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dshacxr4.1 [2021/11/24 08:53]
– [組み立て] yaasan
dshacxr4.1 [2022/04/20 07:42] (現在)
– [頒布] yaasan
行 11: 行 11:
 はんだ付けや、ケースのくりぬき工作作業が必要なため、工作経験をお持ちの方を対象としています。工作経験を持つ、知り合い・ご友人の力を借りて組み上げられる場合には、その限りではありません。 はんだ付けや、ケースのくりぬき工作作業が必要なため、工作経験をお持ちの方を対象としています。工作経験を持つ、知り合い・ご友人の力を借りて組み上げられる場合には、その限りではありません。
  
-有償による修理サービスや、部品の別売も行っておりますので、もしも失敗した場合にはデスクトップステーション株式会社までご相談ください。+有償による修理サービスや、部品の別売も行っておりますので、もしも加工や工作に失敗した場合にはデスクトップステーション株式会社までご相談ください。
 ===== できること ===== ===== できること =====
  
行 34: 行 34:
   * パワーパックのメーカーであるK社様に問い合わせやサポートを依頼すること   * パワーパックのメーカーであるK社様に問い合わせやサポートを依頼すること
   * 組み立てをDesktopStationに依頼する事(組み立て後の不具合、修理は有償で実施しております)   * 組み立てをDesktopStationに依頼する事(組み立て後の不具合、修理は有償で実施しております)
- 
-===== 基板情報 ===== 
- 
- 
-==== 結線図・回路図 ==== 
- 
- 
-==== アートワーク ==== 
- 
  
 ===== 部品表(BOM) ===== ===== 部品表(BOM) =====
行 56: 行 47:
 |C2,C3 |47uF,25V,25MH747MEFC6.3X7 |[[https://akizukidenshi.com/catalog/g/gP-10596/|P-10596]] | |C2,C3 |47uF,25V,25MH747MEFC6.3X7 |[[https://akizukidenshi.com/catalog/g/gP-10596/|P-10596]] |
 |SW1,SW2,SW3,SW4,\\ SW5,SW6,SW7| Tact Switch H=18mm | | | |SW1,SW2,SW3,SW4,\\ SW5,SW6,SW7| Tact Switch H=18mm | | |
-|スペーサ,M3ねじ| 15mm程度 | | | +|PCB |独自基板 | | | 
-|PCB | | | |+ 
 +^Specification ^個数 ^Notes ^ 
 +|スペーサ(メスメス),M3 14mm | 4pcs | | 
 +|M3ねじ| 8pcs 
 +|固定用ビス |4pcs | | 
 +|アクリルパネル1pcs | | 
 +|印刷済パネル紙| 1pcs | | 
  
 ケースに入れてコマンドステーションとして完成させるために必要なものは以下の通りです。 ケースに入れてコマンドステーションとして完成させるために必要なものは以下の通りです。
  
-==== KATO パワーパック スタンダードSXを使って組み立てる場合 ====+|[[https://www.katomodels.com/product/p/power_pack_standard_sx|22-018]]|パワーパックスタンダードSX(ACアダプター別売)|
  
  
-^Parts No ^Specification ^入手元 ^Notes ^ +===== 基板のはんだ付け =====
-|[[https://www.katomodels.com/product/p/power_pack_standard_sx|22-018]]|パワーパックスタンダードSX(ACアダプター別売)|量販店,模型店| メーカー保証無効となります | +
-|[[https://www.katomodels.com/product/p/ac_adapter|22-082]]|(Nゲージに使用する場合)N用ACアダプター|量販店,模型店|排他 | +
-|[[https://www.katomodels.com/product/p/ac_adapter|22-083]]|(HOゲージに使用する場合)HO用ACアダプター|量販店,模型店|排他 |+
  
