====== DSmainR5 Instruction / 使用方法 ====== [[DSmain R5]]の使用方法をご紹介します。 ===== 必要なもの ===== * ACアダプタ(2.1mm,センタープラス)\\ 線路や車両によって電圧が異なります。以下に参考例を記載します。 \\ 12V N or HOゲージ(主に日本型),\\ 15V-16V HO(DC)ゲージ(主に欧米型),\\ 18-19V HO(Marklin),\\ 20-24V Gゲージ(12Vや16Vを使用する場合もあります) * フィーダー線(線路によって種類によって異なります) * ミニUSBケーブル ===== Wiring / 配線 ===== ==== 配線手順 ==== * ACアダプタを本体につなぎます * USBケーブルをPCとつなぎます ==== 配線例 ==== {{http://buin2gou.sakura.ne.jp/sblo_files/powerele/image/DS_Centerhub_Concept.png}} ===== Connect to PC / パソコンとの接続 ===== もし、ドライバインストールを行っていない場合には、[[Install driver]]を参照してください。 - Desktop Station Softwareをインストールします。ファイルは、[[http://desktopstation.net/download_jp.html#DS|こちら]]からダウンロードできます。ZIPファイルを展開し、binフォルダに入っているDesktopStation.exeをダブルクリックすると起動できます。\\ {{::desktopstationsetup.png?300|}}\\ {{::desktopstationsetup2.png?300|}} - Desktop Station Softwareが起動したら、ハンマーのアイコンを押して、通信(シリアルポート)の設定をします。\\ {{http://desktopstation.net/figures/RS_SS_ConfigureSerial.png?400px}} - これは、DSmainR5と通信するための設定で、PortNoに先ほど控えた「COMxx」を設定します。このとき、ボーレート(速度)を115200bpsにし、「Leonardoを使用(DTR)をチェック」します。日本語で使用する場合は、右下の言語設定をJapaneseにすると、次回起動時から日本語表示になります。\\ {{http://desktopstation.net/figures/RS_SS_ConfigureSerial2.png?400px}} - OKを押して設定画面を閉じます。 - START(開始)を押すと、DSmainR5と通信を開始して、コマンドステーションとして動作するようになります。 - Desktop Station Softwareの使い方は、[[Desktop Station Software]]を参照ください。 ===== Buttons / 前面パネル ===== {{http://buin2gou.sakura.ne.jp/sblo_files/powerele/image/DSmainR51_pon-thumbnail2.jpg}}\\ |ENTER| 確定や選択するときに使用| |上矢印| 上方向に移動したり、数値を増やす場合に使用します| |下矢印| 下方向に移動したり、数値を減らす場合に使用します| |ESC| MENUに戻る、キャンセル| |▶/■| 線路への電源供給ON/OFF| |RESET(裏側)| DSmainR5ハードウェアリセット| ===== Connectors/ バックパネル ===== {{http://buin2gou.sakura.ne.jp/sblo_files/powerele/image/DSmainR51_ura-thumbnail2.png}} |DC Input| 2.1mmΦ ACアダプタジャック| |UART | 4極オーディオジャック型通信端子| |TRK OUT| フィーダ出力| |S88-N| 在線検出・DSJoy用 S88-N端子| |USB | USB端子| |RESET| リセットボタン| ===== 画面 ===== ==== MENU ==== {{http://buin2gou.sakura.ne.jp/sblo_files/powerele/image/HowToControl_mainR5_2.jpg}} |Loco |機関車操作| |Turnout |ポイント操作| |CVRead | CV読み込み| |CVWrite|CV書き込み| |MM2 Mode / DCC Mode |プロトコルの切り替え| |Sensors |電流・電圧・エラー情報| |Config |設定| ==== Loco control==== 表示されたアドレスの機関車のファンクション操作と、速度調整、進行方向の切り替えができます。 ファンクション操作は、ENTERキーを押すことでON/OFFを切り替えます。ファンクション番号は、ENTERキーを押しながら上三角または下三角で変更でき、F0-F28まで対応しています。 進行方向は、ダイヤルを左に押し込むと切替できます。速度は右側に回すことで調整できます。 ==== Turnout control==== 上三角または下三角で、アクセサリのアドレスを変更できます。ENTERキーで、直進または分岐を切り替えられます。 ==== CV Write ==== CVの書き込みに対応しています。本体だけで書き込みができます。本体から書き込む場合は、Directモードのみとなります。OPSモードで書き込みを行う場合には、Desktop Station Softwareをご利用ください。 CV書き込みを実行すると、線路に電力を供給してデータ書き込みを行います。線路には、CVを書きたい車両以外は載せないでください。特に複数のデコーダを搭載している車両はご注意ください。 {{http://buin2gou.sakura.ne.jp/sblo_files/powerele/image/HowToControl_mainR5_4-thumbnail2.jpg}} ==== CV Read ==== DSmainR5にはCV読み込み機能が搭載されています。CVの読み込みは、DirectモードのBit Manipulation機能を使用します。この機能に対応していないデコーダは読み込みできません。 欧州系を中心に多くのデコーダに対応しています。ただし、一部のデコーダや、モータや負荷の接続との相性によってはCVを読み出せない場合があります。DSmainR5では、デコーダが規定の電流を流したかどうかを16パターンチェックして、CV値を判定する方式を使用しております。 CV読み込みを実行すると、線路に電力を供給してチェックを行います。線路には、CVを読みたい車両以外は載せないでください。 {{http://buin2gou.sakura.ne.jp/sblo_files/powerele/image/HowToControl_mainR5_3-thumbnail2.jpg}} ==== Config ==== DSmainでは、いくつかの設定を行うことが出来ます。 ^項目 ^設定値 ^設定の意味 ^ |RJ45 |S8 |S88-N端子を在線検出器として使用します。 | | |JY |S88-N端子をDSJoyモードで使用します。 | |OCLv |1A-8A |電流エラーレベルを設定します。設定の電流を超えると、OCエラーが発生します。 | ===== ビープ音 ===== ビープ音は、リセット時(2回)とエラー時(7回)になります。エラーは正しくACアダプタが接続されていない場合や、異常な電圧、電流が流れている場合に警告として鳴ります。エラーLEDが点灯して機関車の制御ができないようになっています。 ===== S88-N ===== DSmainやDSone、DCC/MMシールドには、S88-Nのインターフェースが標準で搭載されています。欧州で主流のS88-N対応の在線検出器や、[[Throttle over S88-N]](DSjoy)に対応した[[http://seesaawiki.jp/fujigaya2/d/S88%20Mascon|S88マスコン]]、[[http://seesaawiki.jp/fujigaya2/d/S88%20Analog|S88アナログ]]といった外部スロットルを装着できます。 在線検出器(S8)として使うか、DSjoy(JY)として使うかはCONFIGで設定が必要です。デフォルトは、在線検出器として使用する(S8)です。 自動運転で遊ぶ場合には、在線検出器として設定してください。DSmainを単体動作にして、マスコンやいろいろなスロットルを繋げて遊ぶ場合には、DSJoyモードを選択してください。 !!注意!!\\ S88-Nで使用するLANケーブルは、必ず8極で信号線が全て接続されたストレートケーブルを使用してください。古いLANケーブルでは、4線しか接続されていない場合があります。使いまわしをする場合には、自己責任にて対応をお願いします。100円ショップでLANケーブルは売っていますので、使いまわさずに新しく購入することを強く推奨いたします。 ===== 外部操作の仕様 ===== DSmainは、外部の機器からシリアル通信のコマンドを送ることで、DCCのパケットやS88を自由に制御できます。この仕組みは、Desktop Station Softwareで使用しているもので、仕様をオープン化しています。 詳細は、[[Desktop Station's serial communication specification]] をご覧ください。なお、使用にあたっては自己責任の下で実装ください。当社は適用先のシステムを含めたサポートサービスはいたしておりません。 ===== エラー時の表示 ===== エラーが発生した場合、自動的にDCC出力が遮断されて、液晶画面にエラーと表示されます。なお、ACアダプタ側で安全機能が先に働いた場合には、DSmainが再起動することになり、エラー要因が不明になりますのでご注意ください。 ^エラー名 ^説明 ^対処法 ^ |NO ERRORS| エラーは発生していません |エラーはありません。\\ もし異常な動きなのにこの表示が出る場合にはメーカーにお問い合わせください。| |ERR: OC |電流が設定よりも大きいです。 |CONFIGのOCLvの数値を上げてください。| |ERR: LV |10V未満の電圧入力になっています。 |ACアダプタの故障、もしくは選定ミスです。| |ERR: OV |24V超の電圧入力になっています。 | ACアダプタの故障、もしくは選定ミスです。| ===== その他 ===== * 業務向けに使用される場合は、[[業務用への機器の利用について]]を参照し、注意事項を遵守ください。 * DSmainシリーズは一般消費者向けの商品です。