DS mainは、デジタル鉄道模型の制御ハードウェアです。運転に必要な機器を全てオールインワンにした機器です。
以下に、半田付けした基板の写真を掲載します。半田付けの際に、ご参考としてください。
部品番号 | 部品名 | 仕様 |
R1 | 抵抗 | 1kOhm, 3mA(typ),LED電流制限 |
R2 | 抵抗 | 1kOhm, 3mA(typ),LED電流制限 |
R3 | 抵抗 | 1kOhm, 3mA(typ),LED電流制限 |
R4 | 抵抗 | 1.2kOhm |
R5 | 抵抗 | 2.2kOhm |
R9 | 抵抗 | 6.8kOhm |
R10 | 抵抗 | 6.8kOhm |
C1 | 積層セラコン | 10V, 0.1uF |
C4 | 電解コン | 35v,220-470uF |
C5 | 積層セラコン | 50V,1uF |
C6 | 電解コン | 50v,47uF |
C7 | 電解コン | 50v,47uF |
C8 | 積層セラコン | 10V, 1uF |
C9 | 積層セラコン | 10v, 1uF |
C10 | 積層セラコン | 10V 0.1uF |
D1 | LED | yellow |
D2 | LED | red |
D3 | LED | green |
D6 | ダイオード | SBM1045VSS |
D7 | ダイオード | 1N4148 |
SW3 | スイッチ | タクトスイッチ |
SW4 | スイッチ | タクトスイッチ |
SW5 | スイッチ | タクトスイッチ |
SW6 | スイッチ | タクトスイッチ |
SW7 | スイッチ | タクトスイッチ |
SW8 | スイッチ | タクトスイッチ |
SW9 | VR | Variable resistor with switch |
CN1 | ヘッダ | 15pin Header |
CN2 | ヘッダ | 15pin Header |
CN3 | nc | nc |
CN4 | nc | User option for Bluetooth |
CN5 | コネクタ | 2x3pin Long socket header |
CN6 | コネクタ | 2pin ターミナルブロック |
CN7 | DCコネクタ | MJ-179P compatible |
CN8 | S88N RJ45 jack | RJ45 jack |
CN9 | S88 header | 6pin L connector |
IC1' | ソケット | 28pin IC socket |
IC1 | ATMEGA328 | MCU |
IC2 | TB6643KQ | Motor driver |
IC3 | L7805CV | 3端子レギュレータ5V |
F1 | ポリスイッチ | Poly Switch 2.5A or 3.0A |
X1 | Ceramic resonator | nc |
LCD | I2C LCD | AQM0802A-RN-GBW 3.3V I2C LCD |
本仕様を満足しない使い方をする場合、故障や焼損などの危険があります。正しくご利用ください。
なお、本シールドは線路のショートなどに対する安全機能が入っておりますが、100%安全を保証するものではありません。必要に応じてブレーカーなどをACアダプタに接続し、安全対策を十分にとった上でご利用ください。
キット版は半田付け経験のある方を対象としています。基板のシルク印刷、部品表、部品の表記(抵抗のカラーコード、LEDの線の長さと極性、コンデンサの数値)から難なく部品が判別できることを前提とします。有志の解説ページなどを見ながら行えばできなくは無いとは思いますが、自己責任にて対応をお願いいたします。なお、部品を損傷してしまったり、完成してもなかなかうまく動かず困っている場合、管理人にご相談頂ければ可能な範囲でフォローいたします。
電解コンデンサ、ダイオード、LEDには上記のように半田付けの方向が決まっています。
間違えると故障・動作不良の原因となります。
本体ボタン操作概要
START/STOP: 線路への電源供給・停止ボタン。RUNボタンが点灯していないときは線路に電力は供給されていません(機関車は動きません)。
LOCO: 機関車操作モード。ボリュームやF0,F1が使用できます。アドレスを変える場合は、SELECTを押しながらLOCOを押します。アドレス確定をする場合は、LOCOを押します。
TURNOUT: アクセサリ操作モード。F0,F1ボタンがそれぞれ直進・分岐になります。アドレスを変える場合は、SELECTを押しながらTURNOUTを押します。アドレス確定をする場合は、TURNOUTを押します。
F0(直進、+): 機関車操作モード時F0、F2(SELECTを押している時)。アクセサリ操作モード時、直進。アドレス設定時は+1.
F1(分岐、-): 機関車操作モード時F1、F3(SELECTを押している時)。アクセサリ操作モード時、分岐。アドレス設定時は-1.
