使い方

Procudure to play

  1. binフォルダにあるDesktopStation.exeをダブルクリックして起動します
  2. STARTボタンを押します(シリアル通信の設定は初回に実行していると仮定します)
  3. C Trackに電力が供給されていることを確認します。たとえば、ポイントのランタンが点灯しているかなどです。
  4. 機関車を登録します。登録が終わっていれば、動かしたい機関車を選択します。
  5. 楽しみましょう!

初回の設定

  1. binフォルダにあるDesktopStation.exeをダブルクリックして起動します。デスクトップにショートカットを作成されると便利です。
  2. ハンマーのボタンを押して、シリアルポートの設定を行います。
  3. S88デコーダをご利用の方は"Use S88 detection"にチェックを入れてください。
  4. mfx機関車を使用する方は、"Register mfx locs automatically."と"Update mfx locs automatically"にチェックを入れてください。
  5. フルHD解像度(1920x1080)以上のディスプレイをお持ちの方は、"multiple screen mode"の項目がご利用になれます。



mfx機関車の登録方法

DSmain、DCC/MM2シールドはmfx機能はサポートしておりませんのでご注意ください。mfx機関車は、MM2機関車として登録してください(MM2モードでmfx機関車は利用可能です)

Desktop Stationでは、mfx機関車を登録するために、MM2やDCCと異なる手順が必要となります。また、MS2と同時もしくは交互に、もしくはつなぎ変えてご利用される方は、必ずmfx機関車の登録の際にMS2を60113に接続しておく必要があります。これは、MS2に設定されたmfx機関車のアドレス値をDesktop Stationに反映させるために必要だからです。この作業を怠りますと、MS2とDesktop Stationで異なるアドレスが設定され、繋ぎ変えた際にmfx機関車が片方のコマンドステーションでしか動かせなくなるトラブルの原因となります。よく分からない、どうするか不明の場合は、MS2をつないで置くことをお勧めします。この作業は、mfx機関車を登録するだけで、初回のみです。
なお、間違えた手順で行っても、数日間、mfx機関車を何も繋がずに置いておく(=箱にしまっておく)と、このアドレスは自動で初期化されますので、その後に再度、ここに掲載された手順を実施してください。

  • MS2を使う場合(推奨):MS2とArduinoを60113に繋いでください。
    MS2は一切使用しない場合:60113にArduinoを接続してください。MS2は繋ぎません。
  • Desktop Stationを起動します。
  • 設定画面を開いて、"Register mfx locs automatically" と "Update mfx locs automatically" にチェックを入れてください。
  • 線路にmfx機関車を置いてください。
  • STARTボタンを押して、機関車を走らせられる状態にします。
  • 認識は自動で行われます。数分お待ちください。
    Note: mfx機関車と、60113、MS2を最近(~数日)使われたことがある場合、この認識処理が行われない場合があります。
  • 認識処理が終わると、画面下のステータスバーに認識が完了したメッセージが出ます。UIDとアドレス値が表示されます。念のため、メモしてください。
  • 認識後は、機関車の名前や運転の設定などが行えます。
  • Let's Play!

  • 60113に機関車を置いた後、認識されて自動的にリストに登録された例。

    機関車制御画面


    機関車の操作画面


    機関車設定画面

    How to use Loc Editor
    項目値の意味解説
    Loc AddressLocomotive Addressset your locomotive address
    MM2: 1-255, DCC:1-9999
    Loc ProtocolLocomotive Protocolset suitable protocol for your locomotive. You can select MM2, mfx, DCC. MM2 means marklin old digital system. Marklin AC compatible locomotives are suitable MM2. The mfx is current marklin standard protocol. DCC is not AC protocol but using as digital control system for not marklin manufactures system.
    mfx decoder UIDmfx locomotive unique IDThis parameter is available only on the mfx loco. A loc data including this UID is automatically added when trackbox recognizes the mfx loco. If you know UID in the mfx loco, you can edit manually this paramter.
    Loc NameLocomotive Nameset useful name to play.
    ManufactureLocomotive Manufacture NameThis item isn't used. Please use as notes.
    Item Art No.Locomotive Art NumberThis item isn't used. Please use as notes.
    Config of double-heading2nd Loc addressset 2nd locomotive if you will play double-heading.
    Speedometer configMax speedThis value is used on speed displayment of meter box.
    Speed AdjustmentAcceleration ratio, Reduction Ratio, Max Speed ValueRatios are used when you plays with power control mode with regard to control lever. Max speed value refers locomotive's maximum speed when playing. "1023" is maximum speed. for example, "512" means half of maximum speed.
    Locomotive image-128x48 image file is available. Available file extentions are PNG, GIF, BMP, JPG. You can find many image icons in this site.


