HO EF81向けライトユニット基板
本基板は、KATOのHO EF81(1-320, 1-321,1-322)のライトユニット基板と同形状で、DCC化しやすく設計したものです。テールライトをAUX1,2,3,4で制御できるようにしたことで、コマンドステーションから容易に入換表示灯やテールライトの点灯・消灯を制御できます。
本基板は搭載加工などに慣れた、DCC上級者向けです。初心者の方には利用の推奨しません。
特徴
KATO EF81に互換のライトユニット基板(60x16mm)
KATO EF510にも使えるらしい?未確認です。
本来はロジック出力でLEDを点灯できないAUX3,4を、トランジスタIC搭載したことでLEDを駆動できます。
DCC化に特化した設計です。アナログでは動きません。
AUX1,2,3,4をテールライト4つにそれぞれ割当て。入換表示灯、テールライト、ヘッドライトを全て個別にDCCで制御できます。車両のカバーを開けるなどの操作は一切不要です。
-
基板・回路
LEDのはんだ付けは非常に小さく、なおかつ5か所もあり、ちょっと大変です。じっくり取り組んでください。付属のLEDは必要最小限のみ同梱しています。もしLEDを壊してしまった場合には、当オンラインストアの分売品を使用するか、秋月電子または草心デジタルの同形状LEDを別途入手してください。
部品を付け、車両に固定したもの
デコーダ搭載途中の様子
部品表
部品 | 仕様 | 販売店 |
LED | SC4008WWH 電球色・サイドビュー | 下記参照 |
抵抗 | 2012サイズ、560Ω | 秋月電子,千石他 |
IC1 | NPNデジタルトランジスタIC | MOUSER,Digikey等 |
LEDは、以下のものが同形状です。
配線例
作成方法・注意事項
KATO HO EF81のDCCサウンド化手順(アップデート版)を参照して下さい。
EF81のボディは非常に硬いです。気をつけて取り外してください。ツメは4カ所しかありませんがボディとかなり密接にはまっています。
AUX3,AUX4をロジック出力で繋げる場合には、別途
10027を購入いただき、ICを半田付けして下さい。G3というマーキングがあります。
LEDと抵抗を半田付けして下さい。LEDは長い時間、半田ごての高音を当てると壊れる場合があります。
ライトユニット基板とデコーダの間の配線を通すため、ダイキャストの軽加工が必要です。
DCCデコーダ、もしくはExpBoardとライト基板間の配線を半田付けして下さい。
MTC21、PluXのデコーダは、ダイキャストのデコーダ収納場所には入りません。ご注意ください。
モータ、スピーカーの配線は、2つのダイキャストを止める黒いプラ部品をいったん外して、ダイキャストの中間の隙間に隠して配線して下さい。天井部分と干渉するのを防止するためです。
(天井部分と干渉について)ライトユニット基板の上側に配線があると干渉するので、配線はダイキャストの中央部の隙間に押し込むか、ライトユニット基板下の隙間を介して繋ぐことをお勧めします。かなり細い電線(AWG32くらい)でないと隙間に押し込めません。
モータは、台車と一体になっていますが、ピンセットで簡単に抜き取れます。AWG32かAWG34の細い線で、配線を長く延長して下さい。また継ぎ足したところはテープなどで必ず絶縁してください。
Next18デコーダを使用する場合、重量の大きいものを引っ張る場合や、高速運転から急停車をするとき、モータが発電することや、コイルに溜まった電流の行き場が無くなり過電圧が発生し、デコーダが損傷する場合があります。この防止のため、ExpBoardのCOM+とGND間に、数10~47uF程度の小さな電解コンデンサを直接挿入してください。
トマランコンデンサ(TOMA-RUN)でも構いません。
EF81に搭載可能なスピーカーは直径26mmまでです。高さ制限もあります。
頒布
rev.1の穴径のバグを修正したrev.2を2021年4月18日より頒布開始としています。秋月電子で入手できない、サイドビューLED(足が長いタイプ))や抵抗を付属する形としましたので、より部品集めをしやすくなっています。なお、AUX3,AUX4がロジック出力のタイプ(LokSound5 microシリーズ,MTC21のコネクタからの引き出しのケース等)は、10027 YP用電子部品を別途購入ください。
10031 ライトユニット基板 (基板とトランジスタICが付属)
サポート
デジタル鉄道フォーラムをご利用ください。
部品不足・基板不良等の良品交換は、DesktopStationまでご連絡ください。なお、半田付けに失敗した場合の個別部品のみの頒布対応も可能です。
参考サイト