SmileDecoder4808 N18は、ファームウェアの書き換えが可能なDCCデコーダです。ATMEGA4808を使用しており、Arduino IDEで開発が可能です。また、販売しているファームウェアのソースコードが無償公開されており、ユーザーがカスタムして好きなDCCデコーダを1から作れてしまうというメリットがあります。なお、カスタマイズはご自身の責任の下で行って頂く前提ですので、ご承知おきください。
書き換えには、以下の商品が必要です。
- 75018 SmileSound USB Writer Rev.2またはRev.1
- 9921 SmileDecoder4808 UPDI USBアダプタキット
- Arduino NanoまたはUNO Rev.3 (ATMEGA328を使用したもの。Renesas RA4M1ベースのUNO R4は使用できないので注意)
- USBケーブル(Type C、Mini Bなど)
以下のように、上記製品を配線して使用します。(画像はNagoden様の製品ページから引用)

ファームウェアをビルドするためには、以下のライブラリ・ソフトが必要です。
- Arduino IDE (1.xでも2.xでも構いません)
- MegaCoreX (ハードウェアライブラリ。Arduino IDEへの導入方法は、MegaCoreXのページを参照ください。)
- 配布しているファームウェアのスケッチ
1500円弱のDCCデコーダというものが、かなりオトクな製品でありますし、ソースコード公開でカスタムできるということは、機能を自分で追加してオリジナルのデコーダにしてしまうこともできます。もちろん、ファームウェアを販売されても構いません。ハードウェアは、弊社やNagoden社からぜひご購入頂ければ幸いです。
かなりの薄型・小型デコーダですので、コンデンサを十分に備えればポイントデコーダでもなんとか行けるかもしれません。信号機デコーダにカスタムするのもいいかもしれませんね。