====== DSairLite ====== 本ページは、更新を終了します。移行先は[[https://desktopstation.net/jp/dsairlite/|こちら]]です。 DSairLiteは、入門~ミドルクラスを想定したDCCコマンドステーション(DCCコントローラ)です。WiFi機能を内蔵しており、最大4台(推奨は1台まで)まで、スマホやサードパーティ製WiFiスロットルに対応しています。 説明書はPDF形式の[[https://desktopstation.net/bin/DSairLite_QuickStartGuide_rev1.1.pdf|クイックスタートガイド]]と、[[dsairlite_manual|wiki形式の説明書]]を参照してください。 1.3インチ・128x64ピクセルの大型OLEDとテンキーを備えており、単体での操作も可能です。 {{:74018_dsairlite_prototype2_full2.jpg?400|}} {{::loco0218_1.png?400|}} {{::dsairlite_osirase2.png?400|}} {{::robotdriver_6.png?400|}} ===== 関連資料・ページ ===== * [[https://desktopstation.net/bin/DSairLite_QuickStartGuide_rev1.1.pdf|クイックスタートガイド(PDF)]] * [[https://desktopstation.net/bin/BD77_DSairLite%20User'sManual_rev0.14.pdf|ユーザーズマニュアル(PDF)]] 2024/9/22 * [[dsairlite_manual|Web説明書]] * [[DSair_WiFi_Specification]] * [[DCPowerSupply]] * [[DSair_3rdParty_Throttle]] ===== 特徴 ===== DSairLiteは、3つの方法でDCC車両をコントロールできます。 * 本体に備わったOLED及びテンキーによる操作 * お手持ちのスマホで操作(Webアプリまたはサードパーティ製の専用アプリの導入が必要) * パソコンで操作([[Desktop Station Software]]を利用) * サードパーティのWiFiスロットルで操作 お好きな方法で、自由自在にDCC車両を楽しみましょう。 ===== 仕様 ===== ^仕様項目 ^仕様^ 備考^ |サポートプロトコル |DCC\\ Analog PWM(DC Pulse) | NMRA準拠 | |動作確認済みデコーダ |後述 | | |DCCアドレス| 車両1-9999, アクセサリ 1-2044| | |DCC速度ステップ| 127固定| 内部は14,28対応 | |CV書き込み | ダイレクトモードのみ, CV1-CV1024まで| プログラミング端子は兼用 | |CV読み込み | ダイレクトモードのみ, CV1-CV1024まで| プログラミング端子は兼用| |BiDi/RailCom | 開発中 | 2024年2月12日現在 | |入力電圧| 直流(DC) 12-19V | AC/ACトランスは接続禁止。故障します。 | |出力電流| 連続2.0A, 瞬間4.5A| | |保護|低電圧(8V), 過電圧(21V), \\ 過電流(ショート,6A), 過熱(150℃) | | |Wi-Fi接続台数| 最大4台((2台以上は通信動作が安定しない場合があります))| Wi-Fi親機として動作時 | |対応ブラウザ| 簡易表示のみ| | |外部I/F| miniUSB及びWi-Fi| アップデート(USB)及び運転操作用(Wi-Fi) | ===== ご使用前の準備 ===== (1) ACアダプタの準備 必ず、[[DCPowerSupply]]をお読みください。 間違ったACアダプタを使用して故障させた場合、多数の電子部品が故障するため、修理は一切承りません。新規での購入をお願いします。 (2) フィーダ線の準備 フィーダ線をコネクタにネジ止めしましょう。-(マイナス)の精密ドライバーを用意してください。以下のように、線を好きな長さにカットして、被覆を剥いて使用します。 DCC(デジタル鉄道模型)は、アナログ鉄道模型のように極性(+と-)はありません。ショートにだけ注意して、配線してください。 {{::dsair2_allinonepack5.jpg?300|}} {{::dsair2_allinonepack6.jpg?300|}} ===== 販売・購入方法 ===== 通販では、デスクトップステーション株式会社直営通販サイトの[[https://desktopstation.net/shop/|デスクトップステーションオンラインストア]]で購入いただけます。 