電車でGO!のSwitch用マスコンを分解した

ZUIKIから先日発売された、Switch用のマスコンなのですが、Switch用レバーの動きがゲームの操作と逆に動いてしまう状況(力行するとブレーキ、ブレーキすると力行になる)になっており、不良品?(スイッチ側で設定変更できるかも?という話があるようです。まだ確認してません。なおスイッチ側で設定変更はしてません。)でした。正常に動かないということは、分解して世の中に公開し、改造に必要な情報をオープンにしてくれという暗黙のメッセージと解釈し、分解することにしました。

空けた感想としては、かなりシンプルな構造なため、基板を改造するか作り直し、ArduinoやラズパイPicoなどを繋げれば、パワーパック化など、いろいろ改造できると思いますので、ご参考としてください。これは、電子工作&鉄道模型向けには、最高のオモチャかもしれません。

まず、四隅と真ん中の合計6か所のねじを緩めて下蓋を開けます。四隅はスポンジがついてますが、剥がします。

開けた様子。結構シンプル。ハンドルレバーは、4本の信号線です。単純な機械スイッチでして、いわゆるロータリーエンコーダに近い構造です。ソフトを作る場合には、デジタル入力で4本を取得し、論理演算してパターンを求めて行けば良いと思います。不具合が出てたのは、たぶん、このレバーの設定がズレていたためと思われます。機械的に位置を調整してない感じがするので、組み立て後にソフト的にパターンを設定するとき、寝ぼけていたのかなと推察されます。

機械スイッチを取り外した様子。ハンドルレバーに連動して動く幅広のプラ歯車の凸凹を機械スイッチでチェックする機構になっています。機械スイッチなので、単純にOPENとSHORTのパターンしかなく、片側(白色の線)を3.3Vや5Vにプルアップして、取り込むと良いのかもしれません。

基板は以下のようになっていました。

ということで、ご参考になれば幸いです。

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