dshacxr4.1
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dshacxr4.1 [2021/11/24 08:38] – [結線図・回路図] yaasan | dshacxr4.1 [2021/11/30 10:44] – [基板とOLEDの取り付け] yaasan | ||
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* パワーパックのメーカーであるK社様に問い合わせやサポートを依頼すること | * パワーパックのメーカーであるK社様に問い合わせやサポートを依頼すること | ||
* 組み立てをDesktopStationに依頼する事(組み立て後の不具合、修理は有償で実施しております) | * 組み立てをDesktopStationに依頼する事(組み立て後の不具合、修理は有償で実施しております) | ||
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- | ===== 基板情報 ===== | ||
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- | ==== 結線図・回路図 ==== | ||
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- | ==== アートワーク ==== | ||
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===== 部品表(BOM) ===== | ===== 部品表(BOM) ===== | ||
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|C2,C3 |47uF, | |C2,C3 |47uF, | ||
|SW1, | |SW1, | ||
- | |スペーサ, | ||
|PCB | | | | | |PCB | | | | | ||
+ | |||
+ | ^Specification ^個数 ^Notes ^ | ||
+ | |スペーサ(メスメス), | ||
+ | |M3ねじ| 8pcs | | | ||
+ | |固定用ビス |4pcs | | | ||
+ | |アクリルパネル| 1pcs | | | ||
+ | |印刷済パネル紙| 1pcs | | | ||
+ | |||
ケースに入れてコマンドステーションとして完成させるために必要なものは以下の通りです。 | ケースに入れてコマンドステーションとして完成させるために必要なものは以下の通りです。 | ||
- | ==== KATO パワーパック スタンダードSXを使って組み立てる場合 ==== | + | |[[https:// |
- | ^Parts No ^Specification ^入手元 ^Notes ^ | + | ===== 基板のはんだ付け ===== |
- | |[[https:// | + | |
- | |[[https:// | + | |
- | |[[https:// | + | |
+ | - パワーパックSXの基板から、配線をすべてはんだごてを使って取り外します | ||
+ | - HACX R4基板に、ATMEGA328P-PU、TB6643KQをはんだ付けします。 | ||
+ | - タクトスイッチもはんだ付けします。 | ||
+ | - パワーパックSXから取り外した、DC電源線、フィーダ線をはんだ付けします。DC電源線は極性があり、赤が+、黒がーとなります。間違えると、HACX R4基板は故障しますので、基板上のシルク印刷と、写真を見て確認をお願いします。 | ||
+ | - OLEDは、若干斜めに折り曲げる必要があります。 | ||
- | ==== タカチ汎用ケースTW7-4-11シリーズを使って組み立てる場合 ==== | + | 基板は背の低い部品から、はんだ付けをしてください。表面実装部品は既にはんだ付け済みです。また付属のATMEGA328Pもファームウェアを書き込み済みです。 |
- | ACアダプタ、DCジャック、フィーダ線はDSair2の内容を加味し、ご自分で選定ください。 | + | {{:: |
- | ===== 基板のはんだ付け | + | 部品をはんだ付けすると以下のようになります。 |
- | 最初にピンフレーム、ATMEGA328P-PU、TB6643KQをはんだ付けします。購入いただいたキットに部品は全て付属しておりますが、追加で欲しい場合は以下を参考に、秋月電子で部品を各自で調達してください。 | + | {{::dshacx4_pcb_soldered.jpg?400|}} |
- | + | ||
- | ^Parts No ^Specification ^Akizuki ^Notes ^ | + | |
- | |OLED| I2C OLED, | + | |
- | |OLED PinFrame | 4pin 2.54mm pitch Pin Frame |[[https:// | + | |
- | |IC2|TB6643KQ|[[https:// | + | |
- | |IC4|ATMEGA328P-PU|[[https:// | + | |
- | |C7 |220uF, | + | |
- | |C2,C3 |47uF, | + | |
- | |SW1, | + | |
- | |スペーサ, | + | |
- | |基板固定ネジ | KATO SXの場合は不要 | | | | + | |
- | |PCB | | |PCBに付属 | + | |
- | {{:: | ||
===== 組み立て ===== | ===== 組み立て ===== | ||
- | [[https:// | ||
