レーザー彫刻機 xTool F1を買ってみた

以前から、レーザーによる印字や彫刻、カットには非常に興味を持っていました。鉄道模型や電子工作でも、レーザー加工機やレーザー彫刻機は非常によく登場するアイテムで、興味を持たないわけがありません。

レーザー彫刻機や加工機の大きな問題は、場所を取る!ということにあります。ウチには3Dプリンタやカッティングプロッタ、オシロスコープ等など、電子工作系アイテムが毎年増える状況で、レーザー彫刻機のような大型のマシンを置くスペースなど、皆無でありました。

しかし、ここ数年、MEMSミラーを使った小型なレーザー彫刻機が登場してきており、導入のハードルが下がりつつありました。有名なのがレーザーペッカーシリーズで、毎年バージョンアップしているのをよく見ておりました。しかし、デザイン的に使い勝手が悪そうで、手が出しにくかったのが正直なところです。

そんなところに、シンセンのSTEAM系電子工作アイテムを開発するMAKEBLOCK社のブランドで、レーザー加工機や彫刻機を扱うxToolから、F1という、小型で使い勝手のよさそうなレーザー彫刻機が登場したので、xToolの日本の直販サイトから購入しました。タイミングが良かったようで、キャンペーン価格が適用されて20万円弱で購入できました。到着日に確認したところ、22万円弱になっていたので、運が良かったのかもしれません。

会社に届いた段ボールから中身を取り出すと、以下のようなしっかりしたパッケージになっていました。かなりお金をかけているのが分かります。

日本向けになっているので、ACアダプタも日本用になっていました。説明書にも日本語が書かれています。特に大きな問題はありませんでした。中身を取り出して、電源を入れると以下のような感じです。

パソコンとUSBで最初は繋ぎます。設定するとUSBを使わずにWiFi経由でも接続できます。ソフトウェアは事前にインストールしておきました。xTool Creative Spaceというソフトです。無料でダウンロードできます。DSairLiteのケース印字データを読み込ませておきました。SVGやDXF形式だと、アウトライン(縁取り)しか読み取れないようなので、もしベタで取り込みたいときは、高解像度のPNGなどにしておくといいと思います。

これを早速印刷してみました。実は最初はXとYの位置の調整を失敗していて、ずれてしまっていました。フレーミングで、「輪郭」を選ぶと、印字したいデータの絵がレーザーで描いてくれるので、位置関係はそれで確認しましょう。0.1mm刻みで画面上から微調整できるので、位置決めはそれほど大変ではないと思いました。

少し調整して、うまく印刷できました。ちょっと薄めかな?と思いますが、レーザー印字だとこのような感じになるようです。こすっても全く問題ないので、実用上は特に影響はないかと思います。

斜めだとボケ気味なので、正面から撮影したものを以下に示します。非常にきれいに印字されているのが分かると思います。技術の進歩はすさまじいです!タカチのPF10-2-7Wのプラスチックケースを使用しております。高さがあっても、レーザー印字であれば特に問題なく、絵や文字を描けるのが非常に良いところです。

ということで、非常に良いマシンを手に入れて、これからの開発もいろいろと楽しんでやっていけそうな気がしております。

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