 +  - パワーパックSXの基板から、配線をすべてはんだごてを使って取り外します
 +  - HACX R4基板に、ATMEGA328P-PU、TB6643KQをはんだ付けします。
 +  - タクトスイッチもはんだ付けします。
 +  - パワーパックSXから取り外した、DC電源線、フィーダ線をはんだ付けします。DC電源線は極性があり、赤が+、黒がーとなります。間違えると、HACX R4基板は故障しますので、基板上のシルク印刷と、写真を見て確認をお願いします。
 +  - OLEDは、若干斜めに折り曲げる必要があります。
  
 +基板は背の低い部品から、はんだ付けをしてください。表面実装部品は既にはんだ付け済みです。また付属のATMEGA328Pもファームウェアを書き込み済みです。
  
 +{{::dshacx4_pcb.jpg?400|}}
  
-===== 基板のはんだ付け =====+部品をはんだ付けすると以下のようになります。
  
-最初にピンフレーム、ATMEGA328P-PU、TB6643KQをはんだ付けします。購入いただいたキットに部品は全て付属しておりますが、追加で欲しい場合は以下を参考に、秋月電子で部品を各自で調達してください。 +{{::dshacx4_pcb_soldered.jpg?400|}}
- +
-^Parts No ^Specification ^Akizuki ^Notes ^ +
-|OLED| I2C OLED,0.96inch,128x64 |[[https://akizukidenshi.com/catalog/g/gP-12031/|P-12031]] | | +
-|OLED PinFrame | 4pin 2.54mm pitch Pin Frame |[[https://akizukidenshi.com/catalog/g/gC-05779/|C-05779]] | | +
-|IC2|TB6643KQ|[[https://akizukidenshi.com/catalog/g/gI-07688/|I-07688]] | | +
-|IC4|ATMEGA328P-PU|[[https://akizukidenshi.com/catalog/g/gI-03142/|I-03142]]  | | +
-|C7 |220uF,35V,\\ 35ZLH220MEFCCT8X11.5 |[[https://akizukidenshi.com/catalog/g/gP-11758/|P-11758]] | +
-|C2,C3 |47uF,25V,25MH747MEFC6.3X7 |[[https://akizukidenshi.com/catalog/g/gP-10596/|P-10596]] | +
-|SW1,SW2,SW3,SW4,\\ SW5,SW6,SW7| Tact Switch H=18mm | |PCBに付属 | +
-|スペーサ,M3ねじ| 15mm程度 | | | +
-|基板固定ネジ | KATO SXの場合は不要 | | | +
-|PCB | | |PCBに付属 |+
  
  
-{{::dshacx4c_akizuki_partslist.png?600|}}+パワーパックSXの配線などを移植して、以下のような形にしてください。
  
 +  - VRは、上から緑・黄・灰の順番ではんだ付け。
 +  - DCジャックは極性があります。赤が+12V、黒がGNDに配線してください。
 +  - フィーダ出力は、特に極性はありません。
 ===== 組み立て ===== ===== 組み立て =====
  
行 98: 行 91:
   * パワーパックSXの分解、部品の取り外し   * パワーパックSXの分解、部品の取り外し
   * パワーパックSXの前面くりぬき加工(超音波カッターがあると便利)   * パワーパックSXの前面くりぬき加工(超音波カッターがあると便利)
-  * 基板の組み立て+  * 基板の組み立て(前述)
   * OLEDの取り付け   * OLEDの取り付け
   * 印刷済み前面パネルの穴部分くりぬき(デザインナイフ、またはカッターを使用)   * 印刷済み前面パネルの穴部分くりぬき(デザインナイフ、またはカッターを使用)
   * アクリルパネル、印刷済み前面パネル、基板、OLEDの取り付け   * アクリルパネル、印刷済み前面パネル、基板、OLEDの取り付け
-  * パネルの接着+  * パネルのビス止め
   * ケースへの収納   * ケースへの収納
   * ケースの固定と完成・動作確認   * ケースの固定と完成・動作確認
  
 +==== パワーパックSXの分解、部品の取り外し ====
  
 +[[https://www.katomodels.com/product/p/power_pack_standard_sx|KATOパワーパック スタンダードSX]](22-018)のケースを改造して流用します。当然のことでありますが、分解・改造した時点で製品の保証は無くなります。本キットに関連することについて、KATO社への問い合わせは絶対にしないでください。KATO社へ問い合わせを行う可能性のある方は、HACXの利用をおやめください。
  
