ブログやツイッターで、何度も書いているような気がするけれども、ちゃんとまとめてなかったような気がするので、今回、まとめてみようとおもいます。
Nゲージや、HOの小さな車両・ディテールを重視する場合には、小型で高音質、かつ大音量の出るスピーカーを選定する必要があります。
これがまた、なかなか見つからないというのが難しいところです。ちょっと前だと、ZIMOのシュガーキューブスピーカーや、YouChoosのシュガーキューブスピーカーが、よく使われていました。しかし、これらは、結構なお値段(1000円オーバー)で、かつ、入手性も悪いという問題がありました。
この問題はよく把握していて、解決策を模索しておりましたが、昨年の夏に、3Dプリンタを導入したことから、どうにかしようと模索を続けていました。以前からスピーカーをいろいろなアプローチで作ってきたので、その集大成となったのが、以下の形です。
スピーカーモジュールの選定
AliexpressやMOUSERで、いろいろな15x11mmの規格サイズのマイクロスピーカーモジュールを買いあさりました。その結果、以下の2点がベスト、という結論に至りました。
・PUI Audio AS01808AO-3-R 8Ω/1W 18x13x2.5mm
・DB Unlimited SM150808-8 8Ω/1W 15x11x2.5mm ★サイズも小さく、こちらが通常はお勧め。
これらの入手性ですが、ネット電子部品業者で超有名・大手企業も普通に使っているMOUSERやDigikeyですぐに買えます。法人向け専門ではなく、もちろん個人でも購入できます。ただし、1個単位で買うと送料を含めてかなり割高なので、知り合い・サークルなどで共同購入をすることや、DCCに詳しい模型店が数百個単位で調達し、小売りしてくれると良いと思ってます。
エンクロージャの選定
エンクロージャは、タカチの超小型ケースなどいろいろ試しましたが、結局のところ、3Dプリンタがベストです。印刷時間もそれほど長くないですし、サクサクと量産できるので、模型店や有志が対応できるでしょう。設計も非常に簡単ですが、設計するのが面倒な方向けに、データもご用意しております。データは、ご自由にお使いください。著作権は放棄しております。
スピーカーの作り方
もはや、モデラーに説明すること自体、釈迦に説法で説明無用と思いますが、一応、書かせていただきます。以下は、上記のエンクロージャをFLASHFORGE Adventure3で印刷したものと、DB UnlimitedのSM150808-8と、ゴム系接着剤です。ゴム系接着剤を使って、スピーカーモジュールをエンクロージャにくっつけるだけです。
完成したのが以下。くっつけて半日すればOKです。隙間から中の空気(音)が漏れないことを確認しましょう。エンクロージャを付けている意味が無くなって音がスカスカになってしまいますからね。
さっそく、LokSound5 microにつなげて聞いてみましたが、なかなかの音量!低音もそこそこ出てていい感じです。