弊社に、ずっとTomixのEF210-100(HO-2005)がアナログのまま保管されていました。デコーダ開発などで多忙なため、DCCサウンド化するのも億劫で、ほったらかしでした。
今回、サウントトラケージさんから、DCCサウンドデコーダー TOMIX製 EF210 100/300番台 用を等価交換して入手できましたので、早速、DCCサウンド化してみました。なお、搭載にかかった時間は、10分未満です。鉄道模型車両の室内灯をサクッと入れられる人であれば、あっという間に作業完了できます。
まず、購入直後の箱はこんな感じです。

開けると、説明書のQRコード等の用紙が入っているのが分かります。

用紙を取ると、サウンドデコーダと搭載用の基板・ライトユニット等が出てきます。

箱から出してみました。弊社のSmileSound mini Next18が使用されてますね!なお、実際には、デコーダを固定するジグで覆われてます。デコーダを見せるためにわざと外しております。
エンクロージャ付のマイクロスピーカーと、大容量のコンデンサが搭載されていて、集電不良対策もバッチリです。オールインワンの基板です。

それではTomixの車両とご対面!

車両を分解します。結構しっかりボディと接しているので、指でボディに隙間をつくりながら慎重にガワを外していきましょう。
外すと、以下のような感じで、基板が見えます。この基板は、電線類を外すと簡単に外せます。

電線類を外した様子です。

車両に予め取り付けられていた基板を外しました。

このままでは取り付けできないので、両サイドのライトユニット部分を外していきます。上に引っこ抜けば抜けますが、左右に隙間を作って、マイナスドライバを差し込むと楽かもしれません。

両方のライトユニットをを外した様子です。

それでは、サウンドトラケージさんのDCCサウンド化基板を取り付けていきます。基板だけ爪に引っ掛けて取り付けました。

ライトユニット部分をはめ込んでいきます。このとき、線路からの集電用の配線を基板とライトユニット、ボディの間に引っかからないようにしましょう。まあ、修正は後からでもできますが。

動作試験をするために、テストレールに載せました。はんだ付けも不要なので、あっさり動作確認OK。

ボディをはめ込んで完成!このDCC化基板は、テールライトもちゃんと制御できるのが最大の特徴です。入換灯ももちろん対応。F6を押すと、入換モードです。機回しで遊び放題!

もちろん、テールライトもF3を押すと点灯します。

テールライトもOKで、もちろんサウンドもしっかり鳴ります。展示会などの大騒音のところでも、そこそこのサウンド音量が出るレベルに、エンクロージャもチューニングされていると思います。大爆音を出したい人は、ダイキャストに穴を開けるしか方法はないですが、ほとんど多くのユーザーは、このキットのままでも満足の音量・音質と思います。よく練り込まれたキットと思います(本音です)。
本当に簡単にDCCサウンド化できました。Tomixの機関車は、今まで何時間もかけて配線地獄・スピーカー・デコーダ置き場所を悩みながら苦労してDCCサウンド化していたのが嘘のようです。本当に素晴らしい製品です。DCC化の搭載作業時間もコストと考えれば、これが、16500円(2025/10/16現在)なのは、激安でしょう。
SmileSoundが、こんなに簡単に搭載できるソリューションを提供していただけるとは、感無量です。お手持ちに、TomixのEF210のある方は、ぜひともチャレンジしてくださいませ。
販売サイト: サウンドトラケージ
価格: 16500円(税込)