Tetsuo-sanさんから、DSair2用のWiFiリモコンDA2TR(これが正式名かどうかは不明)を開発されたと聞き、お借りする事ができたので、ここでレビューをしたいと思います。なお、価格や製品化の予定等はたっていないようなので、「絶対に欲しい!」という方は、ぜひとも、Tetsuo-sanさんに要望をしてみてください。
このデバイスは、リモコン機器の中にWiFiモジュールが内蔵されており、DSair2と直接通信して、デコーダ類の操作が行えます。DSair2のWiFiの仕様はオープンに公開しており、この仕組みを実装されたようです。このデバイスがあれば、スマホは使用せずに運転が可能になります。もちろん、スマホも一緒に接続して、複数列車を運転する事もできます。DSair2は、同時に7台までのスマートフォンや、このWiFiリモコンなどが接続できます。
このWiFiリモコン、サイズですが、約110x60x30mmで、手の平に収まるサイズです。なお、白いケースは私が勝手に採寸して作ったものです。もともとは、アクリル板でサンドイッチされていたため、中身がよく見える状況になっていました。
裏面は、単4乾電池2個を入れるカバーがあります。電源スイッチもあるので、使い勝手も良いですね!!昇圧回路を内蔵しているそうなので、乾電池を限界まで使用できるようです。新品の乾電池で、おおよそ数時間以上は問題なく動くそうです。ハードウェアの改良が進めば、省エネ化が進み、さらに乾電池で動かせる電池寿命は延びるかと思います。
電源を入れると、以下のような画面が表示されます。バッテリの電圧が、残りの乾電池寿命の参考になりますね。
実際の操作まで、以下のような手順となっているそうです。
①電源を入れる(裏面のスイッチをONにする)
②事前に登録されていない場合、WiFiアクセスポイント(DSair2)を選ぶ。初期設定のままのDSair2だと、FlashAir_****という名前になっていると思います。ダイヤルをくるくる回すと、近くの電波が飛んでいるWiFiアクセスポイント名が表示されます。展示会とかだと、山のようにあるので要注意ですね。
③WiFiアクセスポイントを選んだら、パスワードを入れる。初期設定は12345678のはずです。
④WiFiアクセスポイントへの接続に成功すると、以下の画面になる。
接続後は、操作画面に遷移します。*が進行方向切り替え、#がファンクション切替+特殊操作、となってました。
まだ開発中のようで、操作方法は変更となるかと思うので、あまり細かい操作についてはご紹介しません。
操作している様子は、ツイッターにあげましたのでご覧ください。なぜか録画の時の設定の不具合なのか、音が出てませんが、ファンクション操作は普通にできるので音もデコーダからしっかりと鳴っています。
DSair2は、スマートフォンやタブレット操作を前提としていましたが、このような素晴らしいデバイスが出てきてくれたことを、本当に感謝したいです。製品化まで進んでいただき、日本全国のDSair2ユーザーさんのユーザービリティ向上を実現していただけることを切に期待しています。