DSservoをRailCom環境で使用すると、安定動作しない問題が判明しております。
RailComは、25~30ms周期で0.5msほど、電力供給を停止して通信を行う仕組みをとっています。DSservoでは、消費電力がその他のデコーダと比較して高いため、入力コンデンサの容量が不足してしまい、電源電圧が低下する問題につながっていました。このため、サーボの動作が不安定になる現象となっていました。
対策としては、ダイオード整流の後の回路に、電解コンデンサ(耐圧25V以上)を追加する事となります。秋月電子の部品ですと、P-03122 100μF25Vなどが該当します。
以下に、改造例を掲載させていただきます。この改造を行うことで、RailCom環境以外と同様の動作が期待できます。
C1のコンデンサに並列で繋げる
トランジスタ出力部にコンデンサを追加
サポートについて
DSservoはRailCom対応として頒布しているものではないため、無償交換などは実施いたしません。ただし、もし上記の改造などに失敗した場合や、RailCom環境で使い続けて故障した場合には、個別に代品の提供等を対応させていただきます。