DSairLite 20250913

DSairLiteのファームウェアを20250913に更新しました。

今回は、過電流レベル変更機能が大きな変更点です。特にDCCデコーダを車両に搭載した直後で、CVチェックはしたものの試運転時に、ショートを危惧して大きな電流を流したくないケースがあります。本機能は、コマンドステーションが出力できる電流値を予め決めておくことができ、超えた場合にはエラーとして表示するようにしています。

モータ制御用のインバータでは当たり前の機能ですが、DCCコマンドステーションではあまり見かけないので、ご活用頂ければ幸いです。

まず、設定画面のページを2つに増やしました。DIRボタンで、ページを切り替えできます。何も設定していない場合は、UNLIMITED(無制限)となっていると思います。0.0Aに設定すると自動的にUNLIMITEDと表示するようにしています。ここでは、わざとエラーを起こさせるために、最低レベルの0.1Aにしました。数字キーを押すと変更できて、0.1A~4.5Aの間で設定が可能です。

ENTERを押すと保存できます。

運転画面に戻って動かしてみます。デコーダテスターのモータをわざと邪魔して電流を増やしてあげています。

100mA(0.1A)を超えたら、以下のようにエラーが出て自動的にPower Offしました。

特に理由がなければ、UNLIMITED(0.0A)の設定のままで良いと思いますが、必要に応じて、過電流レベルを変更し、安全にDCCを楽しみくださいませ。

なお、過電流レベルを極端に下げたままにして、動かないとサポートに問い合わせることはないようにお願いします。ちゃんとエラー時に、過電流レベルを表示するようにしましたので、そのようなことはないと思いますが・・・。

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