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Let's start DCC

DCCをはじめるためには

困ったとき、情報源、コミュニケーションの場としてデジタル鉄道模型フォーラムが活用できます。DesktopStationが運営しており、どなたでも無料で利用できます。何か困ったときには、困った背景、使用している機器、起こった現象をメモしたうえで、質問してみてください。

まず、現在の日本では、DCCは簡単にすぐ導入できるものではありません。模型メーカーからDCC入門セットすらありません。年々、DCC環境は改善しておりますが、ハードルがある点、承知いただけると幸いです。

用意するもの説明
レール類アナログと同じものが使用できます。
ポイント類 アナログのまま使用する場合は、そのままでも構いません。ポイントもDCC化する場合は、デコーダを繋げる必要があります。ポイント用のデコーダへの配線は、線路から供給できます
車両デコーダを搭載する必要があります。車両にDCC搭載可能となっていない場合には大掛かりな改造が必要です。
コントローラ アナログのパワーパック・コントローラは使えません。DCC専用のパワーパック(コマンドステーションと呼びます)を用意しなくてはいけません

DCCをはじめるためには、レールと車両が必要です。レールは、一般的な鉄道模型と同じものが使えます。

Nゲージであれば、カトーとトミックスがレールを販売しています。カトーのNゲージレールの方が、DCC向きと言われます。HOゲージのレールは日本で入手しやすいものはカトーのものとなります。Zゲージはロクハンから販売されています。これらのメーカーの製品は、ヨドバシカメラや、模型店、アマゾンなど、入手は容易です。レイアウト店等、リアリティを追求する方は、日本国内ではIMON(旧シノハラ)、海外ではPECO、ティリッヒといったレールメーカーを使用するケースがよくあります。

ヨーロッパのメーカーのレール(メルクリンとロコ):
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基本的に、DCCをするにはHOがデコーダ搭載作業、使い勝手・コストでベターと言われてきましたが、NゲージのDCCフレンドリー対応LokSound5であるESU LokSound5 micro DCC KATOの登場で、Nゲージでもハードルが低くなりつつあります。

このほかに、車両やポイントなどをDCCに対応させるためのデコーダと呼ばれるコンピュータ基板、デコーダを制御する親となるコマンドステーションが必要になります。デコーダや、コマンドステーションは世界中に多くのメーカーが販売しています。しかし、日本で入手できるデコーダ・コマンドステーションは、それほど多くありません。

国内のDCCreadyな車両としては、天賞堂のカンタムサウンド車両があります。ユーザーの一部が勘違いされているケースもありますが、DCCに公式対応しておりが、DCCとして使用可能です。なお、天賞堂はDCCのサポートは実施しない旨が説明書に記載されているので、ご注意ください。

必要な機器

DCCには、以下の機器やものが必要です。

  • レール(Nゲージ、HOゲージ、Zゲージ、Gゲージなど)
  • DCCに対応した車両(後述)、もしくは車両と車載用DCCデコーダ
  • DCCコマンドステーション(DCCコントローラ、DCCパワーパック)
  • レールとコマンドステーションをつなぐフィーダー線
  • PC・コンピュータ(自動運転制御用)
  • ポイント、ポイント用デコーダ
  • 在線検出器(自動運転制御用)
  • その他

これに加えて、鉄道模型の究極の楽しみであるジオラマ(情景)、レイアウトを作るとさらに臨場感が高まって楽しみが倍増します。大きな面積は必要なく、小さなモジュールを作って、お座敷運転に組み合わせるだけでも臨場感が高められます。

DCCコマンドステーション

コマンドステーションは、車両やポイントなどに入ったデコーダに電力と命令を送るための機器(パワーパック)です。コマンドステーションには、いくつかの種類があります。

(1) 本体と操作器が別々

レンツのコマンドステーションや、デジトラックスの上位機種が該当し、本体と操作器が別になっています。 一番最初に登場した形態です。

(2) 本体と操作器が1つ(オールインワン)

操作器と本体が同一のケースに入っており、持ち運びしやすい形になっています。 ESUのECoS、メルクリンのCS、TwayDCCのミント缶DCCコントローラや、デジトラックスのD101シリーズが該当します。

(3) 操作器がスマホやタブレット

スマートフォンを用いて、無線で操作できるコマンドステーションです。近年登場しており、RocoのZ21やDesktop StationのDSairなどがあります。(2)の形態に、追加の無線オプションとして取り付けられるタイプもあります。

DesktopStationのコマンドステーション

DCCを始めるには、日本で数百人以上が愛用しているDSair2をお勧めします。 スマホがスロットルになります!最大7台まで接続可能!自動運転機能も充実。

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電子工作ユーザー向けには、DSshield2DSmintをお勧めします。

主なDCCデコーダ

日本で入手性の良いDCCデコーダを以下に挙げさせていただきます。欧州製のものか日本製のものを推奨します。一部のアメリカ製デコーダで発生する相性トラブルが少ないです。

