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start [2023/07/28 07:40] – [DCCデコーダを組み込む] yaasan | start [2024/02/25 15:35] – [(2) 本体と操作器が1つ(オールインワン)] yaasan | ||
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困ったとき、情報源、コミュニケーションの場として[[https:// | 困ったとき、情報源、コミュニケーションの場として[[https:// | ||
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+ | DCCに関連したサイトを以下に紹介します。情報源や機材購入、相談等に活用ください。 | ||
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+ | ===== はじめに ===== | ||
まず、**現在の日本では、DCCは簡単にすぐ導入できるものになっていますが、多くの勉強が必要**です。それは模型メーカーからDCC入門セットがないためで、様々な部材を、自分でそろえる必要があります。年々、DCC環境は改善しておりますが、ハードルがある点、承知いただけると幸いです。 | まず、**現在の日本では、DCCは簡単にすぐ導入できるものになっていますが、多くの勉強が必要**です。それは模型メーカーからDCC入門セットがないためで、様々な部材を、自分でそろえる必要があります。年々、DCC環境は改善しておりますが、ハードルがある点、承知いただけると幸いです。 | ||
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|コントローラ| アナログのパワーパック・コントローラは使えません。DCC専用のパワーパック(コマンドステーションと呼びます)を用意しなくてはいけません | | |コントローラ| アナログのパワーパック・コントローラは使えません。DCC専用のパワーパック(コマンドステーションと呼びます)を用意しなくてはいけません | | ||
+ | ===== DCC用のレール ===== | ||
DCCをはじめるためには、レールと車両が必要です。レールは、一般的な鉄道模型と同じものが使えます。\\ | DCCをはじめるためには、レールと車両が必要です。レールは、一般的な鉄道模型と同じものが使えます。\\ | ||
Nゲージであれば、カトーとトミックスがレールを販売しています。カトーのNゲージレール(UNITRACK)の方が、DCC向きと言われます。HOゲージのレールは日本国内で全国的に入手しやすいものはカトーのUNITRACKとなります。Zゲージはロクハンから販売されています。これらのメーカーの製品は、ヨドバシカメラや、鉄道模型店、アマゾンなど、入手は容易です。レイアウト店等、リアリティを追求する方は、日本国内ではIMON(旧シノハラ)、海外ではPECO、ティリッヒといったレールメーカーの道床付レールと呼ばれる、プロ・セミプロ向けの雰囲気を重視した線路を使用するケースがよくあります。 | Nゲージであれば、カトーとトミックスがレールを販売しています。カトーのNゲージレール(UNITRACK)の方が、DCC向きと言われます。HOゲージのレールは日本国内で全国的に入手しやすいものはカトーのUNITRACKとなります。Zゲージはロクハンから販売されています。これらのメーカーの製品は、ヨドバシカメラや、鉄道模型店、アマゾンなど、入手は容易です。レイアウト店等、リアリティを追求する方は、日本国内ではIMON(旧シノハラ)、海外ではPECO、ティリッヒといったレールメーカーの道床付レールと呼ばれる、プロ・セミプロ向けの雰囲気を重視した線路を使用するケースがよくあります。 | ||
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+ | アナログとDCCで大きく違うのは、消費電力が大きくなることです。同一線路で複数の車両が走れること、ポイントなどの給電も線路から行えること、サウンド機能で消費電力が大きくなることなどです。消費電力が大きくなるという事は、線路やフィーダ線の電圧降下の影響が大きくなるという事です。アナログでも、長い線路の場合には大きな問題でしたが、DCCではさらに顕著になります。対策は、アナログと変わりません。太いフィーダ線を使い、線路の接続は強固で通電性の良い線路を使うと良いです。 | ||
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ヨーロッパのメーカーのレール(メルクリンとロコ): | ヨーロッパのメーカーのレール(メルクリンとロコ): | ||
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+ | ===== DCCで使えるスケール・ゲージ ===== | ||
基本的に、DCCをするにはHOがデコーダ搭載作業、使い勝手・コストでベターと言われてきましたが、[[https:// | 基本的に、DCCをするにはHOがデコーダ搭載作業、使い勝手・コストでベターと言われてきましたが、[[https:// | ||
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+ | * 海外ではHOが主流。スピーカーサイズなどで、特にサウンドDCCで優位 | ||
