DSSPに付属するSmileSoundファームウェアを、20241006版にアップデートしました。大幅に変更があり、テスト要素が強いため、中上級者の方のみ適用をおすすめいたします。サウンドデータの互換性は維持されています。
- 使用しているライブラリをダウングレード(3.8.2→3.7.2)。古い方が安定していたという情報を元に、互換性を維持しながら調整を実施
- サウンドフローエンジンの一部を大規模改修。分岐や変数処理コマンドを10倍に高速化。
- 定周期処理をシュリンクし、分周処理するように変更。
- バグの修正(デバッグ処理が残っていた複数個所の除去、ピッチ処理の初期化ミスバグ)
- 全機能の処理時間を測定し影響がないことを確認できたため、BEMF検出の周期を2倍に向上。低速走行の安定性を目的。
今回のファームウェアは、新機能はありません。処理時間を定量的に求めることで、ネックとなる部分を細く把握しました。また、安定性面でも、ライブラリに起因する問題が見えてきましたので、その対策も実施しています。現状機能の足腰強化やバグ修正、安定性向上というところをかなり力を入れた修正となっています。
大きく変更した部分が多いため、挙動が変わっていたり、逆にバグを入れてしまうケースも想定されます。お気づきの点があれば、デジタル鉄道模型フォーラムにご投稿をお願いいたします。