DSairLiteのPicoWは基板変更アップデートしません

弊社の主力DCCコマンドステーションであるDSairLiteは、現在、RaspberryPi Pico W(WiFi機能付きRP2040ベースのシングルコンピュータボード)を使用しています。理由は、技適対応で、専用基板とすると認証を取得する必要があり、DSairLiteの規模で取得するのはコスト的に現実的ではないためです。

RM2という、Pico W/Pico 2Wの無線モジュール部分を抜き出したモジュールが出るとかでないとか話があるので、こちらになったらフォームファクタは変更する可能性はありそうです。

現在、RaspberryPi Pico 2Wという新製品が登場しています。これはRP2040から2倍程度に高速化されたRP2350を搭載したボードで、Pico Wと同様にWiFi機能を搭載しています。

容易に差し替えができるので、RaspberryPi Pico 2Wに交換できますが、弊社としてはDSairLiteは、RaspberryPi Pico Wのままとします。RaspberryPi Pico 2Wにする際には、製品そのものを別として開発します。

その理由としては、①RP2040の性能を最大限に活用するほどの機能が入っておらず、移行する意味がそもそもないこと、②ファームウェアを複数提供するための管理コスト・テストコストが増えてしまうこと、③強いて言えば、Pico2Wで非力なWiFi機能が全く改善されていないこと、が挙げられます。

現状で特に問題なく、拡張性も余力があるのですから、わざわざ意味もなく新しいものに飛びつく必要性はないということです。RP2040がディスコンになるのでしたら考えますが、現状はディスコンの予定も無いようですし、Pico Wを使い続けていくこととなります。

なお、次の製造ロットから、Pico Wは基板製造業者で実装済にしますので、ユーザーによる変更は不可となります。予めご了承ください。

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