2019年を振り返る

1日早いですが、31日はやることが多いので今日書きます。
長かったようであっという間の2019年でした。近年は、いろいろ嫌なことが複数重なってろくな事がありませんでしたが、2019年、今年については非常に濃い成功の年だったと思います。
オープンサウンドデータに協力して頂いたクリエイターの皆様、DCC電子工作連合のメンバーをはじめ、DCCという枠組みでユーザーも含め、みんなで協力して環境構築を進めて来れたと確信しております。
今年の写真1枚を表すならば、オープンサウンドデータミーティングでしょう。
OSD2019summer_1.jpg
と言うことで、毎年恒例ですが、答え合わせです。2019年1月1日には、以下のことを言ってました。
・DCC同人誌2019 Springを3月に発行。部数は1000の予定。DCC同人誌2019 Autumnを10月に発行したい。
・オープンサウンドデータの第二弾、第三弾を次々に実施する。電車、ディーゼルは入れたい。
・DSairで国内のコマンドステーションシェアを広げる
・海外販売を強化する。海外向けはebayに統合し、商品登録を準備でき次第、実施する。
・DSmainAir(DSmainR5.2)をリリースする。大容量版DSair。
・DCC電子工作連合、リエゾンしているDCCグループと共同で鉄道模型市への出展。国内のDCCグループとの連携・提携を強化する。
答え合わせをすると、以下のような感じです。
・DCC同人誌2019 Springを3月に発行。部数は1000の予定。DCC同人誌2019 Autumnを10月に発行したい。
→Springで発行ストップしてしまいましたが、来年には久しぶりに発行予定で準備を開始しました。DCC電子工作連合のメンバーには記事執筆を依頼しました。その他、有志の方を交えて、DCC愛好家のための冊子としてまとめていきます。
オープンサウンドデータの第二弾、第三弾を次々に実施する。電車、ディーゼルは入れたい。
→気づいたら第22弾まで行ってしまった。電車もディーゼルもできました。クリエイターの皆様には本当に感謝です。感謝以外の言葉が見つかりません。VVVFでモダンな通勤電車サウンドがどうしても欲しくて、気づいたら自分もオープンサウンドデータのクリエイターになってしまった。オープンサウンドデータは、まだまだ強化すべき課題がたくさんあります。来年もやっていきます!
・DSairで国内のコマンドステーションシェアを広げる
→今までのコマンドステーションでは、一番出ているものになりました。唯一無二のコンセプトということも大きいかなと思います。これも、オープンサウンドデータが押し広げてくれた事が非常に大きいです。
・海外販売を強化する。海外向けはebayに統合し、商品登録を準備でき次第、実施する。
→未達成。海外販売は結局ほとんど出荷できず。
・DSmainAir(DSmainR5.2)をリリースする。大容量版DSair。
→需要がかなり小さく、開発に踏み切れず。DSair2の強化に集中してしまいました。期待していた方は申し訳ありません。ただ、どうにかしたいとは思ってます。
・DCC電子工作連合、リエゾンしているDCCグループと共同で鉄道模型市への出展。国内のDCCグループとの連携・提携を強化する。
→従来のウチのユーザーさんのクラブに加えて、オープンサウンドデータを軸に、様々なグループとの連携が構築できたと思います。ホビセンイベントの開催でも、各サークルの皆様に協力頂き感謝です。
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想像以上に日本型DCCサウンド(オープンサウンドデータ)というキーワードを軸に、DCCのコミュニティの層が数年前と比べて大幅に厚くなった年だと思います。人数も相当増えてますが、人数だけで無くDCCコミュニティに加わった方々の厚みも凄いと感じました。全部では無いとは思いますが、DCCに興味を持っていたユーザーにはかなり行き渡ったと考えています。つまり普及のフェーズから、このDCC愛好家の中でエコシステムをどんどん回すフェーズに移りつつあるということなのかなと感じている次第です。
一方で、残念ながら、日本型DCCは万人向けというわけではないので、一部の愛好家に限定されてしまう弱みもありますが、その難しさの対価として得られる鉄道模型の旨み・美味しさが半端ないです。この難しさの壁を突破する意思のある方々をサポートする環境作りが重要となっていくでしょう。
私自身は、DCCのエコシステムをひたすら回す裏方にまわり、DCC普及活動や初心者の方へのアドバイスやデモンストレーションなどは、有志に委ねるという棲み分けにしていくことになろうかと思います。
裏方として考えると、まだ、やることは山ほどあると思っています。アイデアや技術をコツコツと積み重ねて、製品を作って、もっと楽しいDCC環境を構築していきたいと思います。日本のDCC環境は、ユーザーが主役・主体となって、世界を引っ張れるくらいに急激に技術面も製品面も進化してきていて、今後もユーザー主導で進んでいくでしょう。
この1年、皆様の協力でここまで来れました。来年も引き続きよろしくお願いします。

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