DSair2はまもなく終点に到着します

DSair2は終点に到着、つまり、FlashAirカード(互換カード)の調達困難に伴い、2024年3月末の再生産をもって、発売を終了します。在庫が残る限り販売は継続しますが、もうまもなく、在庫はなくなる数量となっています。

DSair2は、DSairの後継機として2018年8月に企画が始まりました。ケース設計は、SmileWorksさんです。試作品を何度か開発した後の2018年10月に、販売を開始しました。

それから月日が流れ、2024年3月に最後の生産を行い、終了となります。5年少々と、弊社製品としては一番長い販売期間となった製品でした。ここまで支えていただいた、DCC電子工作連合メンバーとユーザーには御礼を申し上げます。

DSair2の販売収益により、オープンサウンドデータの活動が行えたことや、SmileSoundの開発と製品化にも大きく貢献しました。まさに、DSair2は2019年以降のデスクトップステーションの根幹を担う非常に重要な製品でした。

DSair2の無線機能に使用していたFlashAirは、2020年3月に販売を終了しましたが、OEM品が他の会社に移管され、まとまった量が一般産業向けに供給されていたことや、2021年に法人化したことが幸いし、このルートを使用して調達ができ、今日まで販売を継続しておりました。しかし、2023年に入り、一般産業向けルートの在庫も枯渇し、弊社のFlashAirカードの在庫をもって終了することが確定的となりました。

リリース直後に、実はFlashAirが製造終了する事は内々に聞いておりましたが、運よく、ここまで継続できたのは、FlashAirの関係者の尽力のたまものと考えております。ここに御礼を申し上げます。

DSair2は無くなってしまいますが、形とコンセプトを変え、WiFi性能は大きく落ちますが、それなりに動くものを提供できる状況になりました。それが、廉価版となるDSairLiteとなります。コスト半分、体積半分、機能・性能半分という、割り切ったコンセプトとなり、DSair2とは別商品としての展開となります。

DSairLiteの開発は、何度もコンセプトを変更するなど迷走があり、綱渡りそのものでありましたが、DCC電子工作連合メンバーに協力していただき、3カ月という非常に短期間のうちに、きちんと動くレベルまで仕上げることができました。

DSairLiteは、DSair2に比べて、多人数での運転やスマホでのリッチなWebアプリでの運転といったWiFi機能は大きく見劣りしています。しかし、DCC機能自体は、DSair2と比べて改善している点が多いことや、1.3インチOLEDディスプレイとテンキー・ボリュームにより、本体操作が可能という大きな異なる特徴があります。DSair2とは別の形で、ご愛用頂けるものと確信しております。

DSair2は販売終了しますが、新しいDSairLiteで、皆様に「もっと楽しいDCCソリューション」を提供してまいります。DSairLite以外にも、近い将来、お話しできるであろう新しいソリューションも企画中です。ぜひ、ご期待ください。

タイトルとURLをコピーしました