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ExpBoard YP Super SHORT

ブラス鉄道模型メーカーのエンドウ、およびカツミ向けに使用できるMTC21対応の汎用のサウンドデコーダ向けのDCCコネクタ引き出し基板です。室内灯と一体型になっています。LokSound5 MTC21で使用することを前提に設計していますが、その他のメーカーでも動作は可能と推察されます。

関連するシリーズ製品は以下の通りです。

特徴

  • 46mm x 20mm幅。MTC21対応デコーダを取り外し可能にしつつ自由に配置できます。
  • MTC21 DCCコネクタに対応
  • 両極性基板の機能を統合。電子部品を取り付けると、HEADとTAILは両極性専用になり、日本型の模型車両の先頭車ライトユニットに使いやすくなります。。
  • スピーカー端子を2か所に用意
  • AUX1,2,3,4,5,6を用意。抵抗パッドも用意しているのでLEDを付けるだけで制御可能。

基板

基板サイズは46x20mmです。

部品表

キットには、IC1とIC2が付属します。その他の部品は、秋月電子でご購入頂けます。
D1とD2は直列になっており、入替えても回路の動作に支障はありません。また、コンパチ品は多数のため、お手持ちの部品を使っても差し支えありません。両極性機能を使用しない場合、D1,D2,A1のはんだ付けは不要です。

シルク 仕様 Package マーク 入手先 注文番号
なし(2012) 抵抗 560Ω 2012 無極性基板に付属
A1 Rohm FMA1A
PNP Dual Digital Tr
SOT-25 A1 MOUSER 755-FMA1AT148
G3 (2か所) Rohm FMG3A
NPN Dual Digital Tr
SOT-25 G3 MOUSER 755-FMG3AT148
D1 NSI45020AT1G
CRD 20mA
SOD-123 AD MOUSER/秋月電子 863-NSI45020AT1G,
I-06133
D2 RB160M-30TR
SBD(1A/30V)
SOD-123 73 秋月電子 I-01398
MTC21 1.27mm 40ピン SMD- 秋月電子 C-10704

LEDは、ご自由にお選びください。デコーダから離れた位置に設置する場合、秋月電子のリード線付チップLEDが便利です。

下記に、基板上にはんだ付けする部品番号を写真上に赤字で示します。なお、D1とD2は、逆に入れ替えても問題なく動作します。方向がありますので、アノード・カソードは間違えないようにはんだ付けしてください。通常、部品上に線(シルク)が入っている方がカソード側になります。

端子の説明

下記に端子の説明を示します。なお端子名のカッコ書き内は、抵抗を介した出力となります。つまりLEDのみを繋げる形となります。

端子名 機能 備考
TRK1線路の左(右)配線 線路配線は左右を入れ替えても良い
TRK2線路の右(左)配線 線路配線は左右を入れ替えても良い
M+/M- モータへの出力配線
HD(RH) ヘッドライト出力 両極性部品1)を付けると両極性出力
TL(RT) テールライト出力 両極性部品を付けると両極性出力
A1(R1) AUX出力1 使い方はデコーダ次第。POWER出力。
A2(R1) AUX出力2 使い方はデコーダ次第。POWER出力。
A3(R1) AUX出力3 変換回路搭載のためPOWER出力となります。
A4(R1) AUX出力4 変換回路搭載のためPOWER出力となります。
A5(R1) AUX出力5 変換回路搭載のためPOWER出力となります。
A6(R1) AUX出力6 変換回路搭載のためPOWER出力となります。
SP+/SP- スピーカー 4Ω~16Ωのスピーカーを用意ください
C+ 直流コモン AUX、HEAD,TAIL用
G 直流コモンに対するGND トマランコンデンサ向け

HD,TL,A1,A2,A3,A4,A5,A6は、抵抗を直列に置いたLEDを接続してください。電球は想定しておりませんので、自己責任にてご利用ください。LEDは、C+にアノード(+)、カソード(-)側を各端子に繋ぎます。
RH,RT,R1,R2,R3,R4,R5,R6は、抵抗を基板上に置いているため、外部に抵抗は不要です。LEDのみを接続してください。電球は想定しておりませんので、自己責任にてご利用ください。LEDは、C+にアノード(+)、カソード(-)側を各端子に繋ぎます。

AUXの使い方

DCCでライトの配線を行う場合には、両極性モードと、オープンコレクタモードの2種類があります。両極性モードはアナログで一般的に使われるのでなじみがあると思います。

一方でオープンコレクタモードは、電気屋さんはご存じとは思いますが、模型ではあまり聞きなれないかと思います。ようは、「ONすると内部のスイッチもONして電流が流れるようになる」モードと思ってください。

