2022年も、あっという間に終わりになりつつあります。デスクトップステーションを支えていただいているDCC電子工作連合の皆さん、ユーザーの皆様、模型店の皆様、オープンサウンドデータのクリエイターの皆様、音源協力者の皆様に御礼を申し上げます。
今年は、ダブルワークを本格的に始めた年でした。何とか無事に、もう一つの仕事の方は成果を出して終わりになりつつあります。うまく行くか、正直イチかバチかでしたが、うまくシミュレーション環境を準備していたおかげで、効率よくアルゴリズム開発ができ、実機試験もうまく進めることができました。
さて、ちょうど今年の元旦に宣言していた内容と、実際の結果を見て、来年の活動に活かすということを毎年のようにやっておりますので、ここで1月1日の記事から、2022年の活動宣言を引用させていただきます。なお、確認はしますが反省はしません。「できなかったかーワハハ」というのが目的なためです。
2022年、明けましておめでとうございます。
- 高性能国産サウンドデコーダ 「オープンサウンドデコーダR1」のリリース
- オープンサウンドデータのデータ数200種類以上の実現
- オープンサウンドデータミーティング2022(2022年1月8日、実施予定)の実現
- DSair2後継機のめど付け、2023年リリースの準備完了
- Grove端子を用いた在線検出ネットワーク技術の構築(S88 over I2C Grove I/F、S88oG)
- カメラによる在線検出機器の開発
- 営業利益率20%以上の実現
- 海外輸出体制の構築完了
- HO模型車両製造の可能性検討
一つ一つ見ていきましょう。
高性能国産サウンドデコーダ 「オープンサウンドデコーダR1」のリリース
1月1日時点では、サウンドデコーダの技術開発は進んでおりましたが、名称も決まっていなかった状況でした。皆さんご損時の通り、SmileSoundをリリースし、プロトタイプ版をリリースしております。製品版はまもなく、SmileSound Mini Next18が登場する予定です。無償の日本型サウンドデータ公開プロジェクトであるオープンサウンドデータは、SmileSoundを中心にした形に移行を始めています。
オープンサウンドデータのデータ数200種類以上の実現
残念ながら、オープンサウンドデータは200種類には到達せず。現時点で、公開数は188点まで進みました。2022年は、LokSound向けからSmileSound向けに移行を開始したことが停滞の主要因です。サウンドデコーダを独自のSmileSoundに切り替えたことから、まずは、数を増やすのではなく、SmileSoundで提供可能なサウンドを増やす事が重要になってきています。SmileSoundへの移行点数は36点です。SmileSoundへの移行率は36/188=19%となります。
オープンサウンドデータミーティング2022(2022年1月8日、実施予定)の実現
今年は、1月8日と、10月1日に2回、開催させていただきました。ご参加頂いた皆様、ありがとうございました。
Grove端子を用いた在線検出ネットワーク技術の構築(S88 over I2C Grove I/F、S88oG)、カメラによる在線検出機器の開発、営業利益率20%以上の実現、海外輸出体制の構築完了、HO模型車両製造の可能性検討
全て未達。SmileSound開発に全力投入で、そんな余裕はありませんでした・・・。
今年の総括
SmileSoundに、多大な労力・予算をかけてリリースにこぎつけた1年でありました。しかし、まだまだ足りないところはたくさんあります。ハードウェア的には、第一世代はほぼ完成形になりつつあり、ソフトウェアの強化・サウンドデータの増強が大きな課題になりつつあります。フィードバックをいただきながら、機能強化・安定性改善を進めていきます。
年末年始、いろいろとお忙しいと思いますが、健康やケガには気を付けて、ご家族・友人と楽しいひと時をお過ごしください。また、来年も、皆様にとって良い年でありますように。