HACX R4の使い方

先日正式にデビューしたお手軽コマンドステーションである、HACX R4の使い方をきちんとまとめて書いていなかった気がしますので、ここで紹介したいと思います。まず、電源を入れると以下の画面が出てきます。ボタンの名称を白字で書いておきましたので、もしケースを加工したら、マジックやインレタ等で書いておくと良いと思います。この辺は、モデラーのみなさまのほうが私よりも技術は上かと思います。

HOMEボタンを押すと、以下のようなメニューが出てきます。△と▽のボタンでカーソルを動かせます。ENTERを押すと、選んだ機能の中に入れます。Analog(簡易PWMアナログパワーパックモード)だけ、DCCで動かしている時と線路出力が大きく変わるのでご注意ください(DCCが強制的にオフになります)。

まず最初はLocoモードの画面です。一番使う頻度の高い画面と思います。そのままの状態の場合、 △と▽のボタンで アドレスを変更できます。POWERボタンで線路電源をONにできます。線路電源ON時はLEDが点滅から常点灯に変わります。DIRボタンで進行方向を切り替えできます。ダイヤルを回すと、表示されているアドレスのスピードを変更できます。FUNCを押すと、ファンクション操作モードに切り替わり、 △と▽のボタンで ファンクション番号を切り替えできます。F0~F28を間で自由に選ぶことができ、ENTERを押すとファンクションのON/OFFを切り替えできます。ファンクション操作が終わったら、もう一度FUNCボタン押すと、 △と▽のボタンで アドレス変更操作が可能な状態に戻ります。公式には、同時に1つの列車しか動かせないと言っていますが、まあ、実は制約は掛けてませんので、複数の車両を動かせます。しかし、お勧めはしません。

TURNOUTのメニューを選ぶと、ポイント操作画面になります。車両とポイントは、全く別のアドレスとなっています。1~2044までの操作が可能です。ヨーロッパでは、オフセット+4という謎の設定があり、ポイントデコーダによっては4つだけアドレスがズレていたりすることがありますのでご注意ください。操作は単純で、ENTERを押すと、Str(直進,緑)とDiv(分岐,赤)の切り替えができます。 △と▽のボタンで アドレスを変更できます。

ADDRESSのメニューを選ぶと、アドレス読み書きモードです。このモードのみ、ボタン操作が変則になってます。DIRを押すと「READ」操作を行い、車両からアドレスを読み出します。FUNCを押すと「WRITE」操作となり、表示されているアドレスに、線路上の車両(デコーダ)を強制変更します。アドレスは、 △と▽のボタンで 変更できます。ENTERを押すと、表示されているアドレスを、LOCO画面に反映し、画面もLOCO画面に切り替わります。つまり、DIRボタンを押して読みだした後、ENTERを押せばすぐに線路に乗っている車両を運転することができるのです。

最後に、Analogメニューを選ぶと、簡易PWMアナログパワーパックモードになります。右のダイヤルを回すと、ダイヤルの位置にあったPWM電圧を出力します。このモードの時、POWERボタンは無効になっていますのでご注意ください。

以上が、簡単なHACX R4の使い方となります。かなり機能も割り切っているので、競合メーカーさんのコマンドステーションに比べて癖があるかもしれませんが、なるべくシンプルになるように心がけており、簡単な操作を提供できるようにしております。高機能なコマンドステーションとしてはDSair2がありますので、ぜひとも検討いただければと思います。

タイトルとURLをコピーしました