SmileSoundデコーダのサウンド仕様見直し(44.1kHz→32kHz化)

SmileSoundデコーダは、今までCD音質の44,100Hzサンプリングレートに対応してきましたが、見直しを行う事としました。20220818版のDSSPより、32,000Hz化を行っております。

音質が悪くなるじゃないか!というご指摘があると思いますが、以下の点から、ほぼ違いは出ないと判断しています。

  • 人の耳の可聴周波数は20Hz~20,000Hzと言われていて、年を重ねるたびに20,000Hzから下がっていくと言われている。
  • 鉄道模型のサイズに入る小型スピーカーの周波数特性は、それほど高くない。20,000Hzを再生できる、オーディオ用の高級スピーカーはそもそも物理的に入らない。

HO用の大型スピーカーの周波数特性グラフを見ると、20,000kHzまでとなっています。

鉄道模型用途において、音質を追求しても限界があり、逆に追及する事でデコーダに使うマイクロコンピュータに負担が増えるという問題が発生してしまうということになります。そこで、必要十分な音質仕様に変更し、デコーダをより使い勝手をよくすることを考えていきたいと思います。

なお、この変更に伴う、サウンドデータの再作成は不要となってます。デコーダに書き込みを行うときに、自動的にサンプリングレートを32kHz(16kHz,8kHz)に変換するためです。ファームウェアのアップデートと、サウンドデータの書き直しだけで、32kHz対応が可能です。

コメント

  1. にゃんこのおひげ より:

    32kHz化のメリットは何でしょうか

  2. やあさん より:

    内部のソフトウェアの処理負担軽減、サウンドデータの軽量化(20%分、サウンドを多く入れられる)が主です。

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