DSairLiteのボタンカバーは、個別に白いカバーを押し込んでタクトスイッチに嵌めて取り付ける方式を取っておりますが、一つ一つ差し込んでいく面倒くささがあります。また、高さを合わせるのも意外に難しいという課題がありました。ボタンカバーの高さがあってないとクレームが来たこともあり、ご迷惑をおかけしております。
なんとか解決したいとは思っていましたが、そこで量産製品でも使われている手法を試してみることとしました。その方法とは、ボタンカバーを一つのパーツにして出力することです。早速、3Dプリントで作ってみました。結果は以下の通りであります。
FreeCAD用データと、3Dプリント用のSTLファイルを置いておきます。ご自由にお使いください。
なお、このデータを使ったボタンカバーを行うと、当然ではございますが、ボタンごとに色替えできなくなります。
なお、ボタンの配置設計ですが、縦方向は9.5mmピッチ、横方向は12mmピッチです。ボタンの穴径は半径3.5mm(Φ7mm)で、今回作成したカバーは半径3mm(Φ6mm)となっています。
このデータを作った目的は、DSairLiteはユーザーが自由にカスタマイズすることを前提にした設計としているため、そのカスタマイズ性をより高めることにあります。ボタンの高さは、筐体に制約をもたせる可能性が高い制約条件であるため、このようなボタンの高さを比較的自由にできるデータや指針が重要となります。
DSairLiteのユーザー様が、数年前に少数販売していたDS HACX R4.1(カトーのパワーパックの筐体を間借りして、DCCコマンドステーションにしてしまうキット)のDSairLite版を製作されているのを見て刺激を受けた形です。