    ファンクションボタン編集画面


    速度調整レバーの設定画面


    懐中時計の設定画面

    キーボード割り当て表
    KeyAssigned functionNote
    EscapePower offTurn off CTrack power.
    F1-F12Function 1-12for locomotive sounds and the othe function.
    Page Up or ZIncrement loc speedBVE5 key compatible
    Page Down or ADecrement loc speedBVE5 key compatible
    PeriodFree loc breakBVE5 key compatible
    CommaApply loc breakBVE5 key compatible
    HomeLoc directionToggle locomotive direction

    アクセサリ制御画面


    6021キーボード画面


    レイアウト画面


    操作モード


    アドレス割り当てモード


    スクリプト画面


    スクリプト関数表
    ファンクション名 Param1 Param2 Param3 備考
    SPEED Locomotive Address Speed value
    (0-1023)
    - 機関車の速度を調整できます。最高値は1023です。
    DIRECTION Locomotive Address 1:FWD, 2:REV - 機関車の進行方向を変更できます。
    FUNCTION Locomotive Address Function No 0:OFF, 1:ON ファンクションを操作できます。サウンドやライトなどのON/OFFを設定できます。ファンクション番号と機能の割り振りは機関車のデコーダによって異なります。
    ACCESSORY Accessory Address (1-256) 0:RED, 1:GREEN - ポイントや信号機の状態を切り替えます。なお、ポイントへの操作は
    WAIT Wait time (1 = 100ms) - - 処理を指定時間、次の処理が動かないように待ちます。機関車などが走行中の場合は、その状態は維持されます。パラメータは、1単位が100ミリ秒です。10を指定すると1秒間です。
    POWER 0:OFF, 1:ON - - CTrackへの電力供給をON/OFFできます。なお、この操作を行うと2秒以上、操作を受け付けない場合がありますのでWait関数を使って一定時間、スクリプトを実行しないように調整してください。
    EXIT - - - スクリプトを終了します。スクリプトが最後になると、自動的にこの関数が呼ばれます。
    GOTO Line number on the script. - - 指定した行番号にジャンプします。スクリプトを常に動かすような処理を作ることができます。
    GOTOLABEL Line label name on the script. - - 指定されたラベルが置いてある行にジャンプします。行番号で指定ではないので、スクリプト関数の追加や削除の影響を受けません。なお、同じラベル名が複数ある場合は、より先頭に近いほうを優先します。
    SETFLAG Flag Number (0-9) a stored value(0-65535) - フラグに値をセットします。このフラグはS88イベント全体で共有されます。
    JUMP Line labelname on the script. Flag Number (0-9) Equal value GOTOLABELとGETFLAGの複合機能です。指定フラグの値と、設定値が一致した場合、指定のラベルにジャンプします。フラグの状態に応じて動作を切り替えられるので、複雑な機関車制御を可能とします。
    LABEL Line label name - - ラベルを定義します。ジャンプ関数やGotoLabel関数のジャンプ先の目印となります。