  
 +[[https://desktopstation.net/blog/2021/11/30/kato-%e3%83%91%e3%83%af%e3%83%bc%e3%83%91%e3%83%83%e3%82%af%e3%82%b9%e3%82%bf%e3%83%b3%e3%83%80%e3%83%bc%e3%83%89sx%e3%81%ae%e5%88%86%e8%a7%a3%e6%96%b9%e6%b3%95/|パワーパックSXの分解方法はブログにてご紹介]]していますので、ご一読ください。はんだごて、ドライバー、モンキーレンチなどが必要となります。
  
 +下記のように分解できれば、準備完了です。
  
-[[https://desktopstation.net/blog/2021/05/29/ds-hacx-r4%e3%82%92%e8%a9%a6%e4%bd%9c/|DS HACX R4を試作]]を参照ください。+{{::hacxr4_newpanel13_minia.jpg|}}
  
-以下のケースに対応しています。なお、[[https://www.katomodels.com/product/p/power_pack_standard_sx|KATOパワーパック スタンダードSX]](22-018)のケースを改造して流用できますが、分解した時点で製品の保証は無くなります。本キットに関連することについて、メーカーへの問い合わせは絶対にしないでください。+{{::hacxr4_newpanel13_minib.jpg|}}
  
-  * KATO パワーパックSX(22-018) 
-  * タカチ [[https://www.takachi-el.co.jp/products/TW_TWN|TW7-4-11BまたはTW7-4-11G]] (汎用プラスティックケース) 
  
-スにはあらかじめ加工をしてください。刃物を使用するため、けがには十分ご注意ください。+==== パワパックSXの前面くりぬき加工 ====
  
-パワーパックSX加工る場合3Dプリンタ用型紙以下の通す。 +超音波カッタなどを用いて、前面ネルをくりぬきます。なお、きれいにカトできず曲がっていても問題ありません。多少曲がっていても、最後は印刷済みパネルかぶせますので、切った部分全く見えなくなす。気にせず作業しましょう。
- +
-[[https://desktopstation.net/bin/HACX_KATAGAMI_r0.FCStd|FreeCADデータ]], [[https://desktopstation.net/bin/HACX_KATAGAMI_r0.stl|STLデータ]]+
  
 {{https://desktopstation.net/blog/wp-content/uploads/2021/05/HACX_Case1.jpg?400}} {{https://desktopstation.net/blog/wp-content/uploads/2021/05/HACX_Case1.jpg?400}}
  
-{{https://desktopstation.net/blog/wp-content/uploads/2021/05/HACX_Case2.jpg?400}}+以下のようにカットをしていきます。端を少し残すのがポイントです。
  
-{{https://desktopstation.net/blog/wp-content/uploads/2021/05/HACX_Case3.jpg?400}}+{{https://desktopstation.net/blog/wp-content/uploads/2021/11/image-9.png}}
  
-{{https://desktopstation.net/blog/wp-content/uploads/2021/05/HACX_Case4.jpg?400}}+超音波カッターでカットした様子が下記です。
  
-{{https://desktopstation.net/blog/wp-content/uploads/2021/05/HACX_Case5.jpg?400}}+{{::hacxr4_newpanel3_mini.jpg|}}
  
-{{https://desktopstation.net/blog/wp-content/uploads/2021/05/HACX_Case6.jpg?400}}+カットした部分を取り除いた様子です。超音波カッターは、溶かしながら切りますので、切断面は少し盛り上がります。このため、デザインナイフや彫刻刀等を用いて削り取る必要があります。
  
-{{::dshacx4_kit_case_customize.png?400|}}+{{::hacxr4_newpanel4_mini.jpg|}}
  
-基板は背低い品からはんだ付けをしてくださ。表面実装部品は既はんだ付け済みで。また付属ATMEGA328Pもァームウェアを書き込み済み+また、ねじ形をした分が四隅に4つありますが出っ張っていてアクリルパネルを載せたとき干渉で、デザインナイか彫刻刀少し削り、周りの高さと合わせるようにしてください
  