実店舗では、千葉・船橋の[[http://mokei.ishida-funabashi.com/web/|石田商店]]様、[[http://modelland.blog19.fc2.com/|モデルランド田中]]様などでも購入が可能です。 ===== 動作チェック済デコーダ ===== ^メーカー ^製品名 ^確認状況 ^ 備考^ |D&H | SD16A | 〇 | | |DesktopStation | DSwatch | 〇 | | |DesktopStation | SmileSoundシリーズ | 〇 | | |Digitrax/KATO|EM14 | 〇| | |Digisight | SoundDecoder | 〇 | |ESU | LokSound5シリーズ | 〇 | | |ESU | LokPilot V4シリーズ | 〇 | | |ESU | LokPilot nano Standard | 〇 | | |Kuehn| T65-21 | 〇 | | |LaisDcc| 各種 | 〇 | | |Lenz | STANDARD+ V2 | 〇 | |永末システム事務所(NGDCC)| DE33sx_EF65K | 〇 | | |Nagoden | 各種デコーダ | 〇 | | |Nucky | ポイントデコーダ4 | 〇 | |Nucky | ワンコインデコーダ6 | 〇 | |Rokuhan | A059 | 〇 | | |SOUNDTRAXX | Econami, Tsunami |〇|202403xx以降 | |ZIMO |MX634C | 〇 | | |天賞堂|カンタムサウンド搭載車両|〇 | | ===== ダウンロード ===== ==== ファームウェア ==== 専用ツールをご用意しています。Windows10以降のPCがあれば、お手元のPCでファームウェアのアップデートは無償で行えます。 最初に書き込む場合、DSairLiteと識別ができないため、手動でDSairLiteをリストから選択し、Updateボタンを押してアップデートを行ってください。1度書き込むと、DSairLiteの識別情報をDSupdate側に通知できるようになるため、自動でDSairLiteがアップデート作業時に選択されます。 ^配布形式 ^ダウンロードリンク^ 更新履歴^ |バイナリ・簡単アップデートツール DSupdate| [[https://desktopstation.net/bin/DSupdate_20240921.zip|2024年9月21日]]|ロボット運転に保存・読み出し機能を追加| |バイナリ・簡単アップデートツール DSupdate| [[https://desktopstation.net/bin/DSupdate_20240907.zip|2024年9月07日]]|エラー表示デザイン見直し| |バイナリ・簡単アップデートツール DSupdate| [[https://desktopstation.net/bin/DSupdate_20240824.zip|2024年8月24日]]|機能改善| |バイナリ・簡単アップデートツール DSupdate| [[https://desktopstation.net/bin/DSupdate_20240821.zip|2024年8月21日]]|ディスプレイ文字化け対策| |バイナリ・簡単アップデートツール DSupdate| [[https://desktopstation.net/bin/DSupdate_20240814.zip|2024年8月14日]]|ティーチング機能のBugfix(進行方向反映ミス)| |バイナリ・簡単アップデートツール DSupdate| [[https://desktopstation.net/bin/DSupdate_20240804.zip|2024年8月4日]]|WebAppで重連対応,フォント見直し他| |バイナリ・簡単アップデートツール DSupdate| [[https://desktopstation.net/bin/DSupdate_20240724b.zip|2024年7月24日 B版]]| gzip取り込みに対応,途中生成物を削除するようにした| |バイナリ・簡単アップデートツール DSupdate| [[https://desktopstation.net/bin/DSupdate_20240707.zip|2024年7月7日]]| WebAppをDSairベース簡略版に変更| |バイナリ・簡単アップデートツール DSupdate| [[https://desktopstation.net/bin/DSupdate_20240618.zip|2024年6月18日]]| | |バイナリ・簡単アップデートツール DSupdate| [[https://desktopstation.net/bin/DSupdate_20240525.zip|2024年5月25日]]| | |UserWebAppテンプレート|[[https://desktopstation.net/bin/UserWebAppTemplate_20240722.zip|2024年7月22日]]|新規追加 | 以下の方法で、手動アップデートも可能です。 - DSairLiteのケースを外し、Raspberry Pi Pico Wの基板上にあるタクトスイッチを押したままにする - DSairLiteにUSBケーブルを接続し、PCに接続する - Raspberry Pi Pico Wの基板上にあるタクトスイッチを離す - PC上で、USBメモリのドライブが認識される - DSupdateのフォルダの中にあるfirmwareのDSairLite.202xyyyy.uf2を認識したUSBメモリにD&Dする - 書込が終わったら、USBケーブルを外す ==== その他データ ==== カスタマイズできるように、CADデータなどを公開しています。常識の範囲内でご自由にお使いください。 * [[https://desktopstation.net/bin/Case_Bottom_DSairLite_rev_d_20231226-BodyChamfer.zip|3Dプリントケースデータ(FreeCAD及びSTL形式)]] 2024/1/31 * [[https://desktopstation.net/bin/Panel_Top_DSairLite_r1b_20240105.zip|上面アクリルパネルデータ(FreeCAD及びDXF,SVG形式)]] 2024/1/31 * [[https://desktopstation.net/bin/Paper_Top_DSairLite_r1.zip|前面パネル用紙データ]] 2024/1/4 使用ツールは、3DプリントケースはFreeCAD、パネル用紙はInkscapeとなります。両方ともにOSSのツールで無償で使用できます。 ===== ユーザーレビュー ===== * [[http://kotenki.cocolog-nifty.com/loco/2024/02/post-0128a3.html|DSair Liteを組む]] 汽車をつくる February 29, 2024 * [[https://keitetsu.blogspot.com/2024/04/desktopstation-dsairlite.html|DSairLiteを購入しました]] 2024/04/29 * [[http://jp-mtcc.com/?p=4170|「DSairLite」の組立]] MTCC グループ軌道線 2024/7/15 ===== サポート ===== メールまたは[[https://desktopstation.net/bb/|デジタル鉄道模型フォーラム]]の[[https://desktopstation.net/bb/showthread.php?tid=536|DSairLiteサポートスレッド]]にて受付いたします。 特に故障や不具合等の問い合わせの際は、必ず写真や発生する状況・情報の説明を添付してください。原因究明に時間を要する場合、または解決に至らない可能性があります。 ==== よくある質問 ==== ^質問内容 ^回答^ |ACアダプタは何を買えばよいですか?|秋月電子で販売されている、AD-D120P200(12V/2A)やLTE50ES-S3-3150A(15V/3.34A)などお勧めします。極性:センタープラスで、適合外径:5.5mm,適合内径:2.1mmとなっている、12V~16Vのものを選んでいただければ動作します。なお、この仕様に合わないものは絶対に使わないでください。一部の大手模型メーカーが過去に販売していたパワーパックのアダプタは、規格外の場合があり、機器を破壊するケースがありました。| |本体からジージーという音が聞こえます |OLEDディスプレイの昇圧コンバータと呼ばれる電子部品から出る音です。異常ではありませんので、安心してご利用ください。| |アップデートすると画面がロゴのままで操作できない|アップデート直後はうまく起動しない場合があります。いったん電源を入れなおすと復旧します。| |電源を入れてもディスプレイに何も表示されません。|ファームウェアは書き込みされてますか?キット品にはファームウェアが書き込まれていないため、組み立てただけでは何も動作しません。説明書をきちんとお読みください。| |XX社のデコーダがうまく動かない|デジタル鉄道模型フォーラムに状況をご投稿ください。有志と共に調査させていただきます。| |部品が入っていませんでした|申し訳ございません。無償で不足部品をお送りいたします。弊社サポートまでメールかお問い合わせフォームにてご連絡ください。| |部品を壊してしまいました。どうすればよいですか。|故障させてしまった場合の部品分売を行ってます。弊社サポートまでメールかお問い合わせフォームにてご連絡ください。秋月電子で売ってるものは秋月電子のご利用が便利です。