    複数機関車操作画面


    S88イベント操作画面

    イベントエディタの説明
    項目 値の例 備考
    Event name STATION-A お好きな駅や場所の名前を記載します。
    locomotive address 1-255 機関車のアドレスを指定します。このアドレスは、スクリプト上でアドレスを指定しない場合はこのアドレスに置き換えられます。
    Start Trigger 進入, 退出, 在線, 非在線, 定周期, 時刻, ランダム, 走行中, 停止中 スクリプト・センサの動作条件を選択できます。「進入」は、センサーレールに機関車が進入した状況でイベントを実行することを意味します。
    「退出」は、センサーレールから機関車が抜けた状況でイベントを実行することを意味します。定周期は一定時間間隔で動かすようにできます。時刻は、実時間・仮想時間で設定が出来ます。
    Sensor address 1-256 S88デコーダによるセンサアドレスを指定指定します。ここで設定したセンサが変化したことを条件に、処理が働きます。
    Availabe this event checked or non-checked このイベントの実行許可を変更できます。
    Event script - スクリプトを編集します。



    S88イベントの登録方法

    S88イベント機能は、ArduinoボードにS88センサ対応機能を持ったファームウェア(Serial_RS4.ino以降)で動作します。 また、S88デコーダをArduinoに接続する必要があります。S88の機能を有効とするためには、初期設定画面でS88機能を有効にする必要があります。

    1. S88イベント操作画面を開きます。
    2. S88 sensor infoのタブを開き、S88のセンサが正しく検出されているか確認します。
    3. S88 event editorのタブを開きます。
    4. 左側のイベントリストから、編集対象のイベントをクリックします。
    5. イベント名と、機関車のアドレスおよびプロトコル、S88センサのアドレス、イベント動作条件(positive edgeはセンサOFF→ON、negative edgeはON→OFFのとき)を設定します。
    6. スクリプト画面上で右クリックを押し、所望のスクリプト関数を追加します。
    7. もし実際に動かす場合には、"Available thi event."にチェックを入れます。
    8. センサが反応すると直ちにスクリプトが実行されます。

    テンプレート1: シャトル運転

    シャトル運転の例が以下に記載されています。スクリプトの例はそのまま、デスクトップステーションのスクリプト画面上にコピーアンドペーストできます。

    Event A: Station A

    この例では、機関車のアドレスは3でMM2プロトコルを使用します。S88センサアドレスは1となっています。

    DESKTOPSTATION,SCRIPT,2013
    SPEED,0,128,0
    WAIT,10,0,0
    SPEED,0,0,0
    DIRECTION,0,2,0
    WAIT,10,0,0
    SPEED,0,256,0
    EXIT,0,0,0
    Event B: Station B

    この例では、機関車のアドレスは3でMM2プロトコルを使用します。S88センサアドレスは2となっています。

    DESKTOPSTATION,SCRIPT,2013
    SPEED,0,128,0
    WAIT,10,0,0
    SPEED,0,0,0
    DIRECTION,0,1,0
    WAIT,10,0,0
    SPEED,0,256,0
    EXIT,0,0,0

    Example Template 2: 交互運転

    交互運転の例が以下に記載されています。スクリプトの例はそのまま、デスクトップステーションのスクリプト画面上にコピーアンドペーストできます。
    この例では、2つの機関車、ポイント、センサーレールを使用します。機関車はMM2の3と72、ポイントは5と6、センサーレールはS88デコーダの1と2に割り当てられていますが、これらはエディタ画面上とスクリプトで自由に変更できます。


    センサーの場所とポイントの位置のレイアウト

    Event A: Station A

    この例では、機関車のアドレスは72でMM2プロトコルを使用します。S88センサアドレスは1となっています。

    DESKTOPSTATION,SCRIPT,2013
    SPEED,0,64,0
    WAIT,10,0,0
    SPEED,0,0,0
    ACCESSORY,5,0,0
    ACCESSORY,6,0,0
    WAIT,30,0,0
    SPEED,3,256,0
    EXIT,0,0,0
    Event B: Station B

    この例では、機関車のアドレスは3でMM2プロトコルを使用します。S88センサアドレスは2となっています。

    DESKTOPSTATION,SCRIPT,2013
    SPEED,0,64,0
    WAIT,10,0,0
    SPEED,0,0,0
    ACCESSORY,6,1,0
    ACCESSORY,5,1,0
    WAIT,10,0,0
    SPEED,72,256,0
    EXIT,0,0,0
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