- | 以下のケースに対応しています。なお、[[https:// | + | 大きな作業項目は下記の通りです。 |
- | * KATO パワーパックSX(22-018) | + | * パワーパックSXの分解、部品の取り外し |
- | * タカチ [[https:// | + | * パワーパックSXの前面くりぬき加工(超音波カッターがあると便利) |
+ | * 基板の組み立て(前述) | ||
+ | * OLEDの取り付け | ||
+ | * 印刷済み前面パネルの穴部分くりぬき(デザインナイフ、またはカッターを使用) | ||
+ | * アクリルパネル、印刷済み前面パネル、基板、OLEDの取り付け | ||
+ | * パネルのビス止め | ||
+ | * ケースへの収納 | ||
+ | * ケースの固定と完成・動作確認 | ||
- | ケースにはあらかじめ加工をしてください。刃物を使用するため、けがには十分ご注意ください。 | + | ==== パワーパックSXの分解、部品の取り外し ==== |
- | パワーパックSXを加工する場合の3Dプリンタ用型紙は以下の通りです。 | + | [[https:// |
- | [[https:// | + | |
+ | [[https:// | ||
+ | |||
+ | 下記のように分解できれば、準備完了です。 | ||
+ | |||
+ | {{:: | ||
+ | |||
+ | {{:: | ||
+ | |||
+ | |||
+ | ==== パワーパックSXの前面くりぬき加工 ==== | ||
+ | |||
+ | 超音波カッターなどを用いて、前面パネルをくりぬきます。なお、きれいにカットできず曲がっていても問題ありません。多少曲がっていても、最後は印刷済みパネルをかぶせますので、切った部分は全く見えなくなります。気にせず作業しましょう。 | ||
{{https:// | {{https:// | ||
- | {{https:// | + | 以下のようにカットをしていきます。端を少し残すのがポイントです。 |
- | {{https:// | + | {{https:// |
- | {{https:// | + | 超音波カッターでカットした様子が下記です。 |
- | {{https:// | + | {{:: |
- | {{https:// | + | カットした部分を取り除いた様子です。超音波カッターは、溶かしながら切りますので、切断面は少し盛り上がります。このため、デザインナイフや彫刻刀等を用いて削り取る必要があります。 |
- | {{::dshacx4_kit_case_customize.png?400|}} | + | {{::hacxr4_newpanel4_mini.jpg|}} |
- | 基板は背の低い部品から、はんだ付けをしてください。表面実装部品は既にはんだ付け済みです。また付属のATMEGA328Pもファームウェアを書き込み済みです。 | + | また、ねじの形をした部分が四隅に4つありますが、少し出っ張っていてアクリルパネルを載せたときに干渉するので、デザインナイフか彫刻刀で少し削り、周りの高さと合わせるようにしてください。 |
- | {{::dshacx4_pcb.jpg?400|}} | + | {{:undefined:hacxr4_newpanel4_miniredarrow.jpg?400|}} |
- | 部品をはんだ付けすると以下のようになります。 | + | ==== 印刷済用紙の穴あけ加工 ==== |
- | {{:: | + | カッターやデザインナイフを使って、穴あけ加工をしてください。 |
+ | |||
+ | ==== 基板とOLEDの取り付け ==== | ||
- | OLEDを取り付けると以下のようになります。 | + | OLEDの位置が若干ずれていますので、基板とアクリルパネル、印刷済み用紙の位置を調整しながら設置してください。 |
- | {{:: | ||
- | パワーパックSXの配線から移植をすると、以下のようになります。注意点としては、DCジャック配線のはんだ付けです。黒色の線はGND、赤色の線は+12Vのシルクの個所にはんだ付けしてください。**間違えると、基板が損傷してしまいます**ので、ご注意ください。 | + | スペーサーとM3ネジで、トップパネルと基板を固定していきます。 |
- | {{:: | ||
- | パワーパックSXに取り付けた様子です。付属のM3ねじ、スペーサー、凸型スペーサを用いて、OLED左上側の基板が沈み込まないように調整してください。 | + | ==== トップパネルのビス止め ==== |
- | {{:: | ||
+ | 基板とOLED、印刷済み用紙を取り付けたトップパネルを、ビスで固定します。 | ||
- | 基板を取り付けたら、レバーなどを戻していきます。 | + | Φ2mm未満のピンバイスを用意し、ビスで固定する前に予備的に穴を軽く掘ります。ビスが食い込む程度で良いので、1mm弱ほど彫り込んでください。四隅に穴を開けます。トップパネルを載せた状態で行うと良いでしょう。 |
- | {{:: | + | 付属のビスで本固定します。もし何度かビスを取り付けし直して、穴が使用できなくなってしまった場合には、少し大きめのビス(付属のビスは2.3mmのタイプです。2.5mm~2.7mm程度のもの)をご自分で用意すると、復旧できます。 |
+ | ==== コネクタの取り付けと下側ケースの装着 ==== | ||
- | これで完成です。 | + | DCジャックケーブルと、フィーダケーブルを上側ケースの下の位置に固定します。 |
- | {{:dshacx4_kit_5.jpg?400|}} | + | {{:: |
===== 仕様 ===== | ===== 仕様 ===== | ||
dshacxr4.1.txt · 最終更新: 2022/04/20 07:42 by yaasan