| |基板だけ欲しい|現在は販売しておりません。在庫が十分確保されている場合、基板のみの販売をする場合があります。| |KIT品を買ってはんだ付け・組み立てましたが正常に動作しません|KIT品は有償(3000円~)にて弊社で点検修理を行います。なお、情報提供など、故障解析・原因究明に積極的に協力していただく場合には、点検費用は無償となる場合もあります。| |WiFiがつながりません|仮想プロキシソフト、ウイルス対策ソフト、VPNソフト、広告除去ソフト等を利用している場合、正常に動作しません。| |有線のスロットルを繋ぎたい|有線のI/Fを持っておりません。サードパーティのWiFiスロットルを利用ください。| |5m以上離れると接続が切れます|WiFiモジュールの出力電力の関係で、半径5mを超えるとエラーが発生しやすくなります。| |スロットルを2台以上繋げると、接続に失敗したり、操作が反映されません| 使用している無線モジュールの性能によるものです。1台のみでご利用ください。複数台で接続したい場合は、上位機種のDSair2をご利用ください。 | |ほかのメーカーのデコーダにも対応していますか| 弊社やユーザーで確認したデコーダはリストを本ページで公開しています。 | |デコーダが発熱して壊れました|デコーダの何らかの配線がショートしている場合があります。また、スケール・ゲージと合わないデコーダを車両に使用した場合にも、同様の問題が発生します。1度壊れてしまったデコーダは治りませんので、使用できません。| |安全機能が動作しません|DSairLiteに限らず、安全機能・保護機能はすべての異常に対応できる完ぺきなものはありません。使用される環境、スケール・ゲージ、車両台数等を考慮する必要があります。| |CVが読めません|モータが繋がっていないデコーダからは、CVを読み出すことが困難な場合があります。| |アドレスが書き込めません|モータが繋がっていないデコーダには、アドレス書き換え機能でアドレスを書くことができません。CV29を読み出す必要があるためです。| |本体で操作中の車両をWiFiスロットルで操作すると、速度が突然変わります|1つの車両を、本体とWiFiスロットルの両方から操作することはできません。速度指令が本体とスロットルで競合する場合があります。| ===== ライセンス ===== 2024年7月14日付で削除。7月14日まで公開していたソースコードについて、ダウンロードされていた場合は、従来のライセンスの通り使用可能です。 DSupdateに添付しているDSairLite用のファームウェアバイナリについては、常識の範囲でご利用ください。互換品の製造・販売を妨げることはいたしません。 ===== 法的表示 ===== DSairLiteは、WiFi無線モジュールとしてRaspberryPi PicoWを使用しています。 技適の表示は[[https://www.tele.soumu.go.jp/giteki/SearchServlet?pageID=jg01_01&PC=008&TC=N&PK=1&FN=221101N008&SN=%94%46%8F%D8&LN=1&R1=*****&R2=*****|Raspberry Pi Pico W]]に準じます。 本製品では日本国内向け製品であり海外での利用を対象外としているため、日本国外における法的表示については省略します。 {{::技適マーク_raspberrypipicow.png?200|}} DSairLiteは、以下のオープンソースソフトウェアを使用しています。 * [[https://github.com/earlephilhower/arduino-pico|Arduino-Pico]]ライブラリ (LGPL) * The RP2040 GCC-based toolchain is licensed under under the GPL. * The Pico-SDK is by Raspberry Pi (Trading) Ltd and licensed under the BSD 3-Clause license. * Networking and filesystem code taken from the ESP8266 Arduino Core and licensed under the LGPL. * DHCP server for AP host mode from the Micropython Project, distributed under the MIT License. * OzOLED (LGPL) * [[https://github.com/Tamakichi/Arduino-misakiUTF16|Arduino-misakiUTF16]] (フリーソフトウェア) * 美咲フォント (フリーソフトウェア) * Arduino 各種ライブラリ (LGPL) * QRCode library(MIT)