dsair_wifi_specification
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| dsair_wifi_specification [2019/04/09 22:05] – [ステータスデータの一覧] yaasan | dsair_wifi_specification [2024/01/05 08:43] (現在) – [活用方法] yaasan | ||
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| ====== DSair Wi-Fi Specification ====== | ====== DSair Wi-Fi Specification ====== | ||
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| + | This page describes Wi-Fi interface specification of DSair2. DSair2 supports http REST like API. You can control DCC and Marklin locomotives and turnouts via http. | ||
| 本ページでは、FlashAirベースで開発されたDSairに、ユーザーの皆様が開発・製作した機器やソフトウェアを接続してコントロールするための仕様を公開します。世界で唯一のオープンな無線・Wi-Fi対応のDCCコマンドステーションとして、活用いただければ幸いです。 | 本ページでは、FlashAirベースで開発されたDSairに、ユーザーの皆様が開発・製作した機器やソフトウェアを接続してコントロールするための仕様を公開します。世界で唯一のオープンな無線・Wi-Fi対応のDCCコマンドステーションとして、活用いただければ幸いです。 | ||
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| + | ここに掲載した仕様・コマンドについて、ライセンスはございません。個人利用、クラブ利用、商用利用を含め、常識の範囲でご自由にお使い下さい。 | ||
| ===== 接続方法 ===== | ===== 接続方法 ===== | ||
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| DSairへのコマンドの渡し方は、FlashAirの[[https:// | DSairへのコマンドの渡し方は、FlashAirの[[https:// | ||
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| + | 注: DSairLiteではRaspberryPi PicoWをベースとしているため、FlashAirコマンドを模した機能をサーバーに実装しています。 | ||
| < | < | ||
| + | DSair2の場合: | ||
| http:// | http:// | ||
| + | DSairLiteの場合: | ||
| + | http:// | ||
| </ | </ | ||
| 行 20: | 行 29: | ||
| ===== DSairへの命令・コマンド ===== | ===== DSairへの命令・コマンド ===== | ||
| - | ==== 関数一覧 ==== | + | ==== 関数一覧/Function list ==== |
| - | ^機能 | + | ^Function |
| - | |線路電源|PW(PowerFlag) | PW(1)|PW(0)で線路電源OFF、PW(1)でONです。| | + | |線路電源,Power|PW(PowerFlag) | PW(1)|PW(0)で線路電源OFF、PW(1)でONです。| |
| - | |進行方向|DI(LocoAddr, | + | |進行方向,Direction|DI(LocoAddr, |
| - | |ファンクション|FN(LocoAddr, | + | |ファンクション,Function|FN(LocoAddr, |
| - | |車両速度|SP(LocoAddr, | + | |車両速度,LocSpeed|SP(LocoAddr, |
| - | |ポイント|TO(AccAddr, | + | |ポイント,Turnout|TO(AccAddr, |
| - | |アナログ|DC(AnalogSpeed, | + | |アナログ,AnalogPWM|DC(AnalogSpeed, |
| + | |S88在線センサ, | ||
| - | ^引数 | + | ^Parameters |
| |PowerFlag|OFF=0, | |PowerFlag|OFF=0, | ||
| |Direction|FWD=1, | |Direction|FWD=1, | ||
| 行 42: | 行 52: | ||
| |AnalogDirection| 0 or 1:FWD, 2: | |AnalogDirection| 0 or 1:FWD, 2: | ||
| + | Example of speed command is the follwoing.\\ | ||
| DSairにコマンドを送る例としては、以下のようになります。 | DSairにコマンドを送る例としては、以下のようになります。 | ||
| 行 48: | 行 59: | ||
| </ | </ | ||
| + | You can only send as HTTP GET command.\\ | ||
| HTTP GETコマンドを送るだけです。 | HTTP GETコマンドを送るだけです。 | ||
| 行 55: | 行 67: | ||
| 0.5秒(500ms)間隔程度で、コマンドを送信してください。 | 0.5秒(500ms)間隔程度で、コマンドを送信してください。 | ||
| 他のWi-Fiデバイスからコマンドを同時に打ち込んだ場合、後着優先となります。 | 他のWi-Fiデバイスからコマンドを同時に打ち込んだ場合、後着優先となります。 | ||
| - | ==== アドレスの考え方 ==== | + | ==== Address meanings / アドレスの考え方 ==== |
| + | LocAddr and AccAddr define 16bit address space including DCC and Marklin Motorola2. This means you can control locootives and turnouts as 16bit address.\\ | ||
