2016~2017年頃に、DSturnout1やDSservo等、ポイントデコーダを設計・製造・販売していたのですが、それ以後、長らく開発をしておりませんでした。
というのも、サウンドデコーダ向けの技術開発に投資を集中させていたためでもあります。
SmileSoundもリリースし、技術的に大きな課題もクリアしてきたことから、DCCソリューションのラインナップとして欠けていた、ポイントデコーダを2025年の技術やノウハウを取り入れて、開発を開始しております。ハードウェアは以下の通り、試作品の設計ができております。
過去の経験や失敗などを踏まえて、以下のようなコンセプトとしました。
- シンプルかつ多チャンネル出力をサポート
- 状況が分かりにくい。煩雑なCV調整がある。
- ファームウェアアップデートが容易
![](https://desktopstation.net/blog/wp-content/uploads/2025/02/598C4AF6-6B93-4D61-910A-11174EA47EB5.png)
コンセプトを元に以下のように機能を定義しました。
- 6chのモータ・ソレノイド出力のサポート。ドライバーICを使用した安全かつ大出力機能の実現。
- OLEDディスプレイとボタンによるポイントのアドレスや機能設定・状況表示。
- USB端子を搭載し、ファームウェア更新を可能とした。機能強化やPCからのポイント制御を想定。
また、今回は以下の機能や用途をターゲットとしないことを決めています。
- 業務用途での利用
- リレー出力機能
- 専用コネクタへの対応(KATO,Tomix等)
シンプルかつ、ご家庭やクラブで使用する用途をターゲットに、機能を絞り込みつつ、使い勝手の部分にコストをかける方針としています。
春~初夏のリリースを目標に作業を進めてまいります。