年末年始、車両のDCC化をされる方が多いかと思います。
少しだけ注意すれば、安全にDCC化ができますが、手を抜いてしまえばあっという間に高価なサウンドデコーダも故障してしまいます。対策にはポイントが有り、きちんと守れば故障はしません。
デコーダにも複数の安全機能が搭載されており、安全機能が働く条件では故障に至らずに済みます。この場合は、あまり気づかない方も多いかもしれません。気づくのは、安全機能が働かない条件を成立させて、実際に故障してしまう悪手をしてしまったときです。
デコーダが故障してしまう場合の対策は、SmileSoundユーザーズマニュアルの5.7~5.9で解説していますので、作業前に熟読をよろしくお願いいたします。可能であれば、作業前に5S活動(整理、整頓、清掃、清潔、しつけ)を行い、作業後には電源印加前に、ご友人や家族とKYK(危険予知活動)をすることも検討くださいませ。基本的に、電気安全の注意事項を守るだけなのでありますが、守らないからこそ事故は起きるものであります・・・。
それでは、ご唱和ください。(デコーダや作業机に向けて人差し指を指しつつ)
「年末年始も、配線とパッドをチェックし絶縁対策を入念に行って、ショートさせないように気をつけよう!ヨシ!」
以下に、ユーザー様から故障交換で送られてきたデコーダの写真や原因を記載させていただきます。ご参考くださいませ。
事例1・スピーカー配線に線路配線 or COM+をショートさせて逆流させデコーダ損傷
これは、以下の対策を十分に実施できていないことで発生するものです。
事例2・パッドへの電線はんだ付け不良・デコーダのダイオードがショート電流で焼損。
事例3・スピーカーを異なるパッドにはんだ付けして故障