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start [2019/03/27 10:56]
– [日本で入手しやすいコマンドステーション] yaasan
start [2019/05/12 05:22]
– [車両に組み込む] yaasan
行 32: 行 32:
 {{::dccbegin2.png|}} {{::dccbegin2.png|}}
  
-日本以外の世界は、もうデジタルに移行しています。日本だけがアナログ全盛で、既に世界のデジタルの流れからは完全に取り残されています。日本のユーザー、模型メーカー、小売店の多くは、100年前から何も技術的進歩がありません+配線は簡単。コマンドステーションから出ているフィーダ線に、並列に配線をしていくだけです。デコーダはアドレスで区別します。アドレスには、車両アドレス(Loco)とポイントアドレス(Accessory)の2種類が有り、全く別のものとして扱われます。単に”アドレス”とだけ言うと、通常は車両アドレスのことを示します。 
 + 
 +{{::dccwiring_howto.png?400|}} 
 + 
 + 
 +日本以外の世界は、もうデジタルに移行しています。日本だけがアナログ全盛で、既に世界のデジタルの流れからは完全に取り残されています。もっと楽しい鉄道模型に移行してみませんか??
  
  
行 41: 行 46:
   * 世界の最先端を楽しみたい、新しい物好き!   * 世界の最先端を楽しみたい、新しい物好き!
   * アナログの配線に困っている方、配線をシンプルにスマートにしたい方   * アナログの配線に困っている方、配線をシンプルにスマートにしたい方
 +  * リアリティあるサウンドを体験してみたい方 ([[https://desktopstation.net/sounds/|オープンサウンドデータ]]もお勧め!)
   * 複雑、複数車両の制御、自動運転にチャレンジしたい方   * 複雑、複数車両の制御、自動運転にチャレンジしたい方
   * タイマー式の信号機に不満な方、鉄道模型でも信号制御を厳密にしたい方   * タイマー式の信号機に不満な方、鉄道模型でも信号制御を厳密にしたい方
行 148: 行 154:
 |Rokuhan| [[http://www.rokuhan.com/news/2017/09/rokuha.html|A053]] | Z,N,HO向け小型DCCデコーダ。量販店で入手可能。| |Rokuhan| [[http://www.rokuhan.com/news/2017/09/rokuha.html|A053]] | Z,N,HO向け小型DCCデコーダ。量販店で入手可能。|
 |Rokuhan| [[http://www.rokuhan.com/news/2017/09/rokuha.html|A059]] | 室内照明&モータ制御機能付き小型DCCデコーダ | |Rokuhan| [[http://www.rokuhan.com/news/2017/09/rokuha.html|A059]] | 室内照明&モータ制御機能付き小型DCCデコーダ |
 +|ESU | LokSound 5 | 最高級サウンドデコーダ。[[https://desktopstation.net/sounds/|オープンサウンドデータ]]と相性抜群。  |
  
  
行 158: 行 165:
 DCCを始めるうえで、一番のハードルは車両にDCCデコーダを組み込むことです。ヘッドライト、テールライトの制御も入れると、車両の配線が非常に複雑になってきます。 DCCを始めるうえで、一番のハードルは車両にDCCデコーダを組み込むことです。ヘッドライト、テールライトの制御も入れると、車両の配線が非常に複雑になってきます。
  
-日本では、(1)自分で改造する、(2)Nゲージなら[[http://powerele.sblo.jp/article/80767375.html|KATOのDCCフレンドリー車を使う]]、(3) HO採用されているNEM652コネクタ搭載車両を使う の3通りから選ぶことになります。+日本では、(1)自分で改造する(ゲージ問わず)、(2)Nゲージなら[[http://powerele.sblo.jp/article/80767375.html|KATOのDCCフレンドリー車を使う]]、(3) HOなら採用されているNEM652コネクタ搭載車両を使う の3通りから選ぶことになります。
  
 自分で組み込んだ例(Zゲージ)\\ {{https://buin2gou.sakura.ne.jp/sblo_files/powerele/image/DSCN8441TS-thumbnail2.jpg}} 自分で組み込んだ例(Zゲージ)\\ {{https://buin2gou.sakura.ne.jp/sblo_files/powerele/image/DSCN8441TS-thumbnail2.jpg}}
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 {{::nem652_example.png|}} {{::nem652_example.png|}}
  
