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DSair2 ソフトウェアセットアップ

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DSair2をKITで購入した場合、本体ファームウェアと、FlashAirの2つについて、ご自分で設定する必要があります。完成品を購入したユーザーは、届いた後に本体ファームウェアの初期設定作業を行う必要はありません。ただし、自分でFlashAirを購入した場合、FlashAirの初期設定作業は必要です。

ソフトの種類 役割
本体ファームウェア DCC,Marklin,PWMの制御,管理,安全機能
FlashAir Webアプリ Wi-Fi機能,Webアプリの配信サーバー,HTMLや画像データの保管

本体ファームウェアの初期設定・アップデート

※本手順は、PCの使い方に慣れた中級者向けの作業です。自信のない方は、有償サポートをご利用ください。

まず、以下の3種類のファイルをダウンロードします。1と2については、既にダウンロードして、インストール済みの場合は不要です。

  1. CH340G USBドライバをインストールして下さい。
  2. Arduino IDE(無料, https://www.arduino.cc/en/main/software)も予めダウンロードし、インストールして下さい。
  3. ファームウェア・Webアプリから、最新のファームウェア(スケッチ)をダウンロードします。

ダウンロードしたZIPファイルを解凍(展開)し、分かりやすいところに格納します。

Arduino IDEを起動し、「ファイル」メニューの「開く」を押します。

先ほどダウンロードして解凍した、DSairFirmwareスケッチ(DSairFirmware.ino)を開きます。

ここで、DSair2をUSBケーブルを使ってPCに繋げて下さい。ACアダプタは接続する必要はありません。正常にPCで認識し、COMポートが割り付けられることを確認して下さい。

この後、Arduino IDEでボード設定を行います。ボードの種類はArduino nanoとします。プロセッサの選択では、注意点があります。 Arduino IDE 1.8.7以降では、ボードをArduino nanoにした後、プロセッサをATMEGA328P(Old Bootloader)に設定して下さい。デフォルトのままですと、書き込みが出来ません。ただし、1.8.5までのArduino IDEではデフォルトのままで書き込みが行えます。

通信ポートは、DSair2が認識したポートを指定して下さい。ほとんどのケースでは、1つしか表示されていないはずです。この場合は、認識された1つを選択すれば問題ありません。複数ある場合は、いったんDSair2につなげているUSBケーブルを抜いて、どのCOM番号のポートが消えるか(変化するか)、確認すると良いです。

アップロードボタン(メニューのアップロードでも可)で書き込みを行います。

「書き込みが完了しました」、のメッセージが出ていれば完了です。

FlashAirの設定(アップデート)

SDカード内の隠しフォルダSD_WLAN内のファイルを、最新版のファームウェアのSD_WLANフォルダからコピーすることでアップデートが行えます。Windows向けに、隠しフォルダなどを意識せずにアップデートをワンクリックで行うアップデートツールも提供しています。

FlashAirのW-04をご自分で購入された場合は、ファームウェアのバージョンに注意してください。一部の流通品は、初期バージョンの4.00.00であるため、正常に動作しません。アップデートツールが東芝からWebにて提供されていますので、先にアップデート作業を行ってください。バージョンが4.00.01以降の場合、ファームウェアアップデートは不要です。

※ご注意!

なお、富士通製ノートPCの内蔵SDカードスロットや、外付けのSDカードリーダで、W-04のファームウェアアップデートに失敗する報告があります。外部電源を供給可能なUSBハブを使用すると、問題は起きないとことを確認していますが、全てのハブやSDカードリーダの組み合わせで検証しておりません。ファームウェアアップデートには十分、ご注意ください。なお、通常のファイルの読み書きにおいては問題は起きません。なお、もし失敗してカードが使えなくなった場合には、東芝メモリにサポートを依頼してください。なお、並行輸入版ではサポートを受けられないため、故障したら廃棄するしかありません。国内の正規販売店で購入して、アップデートを行ってください。

ツールを使う方法

Windows向けの専用ツールが提供されています。以下のページに記載の手順で、操作すると、自動でDSair2用のWebアプリが導入されます。なお、W-04専用で、4.00.01以降のファームウェアでなければ動作しません。4.00.00の場合は、東芝メモリの提供するファームウェアアップデートツールで4.00.01以降(どれでもかまいません)にアップデートしてください。

FlashAir アップデートツール

手動でアップデートされる場合

上記で頒布しているFlashAirアプリをダウンロードし、パソコンにFlashAirをSDカードスロットに差し込んだら、SD_WLANという隠しフォルダにアクセスし、以下のファイルを上書き保存します。 たとえば、EドライブにFlashAirのドライブが出たら、パスを打ち込む画面にE:/SD_WLAN/と直打ちすると移動できます。隠しフォルダ・ファイルを表示するように設定変更ことも検討ください。

CONFIGという隠しテキストファイルがあるので、テキストエディタで開きます。SD_WLANフォルダ同様、普通には見えないので、隠しファイルを表示するように設定変更します。または、E:\SD_WLAN\CONFIG と入力してENTERを押すと、メモ帳で編集できるようになります。

以下のように行を追加して「APPAUTOTIME=3000000」を足します。この追加の命令は、省電力モードに移行するまでの時間を通常よりも長くする設定です。もし忘れると、操作中に自動で無線通信が停止し、操作ができなくなる場合があります。

[Vendor]
CIPATH=/DCIM/100__TSB/FA000001.JPG
APPMODE=4
APPNETWORKKEY=********
VERSION=F15DBW3BW4.00.00
CID=**************
PRODUCT=FlashAir
VENDOR=TOSHIBA
APPAUTOTIME=3000000
MASTERCODE=***********
LOCK=1

以上の作業で、設定は完了です。SD_WLANフォルダに、ダウンロードしたZIPファイル内のSD_WLAN以下ファイル・フォルダを全てコピーした後、取り外して、DSairのSDカードスロットに差し込んでください。

dsair2_faq.1572096773.txt.gz · 最終更新: 2019/10/26 22:32 by yaasan

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