DSair2で使用しているタカチのPF10-4-7というケースは、カスタム加工をタカチに依頼して、印刷と穴あけを行ってます。標準品は、千石電商などで簡単に買うことができます。
PF10-4-7には、高さ違いで縦・横サイズが同じのPF10-2-7というシリーズがあり、こちらを使うと高さが小さくなって、よりコンパクトになります。今回、PF10-2-7に搭載する改造を行ってみました。
やったことは以下の項目です。
- Arduino Nanoボードの下駄(ピンフレーム)を省略した。
- RJ45(S88-N)コネクタを未実装
- コンデンサC2を、低背タイプの25V/47uFに変更(耐圧は25V以上で低背ならOK)
- BP5293 DCDCコンバータを無理やり寝かせた
- DCジャックの頭を削る加工を行った(ケースに当たるので)
- PF10-2-7用にパネルを新規製作
比較すると、以下のような感じになります。以下は、まだDCジャックの頭を削る前です。
削った後。
3Dプリントのケースは、FreeCADで設計し、3Dプリンタ(弊社はFlashforge Adventure3)で印刷を行いました。
出力結果。
組んだ様子。販売中の通常ケースと比較すると、高さが明らかに違うことが分かります!
このような形で、DSair2を薄型にすることができました。
一般販売は考えてませんが、必要な方には個別に特別注文扱いで承りたいと考えております。超上級者向けとなりますので、改造に伴う作業のサポートはできません。ご注意ください。