電子工作のキホン
差分
このページの2つのバージョン間の差分を表示します。
| 両方とも前のリビジョン前のリビジョン次のリビジョン | 前のリビジョン | ||
| 電子工作のキホン [2018/01/28 18:00] – [E12系列] yaasan | 電子工作のキホン [2018/01/28 18:21] (現在) – [熱と電気] yaasan | ||
|---|---|---|---|
| 行 60: | 行 60: | ||
| V=IR | V=IR | ||
| </ | </ | ||
| + | |||
| + | 変形して、電流を得たいときは、 | ||
| + | |||
| + | < | ||
| + | I=V/R | ||
| + | </ | ||
| + | |||
| + | 抵抗値を得たいときは、 | ||
| + | |||
| + | < | ||
| + | R=V/I | ||
| + | </ | ||
| + | |||
| + | Vは、回路や、部品の前後で値が変わります。これを考慮して、計算をしていきます。たとえば、Vfがある場合は、 | ||
| + | V=V' | ||
| + | |||
| 行 73: | 行 89: | ||
| |PNP/ | |PNP/ | ||
| + | ===== 熱と電気 ===== | ||
| + | |||
| + | 電気はエネルギーとして熱量に換算することが出来ます。電気回路の発生熱は、基本的に良くない物です。なるべく、小さくなるように部品選定が必要です。 | ||
| + | |||
| + | 電力[W]は、以下のように式で表せます。 | ||
| + | |||
| + | < | ||
| + | P=VI | ||
| + | </ | ||
| + | |||
| + | これに、オームの法則のV=IRを入れ込むと、 | ||
| + | |||
| + | < | ||
| + | P=VI=I*I*R | ||
| + | </ | ||
| + | |||
| + | となります。つまり、電流値と抵抗値を求めると、自動的に発生する熱量が求められます。 | ||
| + | たとえば、モータドライバの内部抵抗値が7Ωの時に、電流を0.2A(200mA)流す時に発生する熱量は、以下の通り計算できます。 | ||
| + | |||
| + | < | ||
| + | P=0.2*0.2*7=0.28[W] | ||
| + | </ | ||
| + | この熱量が実際に何度に換算されるかは、モータドライバの熱抵抗Rth(j-aの時は周囲温度換算、j-cは内部温度)から計算できます。このときの温度は、連続して動かしたケースです。また、このRthの値は放熱器や基板のパターンの放熱性によって変わります。 | ||
電子工作のキホン.1517130037.txt.gz · 最終更新: 2018/01/28 18:00 by yaasan