ARM64 Snapdragon版SurfaceLaptopを試す

待ちに待った、x86アーキテクチャからARMアーキテクチャ(SnapdragonX)へ移行したWinodws搭載のPCの代表機種であるSurfaceLaptop第7世代を入手しましたので、レビューしていきます。

今回使用したのは、SurfaceLaptop第七世代の中で一番エントリークラスとなる、SnapdragoX Plus搭載でRAM 16GB、SSD 256GBの機種です。Snapdragon X Eliteではないのであしからず。

大手ニュースサイトを見ていても、あんまりレビュー記事が上がってこないので、Snapdragon Xに移行されては困る企業による見えない力(広告費?)が働いているんじゃないかと邪推します。なお、弊社は特に見えない力の影響力はゼロですので、忌憚なくレビューいたします。

見た目がMacBookAirそっくりなのは気になるところですがそこはおいておきます。

とりあえず、セットアップ時にWiFi設定でフリーズするなど、ソフトのバグが出てますが、そのうち解消されるでしょう。なお、電源ボタンを長押しして強制再起動したら特に問題なくセットアップは進んでおります。

セットアップ段階は、特に遅いとかはなく、x86との違いは感じられません。セットアップが終わった後に、システムの情報を表示しました。確かに、QualcommのSnapdragonXによるARMプロセッサが使われていることがわかります。

とりあえず、弊社のDSSPを起動しました。すんなり起動しています。

SmileSoundデコーダをUSB端子に差し込んだところ、以下のように表示されました。

あっさりと認識。デコーダ内部のファームウェア情報、サウンドデータ情報も読み取れてます。

サウンドデータやファームウェアの書き込みも特に問題なさそうです。

ARMプロセッサなWindows、インテルやAMDのx86/x64プロセッサと比較して、何か特別なことがあるわけでもなく、サクサク動いてます。

ここで他社さんのソフトLokProgrammerを動かしてみることにします。CPUはARM向けは一切考慮されておらず、x86向けですが特に問題なく、エミュレーションということも感じずに普通に起動しております。しかし、LokProgrammerハードウェアにつなぐときに問題が。シリアルポートが自動認識しません。

確認すると、LokProgrammerが使用しているFTDI社のシリアルポートドライバがうまく入ってません。

FTDI社からは、結構前にARM64 Windows向けドライバは公開されていることは弊社はすべて調査済みです。そこで、FTDI社のサイトに行ってダウンロードして手動インストールすることで、無事にドライバインストールは完了できます。なお、競合他社のセットアップの話ですので、皆様の環境で動かすときにトラブルが出ても、弊社には一切連絡しないでください。必ず、サポートはESU社に問い合わせください。弊社のソフトウェアではありませんので、一切、対応しません。

無事にシリアルポートの設定が完了し、LokProgrammer(5.2.8)もARM64なPCで動いております。

DSmainR5やDSair2などに使われている、WCHのCH340チップのドライバも問題になりそうですが、ご安心ください。WCH社のサイトに、ARM64向けドライバが用意されているので、手動ダウンロードしてインストールすることで、対応できます。

とりあえず、本日のレビューは以上です。互換性については、電子工作ユーザーは、特に気にする点はほとんどないように思います。x86やx64向けの従来のソフトは普通に動きます。10年以上前に書いた、Delphi製のWin32アプリも普通に動きます。

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