====== DSone ====== DSoneは、超小型のDCCとMarklin Motorola 2に対応したマルチプロトコルのコマンドステーションです。 PCや外部のコントローラ機器から接続され、鉄道模型の制御を行うことができます。 Arduino UNOを模型用にアレンジした製品です。 {{http://buin2gou.sakura.ne.jp/sblo_files/powerele/image/DSoneR2-thumbnail2.jpg}} ===== Abstract / 概要 ===== * DCCとMarklin Digital(MM1およびMM2)に対応*2 * 連続2Amax、瞬間4Amax。 * 入力電圧 12-15V用*1 * 8x2液晶搭載。動作状況が把握できます。 * S88-N対応。自動運転の入門用に最適。 * USBまたはUART TTL入力(115200bps)。5V FTDI標準配列 *1 メルクリン18Vに使用する場合は、レギュレータICを交換してください。\\ *2 mfxには未対応です。mfx車両はMM2互換モードがありますのでMM2としてご使用ください。 {{http://buin2gou.sakura.ne.jp/sblo_files/powerele/image/EasyEDA_DSoneR3-thumbnail2.png}} {{::dsoner3_pcb_bottom.png?400|}} ===== 競合品との違い ===== DSoneはシンプルなゲートウェイ機能を中心としたコマンドステーションで、小型・PC接続型のコンセプトを有しています。しかしながら、他社の競合品と違い、安価ながら仕様が完全にオープンでさらに拡張性の高い機能を持っています。 ==== DCCとメルクリンに対応 ==== 競合他社はDCCのみですが、DSoneは、メルクリンの車両・ポイントの制御にも対応しています。\\ 世界中のほとんどのデジタル鉄道模型の制御がこれ一台で可能です。 ==== S88-Nを標準搭載 ==== オープンな在線検出方式のS88-Nに対応。自動運転に最適です。 競合品はS88-Nを持っていないため、自動運転を行うには、別の手段が必要になります。 ==== オープンなハード・ソフトのI/F仕様 ==== DSoneは汎用のUSBまたはUART(5V)が使用できます。ピンはFTDI標準の仕様に準拠しており、Arduinoベースです。 通信のI/F仕様はすべて公開しています。このため、Windows用ソフトDesktopStation Softwareだけでなく、オリジナルの機器からDCCの制御を行うことが出来ます。 詳細は[[Desktop Station's serial communication specification]]を参照ください。 様々な環境で、自由にDCCやメルクリンの車両やポイントの制御がお楽しみいただけます。 ==== 日本設計・主要部品は日本製 ==== 回路は全ての日本国内設計です。レギュレータ、コンデンサや主要部品はすべて日本メーカー製を使用しています。 ===== 必要なもの ===== * ACアダプタ(DC12V~15V, 2A以上を推奨, センタープラス, 外径:5.5mmΦ,内径:2.1mmΦ) * 線路までのフィーダーケーブル * USBケーブル(microUSB) * Windows PC * Desktop Station Software(無料) ===== 使用方法 ===== (1) キット品、超上級者(部品を自分で買う)向けは、組み立てサポートが一切ありません。以下の説明だけで組み上げて戴きます。 * D5は、余った配線などでショートするか、小型のダイオードを実装してください。PC側から電源供給するかしないかをこの部品で決められます。はんだ付けを何もしない場合、必ず、DSoneにACアダプタをつなげてからPCとつないでください。 * IC4,CN4,CN2,C3,C4, USBシリアルボードは付属します。 * IC3(78M05), IC2(TB6643KQ), LCD(AQM0802), CN6(RJ45), CN1(DC jack)は超上級者キットには付属しません。秋月電子で購入ください。標準キットには付属しています。 (2) キット品をお買い上げの場合、下記のDSone用ファームウェアを書き込む必要があります。USB UARTケーブルを接続してArduino UNOからアップロード書込みしてください。なお、PCからの5V電源のみでは書き込みできませんので、必ずACアダプタを接続してからDSone用ファームウェアの書き込みを行ってください。 基板裏面のジャンパ(D5)は、通常はそのまま何もせずご利用ください。外部からの電源供給または外部への電源供給に使用できます。なお電流には相当な制限がありますので、数十mA程度としてください。大電流を流したい場合はDSone上のレギュレータをDCDC型に変更ください。 (3) ファームウェアが書き込み終われば、DesktopStationSoftwareで、存分にDCCの制御が行えます。 ===== Download ===== R3基板向け:\\ ^ソフト名 ^url ^Notes ^ |DSone用ファームウェア R3.1c|[[https://desktopstation.net/bin/DSone_r3_1c.zip|DOWNLOAD]]| Soundtraxx対策, バグ修正| |DSone用ファームウェア R3.1b|[[https://desktopstation.net/bin/DSone_r3_1b.zip|DOWNLOAD]]| DSone R3基板対応、バグ修正| R2基板向け\\ ^ソフト名 ^url ^Notes ^ |DSone用ファームウェア R2.2(旧R2)|[[https://desktopstation.net/bin/DSone_R2.zip|DOWNLOAD]]| 新規公開| |DSone用ファームウェア R2.3(旧R3)|[[https://buin2gou.sakura.ne.jp/sblo_files/powerele/image/DSone_R3-a8502.zip|DOWNLOAD]]| 新規公開| |DSone用ファームウェア R2.4(旧R4)|[[https://desktopstation.net/bin/DSone_R4.zip|DOWNLOAD]]| MM1対応、DCCアイドルパケットバグ修正他| ===== サポート ===== 質問、トラブルなどのサポートは[[http://desktopstation.net/forum/wforum.cgi|DesktopStationForum]]をご利用ください。 なお、サポートを受ける前に[[トラブルが起きたら?]]をご覧ください。また、業務用への利用については、[[業務用への機器の利用について]]を参照ください。 ===== Distribution / 頒布 ===== |キット| 5800円| 表面実装部品は一部はんだ付け済、\\ 主要部品付、シリアルアダプタ付属、ブートローダ書込済| |完成品 | 9800円 |動作確認済, シリアルアダプタ付属| ACアダプタ、マイクロUSBケーブルは別途、ご用意ください。 頒布は終了しました。後継品は、[[DSair2]]です。