両極性モードのHEAD,TAIL

両極性モードのHEAD,TAILにつながるLEDは、以下のようにLEDを逆並列に配線して繋げることになります。これは、通常のアナログのライトユニットと全く同じ配線構成です。ライトユニットは、テールライトのLEDと、ヘッドライトのLEDが、ちょうど逆同士でつながっている形(逆並列と呼びます)になります。

ExpBoard YP Super SHORTでは、TLまたはHDの端子を使用してください。RT,RHは使用できません。

AUX,HEAD,TAIL

COM+という配線はプラス側の電圧がかかります。AUX1,2やHEAD,TAILは、ファンクションなどでONされると、マイナス側に内部のスイッチが繋げてくれます(電気屋界隈では、この動きを、オープンコレクタとかオープンドレイン、引き込む(sink)と言います。台所のシンクに排水が流れるのと同じです。)。OFFのときは、内部のスイッチがOFFなので、マイナス側につながらないので、電流が流れず、ライトがつきません。

下の図ではAUXと書いてありますが、両極性モードでないHEAD,TAILの場合は、AUXと同じように配線できます。通常のDCCデコーダやDCC対応車両は、この配線のようになっています。

抵抗の位置は、LEDの前後のどちらでも問題ありませんが、LEDの極性はCOM+側になる方がLEDの線が長い方(A,アノード)となるように選びます。

下記の図は、ExpBoard YPのA1,2,3,4,5,6で使用する場合の例です。R1,1,2,4,5,6を使用する場合には、抵抗器を省略してください。

作成作業

MTC21を差し込みピンヘッダ裏は、絶縁テープなどで保護すると車体との接触によるショートのトラブルを抑制できます。

両極性ヘッドライト・テールライト機能を使う場合は、D1,D2,IC1の部品の位置や方向は以下の写真を参考にして下さい。D1とD2は逆でも動作します。

buin2gou.sakura.ne.jp_sblo_files_powerele_image_eypboardyp_10-thumbnail2.jpg

AUX3,AUX4を使うときに使用するIC2は以下の写真を参考にして下さい。

buin2gou.sakura.ne.jp_sblo_files_powerele_image_eypboardyp_11-thumbnail2.jpg

施工例

エンドウ製品だけでなく、KATO クモハ40(HO プラ)も、ExpBoardYPを装着できる空間が例外的にあるため、搭載可能と思われます。

頒布

DesktopStation部品頒布で頒布中。

価格は、おおよそ500円弱/枚としてます。

基板のみです。部品は付属しません。秋月電子では購入しにくい両極性やAUX3,4用の部品は、別途、商品コード10027として頒布していますので、ご購入下さい。

FAQ

両極性機能って何?

アナログ車両のヘッドライト・テールライトの制御は、電圧の方向を逆にして変えるのが一般的です。電圧の方向が2つあるので、これを両極性と呼びます。

一方、DCCでは両極性ではなく、ライトを個別に細かく制御できるようにオープンコレクタ出力(共通の電源端子COM+と、各機能端子の間にLED等を配線する)と呼ばれる配線を行う必要があります。

両極性機能は、一般的なアナログのヘッドライト・テールライトユニットをそのままDCCで使えるようにするための機能です。

TAILとHEADをそのまま、アナログのヘッドライト・テールライトユニットにおつなぎ頂くだけとなります。

両極性機能を使いたくない場合は?

D1,D2,IC1の部品は半田付けしないで下さい。これらの部品を半田付けすると、HEADとTAILは両極性モード専用として使用することになります。

※IC2は両極性機能に関係ありません。

MTC21のピンヘッダはカットしないと入らないのでは?

その通りです。11×2のサイズにカットしてお使いください。

IC2を半田付けしないとどうなる?

AUX3,AUX4が使用できません。それ以外の問題はありません。AUX3,AUX4を使いたい場合は、必ずIC2をはんだ付けしましょう。

※D1,D2,IC1は、AUX3,AUX4の機能に関係はありません。

LEDの抵抗はどう決めれば良い?

2.2~4.7kΩで、明るさに応じて選定下さい。もっと抵抗値を低くしても良いですが、デコーダの出力電流容量以内となるように設計して下さい。“LED 抵抗値 計算”で検索すると、計算の仕方が紹介されています。

基板の裏側の接触は大丈夫?

ExpBoard YPの裏側(LEDが無い側、屋根側)には、電気的な接点となる端子が複数配置されてます。ブラス車両では、接触するとショートの危険があります。

ボード側にテープを貼って絶縁対策を行うか、車両の屋根側にテープや絶縁処理の塗装などを行って、対策を実施して下さい。

1)
*IC1,D1,D2
expboardypsupershort.txt · 最終更新: 2021/09/07 22:37 by yaasan