輸入品の価格高騰と対策

日本政府の政策で、円安が加速しています。さらに、日本では政策的にインフレは起きてませんが(まとまったお金のある人や会社だけには、お金がふんだんに流れ込んでるみたいですが)、欧米ではインフレが進んでいるので、現地の価格自体もどんどん上がっています。

現地から日本に送る輸送費用も高騰しており、さらに輸送時間も1.5倍程度に延びています。現地の商品の品薄も多発し、入荷時期も遅れる一方です。Time is moneyであるとおり、輸送や入荷の時間が延びることは、日本国内で売るチャンスを減らすことになりますので、致命的な収益悪化要因の1つです。円安+現地の価格上昇、輸送の問題も複雑に絡み、輸入品の価格高騰は加速しています。

日本国内に、海外の完成商品を輸入して販売するビジネスは、販売価格の上昇せざるを得ず、販売機会を失って、これからどんどん厳しい状況になるでしょう。弊社としても、海外の商品を輸入して販売するビジネスモデルを取っておりましたが、上記の問題が深刻で解消も困難であるとの結論を出し、昨年末よりデコーダ類を中心に内製化に着手しています。

内製化することにより、全ての問題は解決できませんが、致命的な部分が解消できる見込みです。また、競合他社に依存していた商品が自前で実現できますので、商品全体の付加価値を高めることにもつながります。弊社と一緒に、デジタル鉄道模型に協力して来てくれた模型店にも、この内製化によるリスク低減した商品の提供を進めていきます。

輸入だけを行う会社、付加価値を付けられずに売るだけの会社は非常に厳しいことになることは、想像に難くないでしょう。非常に厳しい時代に、どんどん突き進んでいることを強く感じます。

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