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目次
TRAINO
TRAINOは、“TRAIN”と“Arduino”を組み合わせた言葉です。鉄道模型の世界でマイコンを利用して、より楽しみを拡げる製品を提供します。日本型はもちろん、海外型に向けての製品もございます。NゲージやDCCを中心としたラインナップとなります。
- DCCデコーダ搭載補助基板 → ExpBoard ECシリーズ、SLシリーズ
- コントローラ(DCCコマンドステーション) →PetitStation
- レイアウトで利用する製品 → TRAION A100
- 車両用デコーダ →PetitDecoder
DCCに特化することなく、アナログ運転でも利用できるコンセプトを目指しています。 また、初心者の方からベテランの方まで納得していただくことを目指しています。 (はじめてNゲージのDCCに取り組まれる方は、一度、「NゲージでDCC事始め」を一読いただければ幸いです。)
※TRAINO製品の品番と価格、頒布場所は、こちらを参照願います。
■ ExpBoardとは?
現在、欧州製品で使われているサウンドデコーダ は車両ごとの専用基板ではなく、今回ご紹介するNEXT18規格などで接続する方式により共通化の方向ですすんでいます。一方、日本型においても無償でダウンロードできる音源(オープンサウンドデータ)がでてきたことにより、頑張れば!?好きな車両にサウンドを搭載することが可能になってきました。
しかし、Nゲージの車両はさすがに小さいのですよね・・・そこをなんとか、少しでも簡単にDCCデコーダを搭載できるようにと考えたのがN用ExpBoardになります。ExpBoardは室内灯ユニットの代わりに取り付ける汎用品(EC-Slim)のほか、各種SLやELに合わせたプリント基板を取り揃えています。
■ ExpBoard EC-Slim
Nゲージ電車、気動車の天井裏に取り付けるNEXT18規格アダプタボードです。特徴は以下の通りです。
- デコーダのレール・モータ・ヘッドライト/テールライト/サウンドデコーダ配線が簡単になります
- 屋根裏につければ室内灯を点灯できます(デコーダ出力もしくは常時点灯)
- トマランコンデンサ用パッド準備済
- KATO EM13タイプコネクタ基板を添付しています。
- 多くのメーカー車両に対応します(KATO,TOMIX,Micro,GM他)。ただし、二階建て車両や新幹線については適合しない場合があります。
- 多彩なバリエーションで頒布中です。(イージーセット、スタンダードセット、エコノミーセット)
製品の詳細や頒布場所についてはこちらをご覧ください。
■ ExpBoard EC-タイプF
KATO クモハ52,キハ30等、 床下に基板がある車両用です。M車、T車双方に利用できます。
- NEXT18規格デコーダを簡単に床置きできます。メカイスはデコーダに合わせて開口する必要があります。
- オリジナルのヘッドライト、テールライトLEDを移植可能です。
- トマランコンデンサ用パッドあり、ただし部品を逃げるために車両側の加工が必要になる場合があります。
- NEXT18を使わずに、EC-SlimなどDCCデコーダを天井にとりつけるための中継アダプタとしても利用できます。
組み立て方法は、取扱説明書を参照ください。また、ゲヌマ・フジガヤ2さんの加工記事も参考にしてください。
ラインナップ:
- スタンダードセット(コネクタ付き基板2枚) DesktopStationさんで頒布中です。
- エコノミーセット(コネクタなし基板4枚) DesktopStationさんで頒布中です
- イージーセット(LED付き基板2枚) 今後メルカリにて頒布予定。
■ ExpBoard EC-タイプT
KATO TGVシリーズに使えるExpBoardが完成しました。 .
- KATO TGVシリーズ専用です。Lyriaについては搭載確認済みです。レゾはパーツの構造上二重屋根になっていますので、下側の屋根裏部分を切り抜く必要があります。また、ユーロスターは屋根が低いので入らない可能性が高いです。
- 対応デコーダ loksound5 micro、nagoden0210 SmileDecoderN18、LAISDCC 86015を想定しています。個体差によりデコーダの保護シートやボディを削る必要がでる場合もあります。
- スピーカーを屋根裏にセットするだけで使える構造にするため、大きめのスピーカー用パッドを準備しています。配線をはんだ付けすればより信頼性を上げることができます。
組み立て方法は、取扱説明書を参照ください。
ラインナップ:
- スタンダードセット(コネクタ付き基板2枚) DesktopStationさんで頒布中です。
- イージーセット(コネクタ、LED付き基板2枚+デコーダ2個)現在メルカリにて頒布中です。
■ ExpBoard SLシリーズ [頒布中]
KATO SLにLoksound5をより、簡単に搭載するためのプリント基板です。 スピーカーとデコーダのレイアウトによって3タイプあります。 (現在、さらにラインナップ拡張中です)
タイプA(C57/D51用)
- KATO 新型SL用です。
- デコーダの下側にExpBoardを装着し配線を行います
- タイプBよりエンクロージャの高さをとることができます(音質重視)
タイプB(C59/C62用)
- タイプA同様、KATO 新型SL用です。
- デコーダおよびスピーカーの上側にExpBoardを装着し、配線します
- エンクロージャの上に基板が来ますが、全長はタイプAより短いの加工が少なめです。
タイプC(C58用)
- KATO C58の構造を考えた基板構造に変更。
- テンダーに余裕があるので、配線のしやすさを改善。
