KATO EM13互換デコーダが次々に登場

日本国内は、Nゲージが主流になっています。NゲージのDCC化としては、KATO社のDCCフレンドリーがもっともDCC ready製品として普及しているのは周知の事実です。弊社のwikiに対応表がありますので、もし興味ある方はチェックしてみてください。

DCCフレンドリーに使用する場合、DCCデコーダはKATO EM13が第1候補となるでしょう。ただこのEM13、ちょっと機能がシンプルすぎるというのも事実なところです。コレ以外にも選択肢が欲しいというのがユーザー側の意見になるかと思います。

選択肢を増やしてもらうにはサードパーティの登場が重要です。しかし、今まではDCCフレンドリーに1つだけ気がかりなことがありました。それは特許です。

KATO社はDCCフレンドリーについての特許1を2005年6月に出願しており、2025年6月末までその特許は有効となっておりました。しかし、もう8月になっていて既に特許は終了しています。つまり、誰もが自由に関連製品を開発・販売することが可能です。

特許としては、実際には車両側に関する請求内容とも受け取れるものでしたが、デコーダ側も全く関係ないとは言い切れないことや、特許紛争の回避で避けられていたというのが実際のところと思います。しかし、その気がかりも、既に終わりました。

日本でDCCが普及する過程においては、このDCCフレンドリーの活用が非常に重要となることは、間違いないことでしょう。なんといっても、DCCデコーダの搭載が簡単です。この気軽さは、海外製のDCC readyな車両と大きくは変わらないでしょう。もちろん、Next18等の高機能なものと比べると、数段できることは限られますが、そこに目をつぶってもメリットは大きいと感じます。

MT40 EM13互換デコーダの発表(2025年8月)

そんな中、先日のJAMで、MT40さんから発表されたEM13互換DCCデコーダが発表されました。EM13にはなかった、3ファンクションが追加されていることから、ヘッドライト・テールライト・AUX1室内灯などが実現できると思います。正式版のリリースが非常に楽しみです。

高機能なことから、EM13よりも少し高めで価格は2000~3000円の範囲のようです。

サウンドトラケージ DCCフレンドリー向けサウンドデコーダ(2025年8月)

サウンドトラケージからは、KATO DCCフレンドリー動力車用互換基板搭載サウンドデコーダキットがリリースされています。弊社のSmileSound Slim USBとTRAINO製 DCCフレンドリーアダプタ基板、スピーカーをセットにした製品で、EM13や上記MT40製デコーダでは対応していないサウンドを実現しています。

台湾drM社 EM13互換DCCデコーダ

実はKATOの特許は日本国内のみで保護されており、海外出願されていませんでした。背景は不明ですが、台湾国内ではEM13互換デコーダが以前からdrM社から販売されており、台湾ユーザーはEM13とdrM社の互換デコーダを使ってDCCを楽しんでいたようです。

価格は個人輸入で3000円程度のようです。

ESU LokSound5 micro DCC KATO

ドイツESU社からも、DCCフレンドリー互換のサウンドデコーダ LokSound5 micro DCC KATO Japanが販売されています。こちらもドイツを中心に欧米で発売されており、主にKATOの海外車両向けをターゲットにしていたようです。

価格は個人輸入で20000円弱となっています。昔はもっと安価でしたが、高級品になってますね。

ZIMO MX605N

ZIMO社からも、DCCフレンドリー対応のDCCサウンドデコーダがリリースされています。こちらは、KATOと提携しているLEMKE社のICE4とセットで売られてもいる製品となっています。

こちらもESUの製品と同様に、海外向けKATO製品をターゲットにしているようです。

詳細は、Nardiさんのブログが詳しいです。
KATO ICE4用 ZIMOサウンドデコーダ搭載と試運転


日本国内にいると、EM13一択となっていましたが、全世界を見るといろいろと互換デコーダが出ていることが分かります。まもなく、日本国内でもEM13以外のデコーダが登場し、選択肢が増えることで、より活発になることを期待しています。

  1. 特許4495040, 鉄道模型車両のデコーダ取付け装置 ↩︎
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