-コネクタを標準で車両に装着しているかどうかは、販売するメーカーに依存します。日本のメーカーは、カトー以外は全く対応していないケースがほとんどです。またそのカトーでも一部の車両しか対応できていません。メーカーにDCCコネクタ装着の働きかけを多くの人間が要求していくしかないのが実情です。+コネクタを標準で車両に装着しているかどうかは、販売するメーカーに依存します。日本のメーカーは、カトー以外は全く対応していないケースがほとんどです。またそのカトーでも、モータ配線だけであったり、一部の車両しか対応できていません(KATOの場合は弊社[[expboard]]をご検討ください。)。メーカーにDCCコネクタ装着の働きかけを多くの人間が要求していくしかないのが実情です。
  
 |DCCフレンドリー| KATOが独自に開発したNゲージ用コネクタ | [[http://www.katomodels.com/hobby/dcc/kato_friendly.shtml|詳細]] | |DCCフレンドリー| KATOが独自に開発したNゲージ用コネクタ | [[http://www.katomodels.com/hobby/dcc/kato_friendly.shtml|詳細]] |
行 196: 行 203:
  
  
 +
 +===== サウンドを楽しむ =====
 +
 +ヨーロッパ、アメリカの車両は既に現地で、サウンドの出る車両が販売されており、入手も輸入すれば用意です。
 +
 +一方で日本型サウンド車両は、一部のお店がサービスで提供している程度で、高品質なものが多くはありませんでした。
 +[[https://desktopstation.net/|DesktopStation]]では、[[https://desktopstation.net/sounds/|オープンサウンドデータ]]という日本型車両で超高品質なDCCサウンドデータを無償で提供するプロジェクトを2019年1月にスタートさせました。Youtubeで、その品質をご確認下さい。
 +
 +なお、このデータを使用するためには、ESU社のLokSound V4、LokSound 5シリーズのサウンドデコーダが必要です。詳細は[[https://desktopstation.net/sounds/|オープンサウンドデータ]]のページを参照下さい。
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 +C11:
 +{{youtube>5ZIfUWlnWzc?medium}}
 +
 +クモハ12: 
 +{{youtube>hUlazQ7hadI?medium}}
 +
 +キハ40:
 +{{youtube>KfEUyHWio54?medium}}
  
 ===== スマホで鉄道模型を楽しむ ===== ===== スマホで鉄道模型を楽しむ =====
行 212: 行 237:
 ===== 自動運転を楽しむには ===== ===== 自動運転を楽しむには =====
  
