未対応(台車モータ式) | - | ^ 1-601 キハ58| [[https://www.katomodels.com/product/ho/ho_kiha28_58|URL]] | LONG |難あり | LONG: そのまま使用できます。\\ SHORT: 基板を切断し、使用します。切断位置は、実物に合わせて調整ください。\\ ===== コンセプト・仕様 ===== ==== 金属ウェイト ==== KATOの車両の床下には、以下のようなウェイトが入っています。 このウェイトと、NEM652基板を統合したものとなります。ウェイト分、重さは減りますが、従来は配線スペース確保のために、ウェイトを抜くケースがありましたので、重さとしては最小限、保持が可能です。 {{http://buin2gou.sakura.ne.jp/sblo_files/powerele/image/KATO_LONG_NEM652_Comparison2-thumbnail2.jpg}} ==== 基板 ==== 金属ウェイト置換え基板の表・裏デザイン。195mm×16mmのサイズとなります。破線を一部カットすることで、短縮した車両にも使用可能です。 {{http://buin2gou.sakura.ne.jp/sblo_files/powerele/image/ExpBoardNext18_KATO2-thumbnail2.jpg}}\\ [[http://buin2gou.sakura.ne.jp/sblo_files/powerele/image/ExpBoardNext18_KATO2.jpg|拡大]] 設計データから生成した基板画像は以下の通りです。 表:\\ {{::kato_long_next18_r1e_omote.png?400|}} 裏:\\ {{::kato_long_next18_r1e_ura.png?400|}} ==== 仕様 ==== ^外径 | 195mm×16mm×1.6mm | ^電流 | 200mA(AUX,ヘッドライト・テールライト)\\ 1.0A(レール・モータ) | ^電圧 | 12-16V| ^備考 | KATO製HO車両の金属ウェイト形状のコンパチ| ==== 配線 ==== 複数箇所にパッドが設置されており、モータとレールのパッドはKATOの標準の基板と位置・サイズで互換性を取っています。 ヘッドライト・テールライトは、両端・中間地点に配置して、配線しやすくしています。 ^MOTOR+,MOTOR- | モータへの配線| ^RAIL | 線路からの配線。銅板を板バネにして、両側の金属ウェイトに接触させること。| ^COM+ | コモン(+)。HEAD,TAIL,AUX用の電源端子。| ^HEAD | COM+端子と組み合わせて使用。ヘッドライト(オープンコレクタ) | ^TAIL | COM+端子と組み合わせて使用。テールライト(オープンコレクタ) | ^AUX | COM+端子と組み合わせて使用。室内灯など(デコーダの機能設定による) | ^SPK1,SPK2| スピーカー向け配線((Next18S以外ではAUX5,AUX6として利用可。)) | ^AUX2| 拡張端子線。デコーダの機能設定に依ります。| ^AUX3,AUX4 | 拡張端子線。((ESUのLokPilotやLokSoundではロジックレベル出力(5V)です。))デコーダによって信号形式が異なります。説明書を確認下さい。| ^GND | デコーダの電源グランド端子です。| ==== Next18S(NEM662)端子 ==== 基板上のシルク印刷で数字の1が1ピンを表します。9,10,18もピン番号を示しています。 {{::next18_pinno.jpg}} 下の図は上から見たコネクタのピン割り当て図です。\\ ExpBoard Next18Sでは、サウンド対応仕様(AUX5,6をスピーカーに割り当てしたもの)としています。 {{http://buin2gou.sakura.ne.jp/sblo_files/powerele/image/ExpBoard_Next18s_pinassign.png}} 詳細は、MOROPの規格書RCN-118(ドイツ語、フランス語のみ、[[http://normen.railcommunity.de/RCN-118.pdf|URL]])を参照ください。 ===== 適用方法・組み込み例 ===== 組み込み手順は以下の通りです。基本的には配線を省略する基板のため、配線ミスや接触不良にきをつければミスなく組み立てできます。 - 車両を分解する - 元々ある横長の床下固定金属ウェイトを取り除く - 元々あるDCC基板に接続されているモータへの配線を取り外す - DCC基板を取り外す - ExpBoard Next18のRAIL端子に板バネを半田付けする。 - 金属ウェイトのあったところにExpBoardを装着する - ExpBoard上のRAIL端子に半田付けした板バネが、下の導電する金属ウェイトに接触するようにする - 必要に応じてスピーカーを配線する - 必要に応じてヘッドライト・テールライトを配線する - ExpBoardをネジ止めする - 床板を加工してデコーダを搭載できるスペースを作る - 床板を装着する - デコーダを装着する - 動作試験する - 車両を元に戻して完成。 実際に本ボードを組み込んだ例を紹介します。 * KATO HO [[http://powerele.sblo.jp/article/186234497.html|キハ110]] * KATO HO [[http://blog.livedoor.jp/kazushiro_c6217/archives/32857505.html| クモハ12]] * KATO HO [[http://powerele.sblo.jp/article/186821299.html|キハ82(キハ81, キハ80)]] {{http://buin2gou.sakura.ne.jp/sblo_files/powerele/image/kiha110_next18_6-thumbnail2.jpg}} ===== 頒布 ===== 希望頒布価格(標準価格) ^10024 上級者向け,未実装,コネクタ付属 4pcs |2400円|廃型| ^10021 半田付け済 1pcs |980円|[[https://desktopstation.net/shop/products/detail/15|頒布ページ]]| 送料は枚数に限らず、200円です。