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dsmainr5_instruction

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DSmainR5 Instruction / 使用方法

DSmain R5の使用方法をご紹介します。

必要なもの

  • ACアダプタ(2.1mm,センタープラス)
    線路や車両によって電圧が異なります。以下に参考例を記載します。
    12V N or HOゲージ(主に日本型),
    15V-16V HO(DC)ゲージ(主に欧米型),
    18-19V HO(Marklin),
    20-24V Gゲージ(12Vや16Vを使用する場合もあります)
  • フィーダー線(線路によって種類によって異なります)
  • ミニUSBケーブル

Wiring / 配線

Connect to PC / パソコンとの接続

  1. パソコンには、CH340G用USBドライバをインストールしてください。ファイルはこちらで配布しています。
  2. ダウンロードしたCH340のUSBドライバはZIP形式で圧縮されていますのでいったん展開し、CH341SERフォルダの中にあるSETUP.EXEを実行してドライバをWindowsにインストールしておきます。windows Vista, 7, 8, 8.1, 10に対応しています。


  3. USBケーブルを、パソコンのUSBポートに繋げてください。DSmainR5のUSBの端子にも使い繋げます。接続した後、自動的にCOMポートが設定され、右下に「COMxx(xxは数字)」と表示されますので、必ず控えてください。
    忘れた場合は、スタートメニューの「デバイスとプリンター」でも確認できます。
  4. Desktop Station Softwareをインストールします。ファイルは、こちらからダウンロードできます。ZIPファイルを展開し、binフォルダに入っているDesktopStation.exeをダブルクリックすると起動できます。

  5. Desktop Station Softwareが起動したら、ハンマーのアイコンを押して、通信(シリアルポート)の設定をします。
  6. これは、DSmainR5と通信するための設定で、PortNoに先ほど控えた「COMxx」を設定します。このとき、ボーレート(速度)を115200bpsにし、「Leonardoを使用(DTR)をチェック」します。日本語で使用する場合は、右下の言語設定をJapaneseにすると、次回起動時から日本語表示になります。
  7. OKを押して設定画面を閉じます。
  8. START(開始)を押すと、DSmainR5と通信を開始して、コマンドステーションとして動作するようになります。
  9. Desktop Station Softwareの使い方は、Desktop Station Softwareを参照ください。

Buttons / 前面パネル

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ENTER 確定や選択するときに使用
上矢印 上方向に移動したり、数値を増やす場合に使用します
下矢印 下方向に移動したり、数値を減らす場合に使用します
ESC MENUに戻る、キャンセル
▶/■ 線路への電源供給ON/OFF
RESET(裏側) DSmainR5ハードウェアリセット

Connectors/ バックパネル

DC Input 2.1mmΦ ACアダプタジャック
UART 4極オーディオジャック型通信端子
TRK OUT フィーダ出力
S88-N 在線検出・DSJoy用 S88-N端子
USB USB端子
RESET リセットボタン

画面

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Loco 機関車操作
Turnout ポイント操作
CVRead CV読み込み
CVWriteCV書き込み
MM2 Mode / DCC Mode プロトコルの切り替え
Sensors 電流・電圧・エラー情報
Config 設定

Loco control

表示されたアドレスの機関車のファンクション操作と、速度調整、進行方向の切り替えができます。

ファンクション操作は、ENTERキーを押すことでON/OFFを切り替えます。ファンクション番号は、ENTERキーを押しながら上三角または下三角で変更でき、F0-F28まで対応しています。

進行方向は、ダイヤルを左に押し込むと切替できます。速度は右側に回すことで調整できます。

Turnout control

上三角または下三角で、アクセサリのアドレスを変更できます。ENTERキーで、直進または分岐を切り替えられます。

CV Write

CVの書き込みに対応しています。本体だけで書き込みができます。本体から書き込む場合は、Directモードのみとなります。OPSモードで書き込みを行う場合には、Desktop Station Softwareをご利用ください。

CV書き込みを実行すると、線路に電力を供給してデータ書き込みを行います。線路には、CVを書きたい車両以外は載せないでください。特に複数のデコーダを搭載している車両はご注意ください。

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CV Read

DSmainR5にはCV読み込み機能が搭載されています。CVの読み込みは、DirectモードのBit Manipulation機能を使用します。この機能に対応していないデコーダは読み込みできません。

欧州系を中心に多くのデコーダに対応しています。ただし、一部のデコーダや、モータや負荷の接続との相性によってはCVを読み出せない場合があります。DSmainR5では、デコーダが規定の電流を流したかどうかを16パターンチェックして、CV値を判定する方式を使用しております。

CV読み込みを実行すると、線路に電力を供給してチェックを行います。線路には、CVを読みたい車両以外は載せないでください。

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ビープ音

ビープ音は、リセット時(2回)とエラー時(7回)になります。エラーは正しくACアダプタが接続されていない場合や、異常な電圧、電流が流れている場合に警告として鳴ります。エラーLEDが点灯して機関車の制御ができないようになっています。

S88-N

DSmainやDSone、DCC/MMシールドには、S88-Nのインターフェースが標準で搭載されています。欧州で主流のS88-N対応の在線検出器や、Throttle over S88-N(DSjoy)に対応したS88マスコンS88アナログといった外部スロットルを装着できます。

在線検出器(S8)として使うか、DSjoy(JY)として使うかはCONFIGで設定が必要です。デフォルトは、在線検出器として使用する(S8)です。

自動運転で遊ぶ場合には、在線検出器として設定してください。DSmainを単体動作にして、マスコンやいろいろなスロットルを繋げて遊ぶ場合には、DSJoyモードを選択してください。

外部操作の仕様

DSmainは、外部の機器からシリアル通信のコマンドを送ることで、DCCのパケットやS88を自由に制御できます。この仕組みは、Desktop Station Softwareで使用しているもので、仕様をオープン化しています。

詳細は、Serial Communication Specification をご覧ください。なお、使用にあたっては自己責任の下で実装ください。当社は適用先のシステムを含めたサポートサービスはいたしておりません。

エラー時の表示

エラーが発生した場合、自動的にDCC出力が遮断されて、液晶画面にエラーと表示されます。なお、ACアダプタ側で安全機能が先に働いた場合には、DSmainが再起動することになり、エラー要因が不明になりますのでご注意ください。

エラー名 説明 対処法
NO ERRORS エラーは発生していません エラーはありません。
もし異常な動きなのにこの表示が出る場合にはメーカーにお問い合わせください。
ERR: OC 電流が設定よりも大きいです。 CONFIGのOCLvの数値を上げてください。
ERR: LV 10V未満の電圧入力になっています。 ACアダプタの故障、もしくは選定ミスです。
ERR: OV 24V超の電圧入力になっています。 ACアダプタの故障、もしくは選定ミスです。
dsmainr5_instruction.1499772217.txt.gz · 最終更新: 2017/07/11 20:23 by yaasan

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