7/30にリリースしたSmileSoundデコーダのファームウェア(DSSPでアップデート可能)から、集電不良対策機能を搭載しています。この機能は、以下の条件の時に動作します。
- サウンドを再生中であること
- 線路電圧が一定時間、無くなった場合(≠トマランコンデンサの電圧が無くなった場合)
以下のような機能が、上記の条件が成立時に動作します。
- サウンド再生を強制停止(音が出なくなる)
- モータはそのまま動き続ける
動きのイメージは以下のような形です。
サウンドを再生すると、集電不良が起きたときに、停止してしまうケースが増えます。原因は、集電不良な区間を突破する前に、内部のコンデンサのエネルギーがサウンド無しの場合よりも早く無くなってしまうことにあります。サウンドのエネルギー消費量は、モータ走行に匹敵するレベルとなっていることが分かっており、サウンドを切ってでも、走行側にエネルギーを振り分けるというコンセプトです。
サウンドを出しながら、集電不良対策という夢のような機能はムリですので、割り切って機能を実装しています。なお、内部でのサウンドの演算は継続してますので、線路電圧が復帰したら即時にサウンド再生は復帰します。