TDKグループの産業向け記憶デバイスの会社のソリッドギア社が、謎の無線LANカード「SGFA-016GS-001-00」を販売していることに先日、気づきました。よく調べてみると、ちょっと前にここで紹介した、COMTEC社の無線LANカードがFlashAir W-04まんまだったという話と、実はリンクしていることが分かりました。というのも、COMTECが販売している無線LAN SDカードの一番下に、「Solid Gear」という文字があります。そういうことだったのか!!
ということで、ソリッドギア社に確認したところ、「FlashAir W-04と同じ仕様」というニュアンスの回答を得ました。そして、アマゾンから10個単位で販売しているということも教えていただきました。という事でさっそく買ってみました。
いかにも産業向けという感じのサッパリしたパッケージで届きます。ウチのような超零細・弱小機器メーカーには、ありがたい販売形態です。
シールを貼って、FlashAir W-04 16GBと比較。CEマークやFCCマークが無いので、日本国内専用ですね。説明書にも、そのように書かれてあります。
フォルダ構成は、FlashAir W-04と全く同じです。なお、FlashAir W-04のフォーマットツール(キオクシア製)も普通に使えるそうです。
SD_WLANフォルダの中にあるCONFIGファイルも以下のように、FlashAir W-04と同じです。APPNAMEをwlansdからflashairに変えれば、ほぼ見た目はFlashAir化できそうです。
DSairアップデートツールで開いても、ちゃんと認識してます。
DSair2の最新Webアプリを書き込んであげて、PCからWiFiを探しに行くと、以下のように認識しました。APPNAMEは”wlansd”のままなので、wlansd_****という表示になります。
パスワードも”12345678″と変わりません。FlashAir W-04が復活したということだと確信しました。
お値段は、アマゾンで72600円(10pcs入り)なので、1個あたり7260円です。それなりに高いですが、FlashAirが復活したことは歓迎したいと思いますし、DSair2の販売を止める必要は無くなったということで、関係者の方々には心の底から感謝してます。
明日より、DesktopStation部品頒布でのFlashAirの価格を6980円に値上げします。最終的には部品頒布でFlashAirの単品販売は終了し、ソリッドギア社のカードに切り替えの上、キット・完成品に同梱しての頒布とする予定です。
2022年以降も、革新的なDCCコマンドステーションであるDSair2の頒布は続けてまいります。皆様からのご期待に応えるべく、機能強化に努めていきます。