KATO HOキハ110に、先日発売となったSmileSound Mini Next18を入れてみることにします。Nゲージ用ですが、プラHOで単行で遊ぶものなので、SmileSound Mini Next18でも動かすことが可能です。オープンサウンドデータに、SmileSound向けのキハ110のサウンドデータも公開中ですので、USBライターがあれば書き換えて、キハ110サウンドにすることができます。
搭載補助基板は、弊社のExpBoard N18 for KATO HOが便利です。搭載方法は、ExpBoard N18 for KATO HOのWikiに搭載事例が掲載されていますので見て頂ければ幸いです。
SmileSoundを使うときの注意として、LokSoundよりもコンデンサ搭載量が少ないので、補充が必要です。デコーダにはコンデンサを追加できませんので、車両搭載時に、ExpBoardのCOM+とGNDのところにコンデンサをはんだ付けする必要があります。コンデンサは、電解コンデンサまたはポリマーコンデンサで100uF程度あれば問題ありません。入手が容易なセラコンはDCバイアスという現象で、実際の容量から半分以下に目減りするので、集電対策などに使う場合には注意が必要です。
100uFよりももっと大きな容量のコンデンサを追加する場合には、トマランコンデンサ回路が必要です。Nagodenさんがキットを頒布しています。抵抗とダイオードで自作することもできます。
コンデンサを付ける箇所は、COM+とGNDと書かれた赤枠の箇所です。COM+にコンデンサの長い足の方をはんだ付けします。GNDには短いほうの足をはんだ付けします。カットしても良いですが、どっちが+か-(GND)か忘れないようにしておきましょう。
コンデンサを付けると、床板と当たって干渉しますので、超音波カッターで、床板をくりぬきました。
上側の筐体を被せて、外から見ると、コンデンサとデコーダが少し目立ちますが、目を近づけなければ大丈夫でしょう!
CV2はデフォルト値で8になっていますが、少々頼りないので、16~32程度の値にすると良いと思います。
ちなみに、構造が似ているクモハ40や、クモハ12も行けます。SmileSound向けに旧国サウンドも公開しているので、都合が良いと思います。