DIRボリューム:機関車操作モード時速度指定。一番左に押し込むと進行方向変更。
機関車の操作
LOCOを押すと、機関車の操作が出来ます。
アドレスの変更画面は、SELECTを押しながらLOCOを押します。
アドレス変更画面では、+(F0)と-(F1)でアドレスを切り替えできます。SELECTを押しながら、+(F0)と-(F1)で変化量を調整できます。また、SELECTを長押しすると、DCCまたはMarklin digital(MM2)のいずれかのプロトコルを変更できます。
アドレスを変更後、LOCOを押すとアドレスを確定できます。TURNOUTやSTART/STOPを押すと、キャンセルになります。
機関車の速度はボリュームで変更できます。
進行方向は、ボリュームを一番左にして押し込むと変更できます。
F0,F1はそのまま押すと、機関車のファンクションのON/OFFを制御できます。LOCOを押しながら、F0またはF1を押すと、F2またはF3を操作できます。
ポイントの操作
TURNOUTを押すと、ポイントの操作が出来ます。
ポイント操作画面でも、機関車を操作するためのボリュームは操作可能です。
アドレスの変更画面は、SELECTを押しながらTURNOUTを押します。
アドレス変更画面では、+(F0)と-(F1)でアドレスを切り替えできます。SELECTを押しながら、+(F0)と-(F1)で変化量を調整できます。また、SELECTを長押しすると、DCCまたはMarklin digital(MM2)のいずれかのプロトコルを変更できます。
アドレスを変更後、TURNOUTを押すとアドレスを確定できます。LOCOやSTART/STOPを押すと、キャンセルになります。
F0(直進,straight),F1(分岐,diverse)はそのまま押すと、ポイントの分岐方向を制御できます。
CVの書き込み方法
LOCOを長押しすると、CVの書き換え画面になります。
+(F0)と-(F1)でCV値を設定できます。SELECTを押しながら、+(F0)と-(F1)でCV番号を変更できます。
SELECTを押しながらSTART/STOPを押すと、CVを書き込みます。線路への電力供給は自動的にOFFになります。
LOCOまたはTURNOUTを押すと、CV設定画面をキャンセルします。
DSmainR4では、Bluetoothに対応できます。こちらから希望者に頒布する接続ボードと、秋月電子などで販売されているRN-42 I/RM Bluetoothモジュールを接続できます。また、ご自分でDIP化済みBluetoothモジュールを購入し、配線することで対応することも可能です。ご自分で手配される場合は、国内で入手が容易なMicrochipのRN-42モジュール (2000円程度)を推奨します。
F1部品の近くに、FANと書かれたコネクタの表記があります。ここには、外付けにファンを接続できます。ACアダプタの電源をそのまま接続する形となりますので、お使いのACアダプタにあわせたファンを選定の上、接続してください。2A以下の用途では、特にファンは不要です。3A程度まで流したい場合には、ファンを接続してください。
各コネクタ、ボタンの割り当ては以下の通りです。
半田付けが終わりましたら、Arduino nanoボードを取り付けます。
半田付けやArduino nanoの取り付け、ジャンパピンのCN11への差込が終わりましたら、アクリルケースに固定していきます。
ACアダプタは、本体基板のDCジャック(ACアダプタのコネクタを差し込むところ)を利用します。PCとの接続は、Arduino nano経由となりますので、Arduino nanoのUSB端子とPCを接続してください。
ここでは、メルクリンのCTrackとトミックスのFine Trackを例に挙げてご紹介します。線路のメーカーによってケーブルの形状は異なりますが、2線式をご利用の方は特に配線の際の極性はありませんので、ケーブルの形状だけ加工するなどして、DCC/MM2シールドにそのまま差し込めるようにしてください。(被服をはがして銅線を露出させる作業など)
CTrackでは、線路とセンターレールは極性があります。間違えると正常に動作しませんので、ご注意ください。モータードライバICのある方がセンターレールに接続する方(B,メルクリンのコマンドステーションでは赤色)です。もう片方が、線路に接続する方(O, 同様に茶色)です。
メルクリン CTrack (HOゲージ)への配線例
トミックス Fine Track (Nゲージ)への配線例
プレイステーション用の電車でGO!向けに販売されていた、マスコンが接続できるオプションを有償で提供しています(自分で材料を買って作ることも可能ですが、一切サポートしません)。詳細はwikiを参照ください。