| LocoAddr, AccAddrのアドレスには、DCCとメルクリンの二つのプロトコルを包含し、さらに車両とアクセサリもカバーした16bitのアドレス空間が定義されています。 | LocoAddr, AccAddrのアドレスには、DCCとメルクリンの二つのプロトコルを包含し、さらに車両とアクセサリもカバーした16bitのアドレス空間が定義されています。 | ||
| - | ^アドレスの種類 | + | ^Address type ^range ^Meaning |
| - | |Marklin Motorola 2 車両| 0x0000-0x07FF | 0(0x0000) - 255(0x00FF) | | | + | |Marklin Motorola 2 Locomotives| 0x0000-0x07FF | 0(0x0000) - 255(0x00FF) | | |
| - | |DCC 車両| 0xC000-0x1FFF | 0(0xC000) - 9999(0xE70F) | | | + | |DCC Locomtoives| 0xC000-0x1FFF | 0(0xC000) - 9999(0xE70F) | | |
| - | |Marklin Motorola 2 アクセサリ| 0x3000-0x37FF | 1(0x3000) - 320(0x3140) | | | + | |Marklin Motorola 2 accessory| 0x3000-0x37FF | 1(0x3000) - 320(0x3140) | | |
| - | |DCC アクセサリ| 0x3800-0x3FFF | 1(0x3800) - 2044(0x3FFC) | | | + | |DCC accessory| 0x3800-0x3FFF | 1(0x3800) - 2044(0x3FFC) | | |
| 実際にコマンドに使用する場合には、10進数に直して使用してください。たとえば0xC000-> | 実際にコマンドに使用する場合には、10進数に直して使用してください。たとえば0xC000-> | ||
| 行 115: | 行 128: | ||
| ==== ステータスデータの一覧 ==== | ==== ステータスデータの一覧 ==== | ||
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| + | Status Data from DSair2(FlashAir shared memory) is ASCII text data. | ||
| データはすべててテキストである。S88データは、BASICからs88start命令が実行されると表示開始されます。実態は、gs8というコマンドをDSair2に送ると、S88機能が動作する流れになっています。 | データはすべててテキストである。S88データは、BASICからs88start命令が実行されると表示開始されます。実態は、gs8というコマンドをDSair2に送ると、S88機能が動作する流れになっています。 | ||
| - | ^IndexByte ^サイズ | + | ^IndexByte ^Size ^Parameter |
| |0 | 1 | 線路電源 | ON=" | |0 | 1 | 線路電源 | ON=" | ||
| |1 | 1 |- | カンマ(, | |1 | 1 |- | カンマ(, | ||
| 行 164: | 行 179: | ||
| 操作コマンドのインターフェースが公開されているので、Wi-Fiスロットルを自分で作ることが出来ます。 | 操作コマンドのインターフェースが公開されているので、Wi-Fiスロットルを自分で作ることが出来ます。 | ||
| - | * ESP-WROOM-02や32、M5Stackを使って、独自にスロットルを作る | + | * ESP-WROOM-02や32、M5Stack、ラズパイピコWを使って、独自にスロットルを作る |
| * スマホアプリを自分で独自に構築してみる | * スマホアプリを自分で独自に構築してみる | ||
| + | * ホスト側に実装してコマンドステーションを作ってみる | ||
| + | ===== FAQ ===== | ||
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| + | ^質問^回答^ | ||
| + | |競合ですがコマンドステーションにこの仕様を実装して良いですか|常識の範囲でご自由にお使い下さい。| | ||
| + | |スロットルを作りたいです。|常識の範囲でご自由にお使い下さい。| | ||
| + | |ロイヤリティは発生しますか|発生しません。常識の範囲でご自由にお使い下さい。| | ||
| + | |使用するのに許可は必要ですか|必要ありません。常識の範囲でご自由にお使い下さい。| | ||
| + | |この仕様を変更して新しい仕様を作っても良いですか|常識の範囲でご自由にお使い下さい。| | ||
| + | |この仕様をライブラリに実装して売ってもいいですか|常識の範囲でご自由にお使い下さい。| | ||
| + | |この仕様を印刷して売っても良いですか|常識の範囲でご自由にお使い下さい。| | ||
| + | |この仕様を雑誌や本に記載しても良いですか|常識の範囲でご自由にお使い下さい。| | ||
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| ===== サポートについて ===== | ===== サポートについて ===== | ||
| - | デジタル鉄道模型フォーラムで対応します。当社へのメールでの直接のサポート依頼は一切承りません。また、当社が開発した製品同士以外との接続に関するトラブルや、不具合については関知しません。ご自分で開発された機器やソフトは、ご自分でメンテナンス・サポートをお願いいたします。 | + | [[https:// |
| + | |||
| + | なお、搭載報告・販売報告等はWelcomeです。ここで事例として、ご紹介します。 | ||
| ===== 活用事例 ===== | ===== 活用事例 ===== | ||
| * [[http:// | * [[http:// | ||
| + | * HMX社 WiFi Throttle [[https:// | ||
| + | * TRAINO Pocket-Throttle [[https:// | ||
| + | * DSair, SL_Sound3用WiFiコントローラ [[https:// | ||
dsair_wifi_specification.1554815145.txt.gz · 最終更新: 2019/04/09 22:05 by yaasan