dsair2_trouble_etc
差分
このページの2つのバージョン間の差分を表示します。
両方とも前のリビジョン前のリビジョン次のリビジョン | 前のリビジョン次のリビジョン両方とも次のリビジョン | ||
dsair2_trouble_etc [2018/12/19 21:07] – [Loconetには対応していますか?] yaasan | dsair2_trouble_etc [2021/08/14 15:20] – [LEDが突然高速点滅] yaasan | ||
---|---|---|---|
行 2: | 行 2: | ||
[[DSair2_Instruction|説明書TOP]] | [[DSair2_Instruction|説明書TOP]] | ||
+ | |||
+ | |||
+ | |||
+ | |||
+ | |||
===== LEDが突然高速点滅 ===== | ===== LEDが突然高速点滅 ===== | ||
行 7: | 行 12: | ||
LEDの点灯パターンによって、エラー状態が異なります。 | LEDの点灯パターンによって、エラー状態が異なります。 | ||
- | 1回点滅の場合: 電圧が正常範囲に入っていません。 | + | ^1回点滅の場合|電圧が正常範囲に入っていません。\\ 運転中・電源オンしたときに発生する場合、ショートしています| |
- | 2回点滅の場合: FlashAirカードが認識できません。 | + | ^2回点滅の場合|FlashAirカードが認識できません。| |
ご注意: ATMEGA328P-PUチップのファームウェアがr0i以前の場合、一部のロットのFlashAirが起動時に認識されないケースがあります。リセットボタンを押すと正常復帰しますが、ファームウェアr0r以降で改善していますので、アップデート作業をお願いします。 | ご注意: ATMEGA328P-PUチップのファームウェアがr0i以前の場合、一部のロットのFlashAirが起動時に認識されないケースがあります。リセットボタンを押すと正常復帰しますが、ファームウェアr0r以降で改善していますので、アップデート作業をお願いします。 | ||
行 16: | 行 21: | ||
RUN LEDが点滅しない場合には、DSairが正常に起動していません。 | RUN LEDが点滅しない場合には、DSairが正常に起動していません。 | ||
- | ・ACアダプタは、接続されていますか? | + | * ACアダプタは、接続されていますか? |
- | ・ACアダプタは正常に電圧(12Vから18V)を出していますか? | + | |
- | ・DSair内でショートしていませんか?はんだ付けを確認してください。 | + | |
===== 線路に電源が流れない ===== | ===== 線路に電源が流れない ===== | ||
- | ・線路がショートしていると、自動で保護機能が動作します。ショート保護動作時はLEDで表示されません。 | + | * 線路がショートしていると、自動で保護機能が動作します。ショート保護動作時はLEDで表示されません。 |
- | ・大容量のコンデンサが搭載された車両は、突入電流が過大で安全機能が働く場合があります。 | + | |
- | ・DSairの筐体内が発熱している場合、過熱遮断機能が働き線路に電流が流れません。出力電流が常時2Aを超える過負荷環境では使用しないでください。 | + | |
- | ・ACアダプタの容量が小さい(2A以下)と、簡単なショートでも止まるケースがあります。大きいレイアウトや、電流をたくさん流す場合には、大容量のACアダプタ(3A以上)を別途、入手してください。 | + | |
===== 線路がショートしたら無線機能が切れた ===== | ===== 線路がショートしたら無線機能が切れた ===== | ||
行 34: | 行 39: | ||
===== DSairが発熱する ===== | ===== DSairが発熱する ===== | ||
- | 1.5Aの電流出力条件で連続で30分以上稼働させると、チップの内部フィンはおおよそ45℃程度(室温20℃)まで上昇します。2.0A連続30分以上の稼働の場合には、60℃弱まで上昇します。動作には問題ありませんが、1.5A連続運転で使用する熱設計となっているため、長時間の1.5A超の稼働はお控えください。なお、長い時間、発熱が限界を超えた場合(おおよそ80℃以上)、自動的にシャットダウンします。大容量が必要な環境ではDSmainをご使用ください。 | + | 1.5A(DSair2は2.0A)の電流出力条件で連続で30分以上稼働させると、チップの内部フィンはおおよそ45℃程度(室温20℃)まで上昇します。2.0A連続30分以上の稼働の場合には、60℃弱まで上昇します。動作には問題ありませんが、1.5~2.0Aの連続運転で使用する熱設計となっているため、長時間の2.0A超の稼働はお控えください。なお、長い時間、発熱が限界を超えた場合(おおよそ80℃以上)、自動的にシャットダウンします。大容量が必要な環境ではDSmainをご使用ください。 |
===== CVが読み出せない ===== | ===== CVが読み出せない ===== | ||
行 87: | 行 92: | ||
古いカトーのパワーパックやDCCコマンドステーションは、交流電源アダプタになっています。ご注意下さい。 | 古いカトーのパワーパックやDCCコマンドステーションは、交流電源アダプタになっています。ご注意下さい。 | ||
+ | |||
+ | ===== ショートした瞬間にデコーダが焼損した ===== | ||
+ | |||
+ | 特定の小さいスケール向けの小型デコーダをHOのダイキャストボディの重量級車両で使用した際に、デコーダが緊急停止などのさいにモータに蓄積された電流によって発生する過電圧現象に耐えきれず、故障する事例が報告されています。 | ||
+ | |||
+ | 小さいスケール向けのデコーダを、大きいスケールで、なおかつ重量のある車両で、さらに最高速度で走行させて急停車などの操作は避けるようにして下さい。 | ||
+ | |||
+ | デコーダの車両の組み合わせに起因する機器の故障やトラブルに関しては、保証しかねます。 |
dsair2_trouble_etc.txt · 最終更新: 2021/08/14 15:22 by yaasan