トラムウェイのキハ40 500番台が来たのでDCCサウンド対応

トラムウェイHO キハ40 500番台が来たので、DCC化のためバラして、ライト基板を改造の上、ESU LokSound V4 microの装着まで行いました。
使用したもの:
・トラムウェイ TW40-500RM 国鉄キハ40首都圏色-500番代動力付
・ESU LokSound V4 micro (オープンサウンドデータ キハ40を書き込み済)
・配線(AWG30クラスの細いもの)
・2.54mmピッチピンフレーム(NEM652のコネクタ用)
・熱収縮チューブ(配線同士のショート防止の絶縁用)
・カッター(パターンカット用)
・ニッパ、ワイヤストリッパ(配線加工用)
・精密ドライバーセット(分解用)
・はんだごて、糸ハンダ
それでは箱から、取り出すまでを以下に並べます。
Tramway_HO_Kiha40_500_1.jpg
Tramway_HO_Kiha40_500_2.jpg
Tramway_HO_Kiha40_500_3.jpg
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DCC化するための調査で、バラバラにします。
残念ながらNEM652の8ピンなどのコネクタは装着されていませんでした。
Tramway_HO_Kiha40_500_7.jpg
トラムウェイの車両を買うのは初めてですが、外側筐体に重りの鉄板が!!
おかげで、車内工作しやすいです。
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上部の照明基板との接続はポゴピンです。こういう使い方も有りと言えば有りですが・・・。
Tramway_HO_Kiha40_500_10.jpg
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ライト基板(下)。線路からの配線、モータ、反対側基板への配線がしてあります。
最終的には、コモンとF0出力、室内灯制御の信号だけ配線することになります。
Tramway_HO_Kiha40_500_11.jpg
照明基板の回路図がトラムウェイにあったので、BSChで書き直して、DCCに割り付けるとこうかな?というのを書いてみました。まだ検証していないので、間違っている可能性があります!要注意です。
追記注:この回路図通りに改造して動作を確認しましたが、動作を保証するものではありません。
LightPCB_DCCInstall.PNG
基板に図示してみました。赤線はパターンカットです。カッターなどを使って、基板上の銅パターンを削って除去して下さい。両極性タイプから、オープンコレクタ出力のNMRA 8ピンに対応させるための作業となります。
なお、NMRAピンの色とピン番号を図示していますが、ライト系ではFWD/REVで意味が変わるため、そのまま配線する意味ではないので注意して下さい!

Tramway_HO_Kiha40_500_12.jpg
ここでは、よくあるFL12やワンコインデコーダFL等のライトデコーダを2個追加するのではなく、ESU LokSoundのピンをそのまま使うようにするため、基板にパターンカットや配線追加を行って、対応しています。複雑な車内の配線工事必須で、上級者向けなので、難しそうと思ったら、FLデコーダを使う方が良いと思います。
それでは作業していきます。まず、線路と直結されている配線を半田ごてで取り外します。テールライト配線で、LEDに配線を追加しています。
Tramway_HO_Kiha40_500_14.jpg
基板に配線を足しました。ヘッドライト、テールライト、室内灯用です。なお、筐体側の基板は一切改造しなくても良いように工夫しています。
Tramway_HO_Kiha40_500_15.jpg
配線を半田付けしたら、配線を固定していきます。もともとある、粘着テープをそのまま使用しました。
Tramway_HO_Kiha40_500_16.jpg
カバーを取り付けました。配線引き出し用に、一部、穴を開けて配線を取り出しています。
Tramway_HO_Kiha40_500_18.jpg
NMRA 8ピンはいじりたくなかったので、コネクタを噛ませて配線を接続しました。配線が邪魔で、ディテールを損なうと思う方は、直付けするのも有効です。
Tramway_HO_Kiha40_500_19.jpg
このあと、テスターで、両車輪・モータ配線同士、車輪とモータ配線、がショートしていないかよく確認してください。ここを忘れると、高価なLokSoundデコーダが壊れてしまう場合があります!デコーダの故障のほとんどが、配線の施工ミスというデータがあります。慎重に、テスターで確認して、ショートの有無を確認しましょう!
■試運転
オープンサウンドデータのキハ40 ディーゼルサウンドを書き込んであります。
トラムウェイ HO キハ40-500 DCC搭載テスト
■配線の組み合わせについて
トラムウェイ キハ40でのNMRA8ピンへの割り当ては以下の通りです。
1 モータ
2 Rearライト(REV側ヘッドライト線, FWD側テールライト線)
3 F1
4 レール
5 モータ
6 Frontライト(REV側テールライト線, FWD側ヘッドライト線)
7 コモン(+)
8 レール
注意事項は、2ピンと6ピンのヘッドライト・テールライトの組み合わせです。間違えると逆に付いたり、変な条件で点灯したりします。私もミスって1時間ほどロスしました。
■CVの調整
LokSoundのオートアジャストを使ったところ、CV54の初期値は50でしたが、この車両ではCV54=146に変更されました。
CV2,CV5,CV6は設定しても、F1がONのときは反映されません(コンプレックススピードカーブ、CV67-94が適用される)。ご注意ください。
■完成写真
こんな感じになりました。
kiha40.jpg

コメント

  1. JR浜松 より:

    Yaasanさん、お疲れ様です!
    さすが仕事が早いですね!!
    トラムウェイの回路図が読めない私はライト基盤の丁寧な解説助かりました。また室内灯も点くようにしたのですね。
    私はキハ47暖地形が好みなので夏頃購入する事になりますので手元にないのですが、トラムウェイキハは電線だけで配線を賄っているんですね。これじゃ配線だらけになるのは仕方がないですよね。トイレのスペースが肝のようですね。付属のスピーカーでうまく隠せるんですね。これから作業されるであろう皆さんの手法が楽しみです♪

  2. Yaasan より:

    コメントありがとうございます!
    ライト基板は、特に皆さんがハマると思いましたので、細かく手順を記載しました。ほとんどの方は、FL12を使って済ませてしまうと思いますが、デコーダを増やすのも逆に使い勝手を損なうので、配線方法は明確化して、あとはみなさまのディテール加工にお任せしてうまく対応頂きたいと思っております。
    私は、もう少し隠す加工をして終わりにしようと思っております。キハ40、いろいろバリエーションがあるようですが私には、知識が無いので分からず(汗)、皆様が6月以降の2000番台を狙っていると言うことはよく分かりました。何が違うのかサッパリ分かりません!

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