- ダイキャストウエイトは取り外していただき、基板周囲に鉛版などのウエイトで補重すると集電が安定します。
タイプD(9600用)
- KATO 9600の構造を考えた基板構造に変更。
- テンダーの構造に合わせて、基板下面から配線を取り出す構造にしています。
- ダイキャストウエイトは取り外していただき、基板周囲に鉛版などのウエイトで補重すると集電が安定します。
タイプE(C56用)
- KATO C56 の構造を考えた基板構造に変更。
- テンダーの構造に合わせて、基板下面軸の部分から配線を取り出す構造にしています。
- ダイキャストウエイトは取り外していただき、基板周囲に鉛版などのウエイトで補重すると集電が安定します。
タイプS(Minitrix S3/6用)
- Minitrix S3/6専用です。
詳細は説明書を参照ください。
サウンド | expboard | 記事 |
---|---|---|
8620 | SL-C57/D51 | 製作記事はこちらを参考にしてください。 |
9600 | SL-9600 | 製作記事はこちらです。 |
C57 | SL-C57/D51 | 製作記事はこちらとこちらです。 |
C58 | SL-58 | 製作記事はこちらです。 |
C59 | SL-C59/C62 | 製作記事はこちらです。 |
C61 | 未定 | TOMIX製品のため、搭載方法を検討中です。 |
D51 | SL-C57/D51 | 製作記事はこちらです。 |
S3/6 | SL-S3/6 | 製作記事はこちらです。こちらは、ESUの音源であり、オープンサウンドデータではありません。 |
ご注意:
- 機関車のバリエーションによって、テンダーの形状が異なります。現在確認済みなのは、2024 C571次形、2026-1 C59戦後形です。それ以外の車種については加工方法が追加になる場合があることをご了承願います。
- 本製品はLoksound5 microでの利用を前提に設計していますが、Loksound5自体は、別途調達をお願いします。
- 配線処理(はんだ付け)の難易度も高めですので、配線同士が短絡しないよう十分注意して加工してください。
■ ExpBoard ELシリーズ
KATO EH200,EH500,EH10に利用できます。 詳細は説明書を参照ください。
特徴
- プリント基板を置き換えることで、DCC化、DCCサウンド化が可能です
- 1セットに1枚基板、この基板は真ん中でカットする構造で、EH2001両分に対応します
- 内部の樹脂パーツのカットが必要ですが、ボディや内部ダイキャストフレームの加工は不要です
- モーターには基板のパッドを通して直接通電しますが、スピーカー配線、車体間の配線などで細いケーブルのはんだ付けが必要です
- その他複数のパーツをはめ込むときに手際良い作業が必要ですので、加工記事をよく読んでから採用いただくかを検討いただえれば幸いです。
加工記事は、EH200の加工例を参照願います。
■ ExpBoard DL Sesies
KATO製DF200は、EC-タイプF基板が形状的に適合しますが、デコーダの取り付け位置の関係で、ボディの隙間に治りません。これをずらしてDF200に対応させています。LEDもプリント基板下部に移設しました。
■ PitIn Series
ピットインシリーズは、車両をメンテナンスするためのツールです。 品番や価格はこちらを参照ください。
特徴
- 走行車両の安定をはかるため、ベアリングを低く設計しています。
- ベアリングの内側で抑えるため、車両のタイヤ周りがよく見える構造です。
- レールがTOMIXの場合は軽くクリックする構造で、外れにくくしています。
- クリーナーは枕木間に挟むことで、ずれにくい構造です。
スタンダードセットでは、ローラー運転台(PitIn-R)4個にM車タイヤクリーナ(PitIn-C)がセットになっています。 テンダー用の集電台(PitIn-T)も併せて使うことができます。 詳しくははPintIn説明書を参照ください。
また、スピードメータ(PitIn-SN)も組み合わせて使えます。 ローラーに取り付けられたミラーを近赤外線センサーで検知して、その回転速度に縮尺をかけて実車の速度に変換します。
特徴
- DesktopStationさんのDCC信号モニター(DSWatch)をベースに開発することで、DCCのロコアドレスやスピード設定を同時に表示します。
- アナログ運転の時はレール電圧とPWM Dutyを表示します
PitIN-SP(プロフェッショナル版)は、さらに2点間通過時間により隣のレールを通過する車両の速度検知も可能です。
特徴
- PitIn-SNの機能(ローラー運転台)をすべて含みます。
- 組み立てキットのため、センサーの高さを自由に調整できます。
- 縮尺も1/220から1/80まで幅広くサポートしています。
PitIn-Sの詳細はPitIn-SN・SP説明書を参照ください。
■ Petit Decoder
■ Petit Station [頒布予定]
PetitStatonは、Nゲージのレールやアナログ車両をお持ちの方が、スムーズにDCCを体験できるよう準備したコマンドステーションです。
特徴:
- スロットルはセンターオフで、右に回すと前進、左に回すと後進です。
- 青ボタンは運転開始もしくはF2(通常汽笛)、赤ボタンは緊急停止です。
- AC/DCアダプタはアナログ用のものを流用できます。
- TOMIX用コネクタで、TOMIXフィーダーコネクタが直接付けられます。
- DCC車両を買ってきてすぐに走らせられます。(購入直後はすべてアドレス3で運転できます)
- また、ショートアドレス(1〜99)に変更し、運転することもできます。
詳細は説明書を参照ください。