-{{::dshacx4_pcb.jpg?400|}}+{{:undefined:hacxr4_newpanel4_miniredarrow.jpg?400|}}
  
-部品はんだ付と以下のようにります。+==== 印刷済用紙の穴あけ加工 ==== 
 + 
 +カッターやデザインナイフ使って、穴あ加工をしてください。 
 + 
 +{{::hacx_overall_r2_svg_simple.png|}} 
 + 
 +ご自分で印刷できるように、元データを添付いたします。 
 + 
 +{{ ::hacx_overall_r2_svg_simple.zip |HACX R4 SVGデータ}} 
 + 
 +[[https://inkscape.org/ja/|inkscape]](フリーソフト)で編集、印刷が可能です。 
 +==== 基板とOLEDの取付け ==== 
 + 
 +OLEDの位置が若干ずれていますので、基板とアクリルパネル、印刷済み用紙の位置を調整しながら設置してください
  
-{{::dshacx4_pcb_soldered.jpg?400|}} 
  
-OLEDを取り付けると以下のようになります。 
  
-{{::dshacx4_kit_1.jpg?400|}} 
  
-パワパックSXの配線から移植をする、以下のようになります。注意点としては、DCャック配線のはんだ付けす。黒色の線はGND赤色の線は+12Vのシクの個所にはんだ付けしてください。**間違える基板が損傷してしまいます**ので、ご注意ください+スペーサーとM3ネジで、トップパネルと基板を固定しています。
  
-{{::dshacx4_kit_2.jpg?400|}} 
  
-ワーパックSXに取り付けた様子です。付属M3ねじ、ペーサー、凸型スペーサを用いて、OLED左上側の基板が沈み込まないように調整してください。+==== トップネル止め ====
  
-{{::dshacx4_kit_3.jpg?400|}} 
  
 +基板とOLED、印刷済み用紙を取り付けたトップパネルを、ビスで固定します。
  
-基板付けたらレバーなを戻してます。+Φ2mm未満のピンバイスを用意し、ビスで固定する前に予備的に穴軽く掘ます。ビスが食い込む程度で良いので1mm弱ほ彫り込んでくださ。四隅に穴を開けます。トップパネルを載せた状態で行うと良いでしょう
  
-{{::dshacx4_kit_4.jpg?400|}}+付属のビスで本固定します。もし何度かビスを取り付けし直して、穴が使用できなくなってしまった場合には、少し大きめのビス(付属のビスは2.3mmのタイプです。2.5mm~2.7mm程度のもの)をご自分で用意すると、復旧できます。
  
 +==== コネクタの取り付けと下側ケースの装着 ====
  
-これで完成です。+DCジャックケーブルと、フィーダケーブルを上側ケースの下の位置に固定します。
  
-{{:dshacx4_kit_5.jpg?400|}}+{{::sx_connector.jpg?400|}}
 ===== 仕様 ===== ===== 仕様 =====
  
行 212: 行 215:
 ===== 頒布 ===== ===== 頒布 =====
  
-[[https://desktopstation.net/shop/products/detail/84|DesktopStation部品頒布]]で頒布を行っています。KATOパワーパックSXは別途購入ください。+[[https://desktopstation.net/shop/products/detail/84|DesktopStationオンラインストア]]で頒布を行っています。KATOパワーパックSXは別途購入ください。
  
 |<del>PCBセット</del>|<del>秋月電子で購入可能な部品を除く基板・部品のセット</del>| <del>3980円</del> | |<del>PCBセット</del>|<del>秋月電子で購入可能な部品を除く基板・部品のセット</del>| <del>3980円</del> |
 |キット |すべての部品のセット| 5980円 | |キット |すべての部品のセット| 5980円 |
dshacxr4.1.1637711587.txt.gz · 最終更新: 2021/11/24 08:53 by yaasan

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