-==== 自動運転の実現方法 ==== +[[DCCautomatic]]を参照下さい。
- +
-S88-Nに対応しているコマンドステーションは、Desktop Stationの[[DSmain R5.1]]や[[DSshield]]、そのほかメルクリンのCS2やCS3となっています。 +
- +
-DesktopStationでは、大きく2種類の自動運転の実現方法提案しています。なお、両方ともパソコンが必須ですが、 +
- +
-(1) パソコンを使った自動運転 +
- +
-Windows用の無償ソフトである、[[Desktop Station Software]]を使って、USB経由で[[DSmain R5.1]]、[[DS one]]、[[DSshield]]等をコントロールする方式です。常にパソコンが必要ですが、メモリや自動運転プログラミングの容量の制約が事実上ありません。また複雑な動きが可能となります。 +
- +
- +
-^商品 ^価格帯 ^備考^ +
-|[[DSmain R5.1]] | 26800円 | Desktop Stationでのフラグシップ機、PC接続用。 | +
-|S88デコーダ | ものによりけり| Nucky、Fujigaya2等から販売されています。| +
-|ACアダプタ 12V/2A | 1000円 | 秋月電子などで購入可能。センタープラス、内径Φ2.1mmのもの| +
-|USBケーブル | 108円 | 100円ショップで購入可能。PCとの接続に必要。| +
-|フィーダー線 | 500円くらい | 使用するレールによって異なります。| +
-|DCC車両 | ものによりけり| DCCデコーダを搭載していれば何でも可| +
- +
-(2) パソコン不要の自動運転 +
- +
-パソコンを使って、ArduinoのC言語プログラミングを行って、その内容をArduino UNOに書き込むことで、実際に使うときにはパソコンなしで動かせるシステムです。一番安くDCCの自動運転を始めることができます。必要なものは以の通りです。うまく自分で用意すると、**3000円**程度で始められます。 +
- +
-比較的シンプルなコントロールや、自動運転だけでなくボタン操作で自分オリジナルのコマンドステーションに仕上げることも出来ます。 +
- +
-^商品 ^価格帯 ^備考^ +
-|[[DSshield]] | 1800円 | Desktop Stationで一番安い自動運転用機器 | +
-|Arduino UNO(互換品も可能) | 500円(互換品) / 4000円(純正品)| 互換品は自己責任でご使用ください。| +
-|ACアダプタ 12V/2A | 1000円 | 秋月電子などで購入可能。センタープラス、内径Φ2.1mmのもの| +
-|USBケーブル | 108円 | 100円ショップで購入可能。Arduino UNOに自動運転ソフトを書き込むのに必要| +
-|フィーダー線 | 500円くらい | 使用するレールによって異なります。| +
-|DCC車両 | ものによりけり| DCCデコーダを搭載していれば何でも可| +
- +
- +
-==== 自動運転の基本となる在線検出 ==== +
- +
-DCCといえば、複数の車両を1つのレールに乗せて制御する自動運転が醍醐味です。しかしながら、気軽に自動運転を行うことは意外と難しいです。そこで自動運転に必要な機器は、在線検出システムです。車両がどこにいるのか、レールの各所に検出器を置いて、そこで検出したら駅に止めるとか、ポイントを切り替える、信号を変化させるなどの動きをプログラミングして自動運転を実現できます。 +
- +
-{{https://buin2gou.sakura.ne.jp/sblo_files/powerele/image/AutoControl_S88_entering-thumbnail2.png}} +
- +
-自動運転に必要な在線検出システムには以下の種類があり、様々な特徴があります。 +
- +
-  * Loconet(デジトラックス社、カトーが採用)\\ 多機能な在線検出機能を提供。日本では在線検出機器や信号機などが入手困難。 +
-  * S88-N\\ メルクリン社が提唱したシンプルな在線検出方式でヨーロッパの多くのメーカーが採用。Desktop Stationが日本で採用しており、在線検出機器も複数の種類が販売されている。 +
- +
-Desktop Stationは、Ethernetケーブルで簡単に引き回しが可能なヨーロッパ式のS88-Nシステムの普及促進を行っております。日本では以下のメーカーがS88対応の機器を発売しており、以前の輸入品のみであった状況から入手性が非常に良くなっています。 +
- +
-  * Fujigaya2 [[http://seesaawiki.jp/fujigaya2/d/S88%20Detector|S88 Detector]] 赤外線反射検出式 +
-  * Nucky [[http://web.nucky.jp/dcc/s88n_train_detector/s88n_train_detector.html|s88-N Train Detector]] 電流検知式 +
-  * Desktop Station [[https://desktopstation.net/wiki/doku.php/s88_button_decoder|S88ボタンデコーダ]] ボタン式(手動) +
- +
-このほか、本場のヨーロッパからだと、[[http://tams-online.de/|Tams elektronik]]や[[https://www.ldt-infocenter.com/dokuwiki/doku.php?id=en:ldt-infocenter|LDT]]から輸入して日本でも購入ができます。自分の環境とS88デコーダの機能を確認して、ご購入ください。 +
- +
-{{https://buin2gou.sakura.ne.jp/sblo_files/powerele/image/OE02-thumbnail2.jpg}} +
- +
-{{https://buin2gou.sakura.ne.jp/sblo_files/powerele/image/S88BtnDecoder1-thumbnail2.jpg}} +
- +
-==== 自動運転のプログラミング ==== +
- +
-自動運転を実際に行うためには運転パターンをプログラミングする必要があります。CS2やECoSではコマンドステーション機器単体で自動運転が実装できますが、自動運転が可能な機能や範囲は限定的です。PCと接続してPC上で動かす自動運転ソフトでは、超高機能なJMRIやRail&Corpなどがあります。 +
- +
-Desktop Stationでは、この間を埋めるためのソフトウェア[[Desktop Station Software]]を開発し、DCC/MM2シールドやDSmainR5など用に無償で提供しています。独自のかんたんなスクリプトを用いて、ルートやレイアウト画面と連動して自動運転をお楽しみいただけます。 +
- +
-{{https://buin2gou.sakura.ne.jp/sblo_files/powerele/image/AutoControl_shuttle1_b-thumbnail2.png}} +
- +
- +
-===== 応用例 ===== +
- +
-以下の方がDesktop Stationの機器を使用した応用例を披露れてます+
  
-  * [[http://www.namelesscity.tokyo/2018/03/h0.html|小スペースH0ゲージのススメ]] (Nameless City) 
-  * [[http://www.namelesscity.tokyo/2017/11/dcc-3.html|DCCで遊ぶ-3 / 在線検出と自動交互運転]] (Nameless City) 
-  * [[http://www.namelesscity.tokyo/2017/10/dcc-1-dcc.html|DCCで遊ぶ-1 / アナログ的にDCCを使う]] (Nameless City) 
 ===== 資料など ===== ===== 資料など =====
  
   * 電子工作で面白い!鉄道模型のDCC入門 [[https://desktopstation.net/tmi/bin/20160715.DCC_r2b.pdf|PDFをダウンロード]]   * 電子工作で面白い!鉄道模型のDCC入門 [[https://desktopstation.net/tmi/bin/20160715.DCC_r2b.pdf|PDFをダウンロード]]
start.txt · 最終更新: 2024/02/25 15:37 by yaasan

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