+ | * NゲージのDCC化も製品がある。ただし、スピーカーサイズ、搭載ハードルは少しあるが、車両に特化した専用DCC基板が多く登場し、ハードルはHOより低くなっているケースもある。 | ||
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+ | ===== DCCで使える車両・ポイント ===== | ||
このほかに、車両やポイントなどをDCCに対応させるためのデコーダと呼ばれるコンピュータ基板、デコーダを制御する親となるコマンドステーションが必要になります。デコーダや、コマンドステーションは世界中に多くのメーカーが販売しています。しかし、日本で入手できるデコーダ・コマンドステーションは、それほど多くありません。 | このほかに、車両やポイントなどをDCCに対応させるためのデコーダと呼ばれるコンピュータ基板、デコーダを制御する親となるコマンドステーションが必要になります。デコーダや、コマンドステーションは世界中に多くのメーカーが販売しています。しかし、日本で入手できるデコーダ・コマンドステーションは、それほど多くありません。 | ||
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アナログ鉄道模型を既に楽しまれていることを想定し、弊社製品でまとめると以下のような構成・目安の金額となります。 | アナログ鉄道模型を既に楽しまれていることを想定し、弊社製品でまとめると以下のような構成・目安の金額となります。 | ||
- | |DCCコマンドステーション| [[DSair2]] |31000円| | + | |DCCコマンドステーション| [[DSairLite]] |10000円~| |
|DCCサウンド車両(自作)| 1両の車両+[[https:// | |DCCサウンド車両(自作)| 1両の車両+[[https:// | ||
|DCC非サウンド車両(自作)| 1両の車両+MT40製デコーダ等, | |DCC非サウンド車両(自作)| 1両の車両+MT40製デコーダ等, | ||
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操作器と本体が同一のケースに入っており、持ち運びしやすい形になっています。 | 操作器と本体が同一のケースに入っており、持ち運びしやすい形になっています。 | ||
- | ESUのECoS、メルクリンのCS、デスクトップステーションのミント缶DCCコントローラや、KATO/ | + | デスクトップステーションの[[DSairLite]]や、KATO/ |
==== (3) 操作器がスマホやタブレット ==== | ==== (3) 操作器がスマホやタブレット ==== | ||
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- | ==== DesktopStationのコマンドステーション ==== | + | ==== コマンドステーション ==== |
- | DCCを始めるには、日本で数百人以上が愛用している[[DSair2]]をお勧めします。 | + | DCCを始めるには、[[DSairLite]]をお勧めします。 |
- | スマホがスロットルになります!最大7台まで接続可能!自動運転機能も充実。 | + | |
- | {{https:// | + | {{:74018_dsairlite_prototype2_full2.jpg?400|}} |
- | 電子工作ユーザー向けには、[[DSshield2]]や[[minttin5]]をお勧めします。 | + | |
+ | 日本では、そのほかにKATO/ | ||
===== 主なDCCデコーダ ===== | ===== 主なDCCデコーダ ===== | ||
行 109: | 行 134: | ||
DCCデコーダをいきなり車両に入れてませんか?今は非常に減りましたが、ごく稀に故障している場合があります。一つずつ確認しないと、デコーダが故障しているのか、自分の配線がおかしいのか、車両の集電性能が悪いのか、切り分けができなくなります。 | DCCデコーダをいきなり車両に入れてませんか?今は非常に減りましたが、ごく稀に故障している場合があります。一つずつ確認しないと、デコーダが故障しているのか、自分の配線がおかしいのか、車両の集電性能が悪いのか、切り分けができなくなります。 | ||
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+ | * デコーダの動作確認をする→デコーダテスターを使う(後述) | ||
+ | * 配線がおかしい場合→目視チェック、回路テスターを使う | ||
+ | * 車両の集電性能を確認する→アナログコントローラで運転してみる | ||
DCCデコーダをチェックする方法として、もっとも簡単なのは、「デコーダテスター」を用意して、事前に確認する事です。ESU社のデコーダテスターやLaisDcc社のデコーダテスター製品が国内では入手できます。 | DCCデコーダをチェックする方法として、もっとも簡単なのは、「デコーダテスター」を用意して、事前に確認する事です。ESU社のデコーダテスターやLaisDcc社のデコーダテスター製品が国内では入手できます。 | ||
- | {https:// | + | {{https:// |
- | デスクトップステーションオンラインストアでも販売していますし、一部の模型店でも取り扱いがあります。海外からの輸入も可能です。 | + | LaisDcc製のデコーダテスターは[[https:// |
start.txt · 最終更新: 2024/02/25 15:37 by yaasan