ミント缶DCCコントローラ5の開発状況

現在のミント缶DCCコントローラ5の開発状況を報告させていただきます。

ミント缶DCCコントローラ5は、TwayDCCさんに移管していたミント缶DCCコントローラシリーズを、いったん返していただき、初代のコンセプトに立ち戻った、シンプルで初心者でも使えるものにするべく焼き直しを行ったものです。

ファームウェア、回路図、部品表は公開させていただき、皆様の思い思いに改造していただく形を採用します。Arduino UNOベースで、ICSPという書き込み端子もArduino・ATMEGA328P・AVR準拠としていますので、Webの資料を見ていただければスムーズに書き換えは可能と思います。

TwayDCCさんのミント缶DCCコントローラ4などと比べると、ディスプレイは4桁の7セグメントとなっていますし、ボタンも少なく、機能は大幅に削られており、できることはハッキリ言って少ないです。逆に、バージョンが上がったとはいえ、全く別のラインナップの位置付けかもしれません。

  • ディスプレイの文字数が2桁から4桁に増えた
  • ディスプレイが大型化
  • 表面実装部品を実装済みとして、より作りやすい・組み立てしやすくした
  • 専用ケースやアクリルパネルをオプション提供することにより、2022年現在で入手が難しくなったALTOIDSのミント缶が無くても、ケースに収納して楽しめるようにした

欠点としては以下の通りです。シンプルを追求するために犠牲にした部分となります。

  • 電源スイッチを省略(薄くするため)
  • 車両アドレスは1~127のショートのみ。ロングアドレスは、あえて非サポート。
  • ポイントアドレスは1~99に限定。
  • CV書込みは1~99に限定。
  • アナログ制御機能を削除。
  • メルクリンデジタル制御機能もサポート除外。

デザインは以下のようなものを準備しています。設計は完了し、部材を手配しているので、最終完成品ができ次第、お見せしたいと思います。3Dプリントで下側・側面部分を囲うケース(下記写真の右側)か、アクリルパネルでサンドイッチする(下記写真左側)かの2通りで提供する予定です。3Dプリントのケースの方が見栄えは良いですが、製造コストが上がるので、基板キットに対してケース価格を別途設定させていただく形になります。

サイズは、W 97mm, H88mm, 厚み22mmとなり、従来よりもコンパクトになります。

前面パネルは、透明のアクリルパネル(別売)に以下のようなカット済のパネル用紙を挟んだものを提供予定です。

販売開始は11月中旬~下旬を見込んでいます。以下の商品ラインナップを検討しております。

  • 組み立てキット 4980円
  • 完成品 6980円
  • アクリルパネルキット 1000円
  • 3Dプリントケースキット 2000円※

※STLファイルを公開します。3Dプリンタをお持ちの方は、アクリルパネルキットを購入ください。印刷の手間賃を頂く形です。

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