メーカー 製品 特徴
DesktopStation SmileSoundデコーダ NとHO向けの国産サウンドデコーダ。入手の難しくなったドイツ製サウンドデコーダの置き換えとして登場。日本型に好適。
MT40 サークル MT40 国産のNゲージ向け小型デコーダを作る新規メーカー。Nゲージユーザーは必見!
カトー EM13, FL12, FR11 入手性は良いが用途が限定されている。DCCフレンドリー車両向け等
永末システム 各種デコーダ 日本型に特化した車載デコーダなど
Nucky ワンコインデコーダ6 世界最安 500円の車載・ポイントDCCデコーダ
Nucky ワンコインforTOMIXv6 TomixHO車両向けデコーダ
Nucky ワンコインforKATO Loco KATO N機関車向けDCCデコーダ
Nucky 日本型信号機デコーダ 唯一の日本型DCC対応信号機デコーダ
Desktop Station 据え置き型ポイントデコーダ ソフトの書き換えができるArduinoベースのスローモーション・ソレノイド向けポイント用DCCデコーダ!
Desktop Station 据え置き型サーボデコーダ ソフトの書き換えができるArduinoベースの完全オープンなポイントサーボデコーダ!
名古屋電鉄 MP3サウンドデコーダV6N18 microSDカードにMP3ファイルを入れて超高音質で自由に音を鳴らせる!走行音も鳴らせる!
名古屋電鉄 スマイルデコーダN18 走行音を鳴らせる!シンプルなサウンドデコーダ。ディーゼル、VVVF、蒸気音が出せる。
DCC館 スマイルファンクションデコーダ照明系のギミックがすごいファンクションデコーダ
Rokuhan A053 Z,N,HO向け小型DCCデコーダ。量販店で入手可能。
Rokuhan A059 室内照明&モータ制御機能付き小型DCCデコーダ
ESU LokSound 5 最高級サウンドデコーダ。オープンサウンドデータと相性抜群。
ESU LokPilot サウンド無しのデコーダ。安定性が良く高機能。
laisdcc860015 Next18 香港の安価なDCCデコーダ。 NやプラHOに。
laisdcc870019 MTC21 香港の安価なDCCデコーダ。金属、ダイキャストのHO向け
laisdcc860021 NEM652 香港の安価なDCCデコーダ。HO向けの旧来の8ピンコネクタ向け。

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DCCデコーダを組み込む

車両に組み込む

DCCを始めるうえで、一番のハードルは車両にDCCデコーダを組み込むことです。ヘッドライト、テールライトの制御も入れると、車両の配線が非常に複雑になってきます。

日本では、(1)自分で改造する(ゲージ問わず)、(2)NゲージならKATOのDCCフレンドリー車を使う、(3) HOなら採用されているNEM652やMTC21コネクタ搭載車両を使う の3通りから選ぶことになります。

2019年夏頃から、車両搭載の作業を大幅に簡略化するExpBoardシリーズ発表し、関連製品をリーズナブルに提供しています。Next18というDCCで世界標準的に使用されるコネクタを採用し、ワンタッチでサウンドまでサポートできる仕組みを提供しています。

Nゲージ向け TRAINO
HOゲージ向け KATO ExpBoard N18 KATO HO
エンドウ向けExpBoard M21 (旧YP)
KATO HO EF81向けHO EF81向けライトユニット基板
Tomix機関車向けT社HO機関車向けライト基板\\その他汎用ExpBoard N18 General HO

DCCコネクタは以下の通り、様々なものがあります。

DCCフレンドリー KATOが独自に開発したNゲージ用コネクタ
EM13とLokSound5 micro Katoが対応
詳細
NEM652/NMRA 8pin HO向けのコネクタ。MTC21に置き換わりつつある。 詳細(英語)
Next18 Nゲージ向けに開発された超小型コネクタ。 ExpBoard N18 KATO HO
MTC 21pin 高機能な車両向けのコネクタ。 詳細(英語)

なお、国内メーカーの鉄道模型車両について、DCCコネクタ搭載の状況をまとめたDCC対応車両をまとめて公開しています。

2021年5月末に、DCCフレンドリー向けのESU社LokSound5デコーダが登場しました。今まではEM13というKATOのサウンド無しデコーダのみでしたが、LokSound5デコーダの登場により、KATO製のDCCフレンドリー対応車種におけるNゲージでの日本型サウンドがより導入しやすくなりました。搭載記事は、こちらをご覧ください。

さらに、日本独自のSmileSoundデコーダも登場し、選択肢はどんどん広がっております。

ポイントに組み込む

ポイントにはいくつか種類があり、気軽に試せるのはポイントの道床内にポイントマシンが組み込まれた電動ポイントにDCCデコーダを組み込むことです。以下は、KATOのHOの電動ポイントに組み込んだ例です。

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もう一つはレイアウトの下にトータスのスローポイントマシンやサーボモータを使ってゆっくりと本物のようにポイントを動かすギミックを作りこむことです。以下のようなサーボポイントデコーダを使う事で実現できますが、取り付けや機構的な部分で知見が必要です。

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とある鉄道博物館では、Tortoiseのスローモーションポイントを設置して、なめらかな動作を行ってます。最近は、小型にするためにサーボ化する例もありますが、実績のあるTortoiseを使用するケースもまだ根強くあります。

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デジトラックスと、Nucky、DesktopStationの比較(若干、用途の違いでコンデンサの大きさが異なってます)

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サウンドを楽しむ

ヨーロッパ、アメリカの車両は既に現地で、サウンドの出る車両が販売されており、入手も輸入すれば用意です。

一方で日本型サウンド車両は、一部のお店がサービスで提供している程度で、高品質なものが多くはありませんでした。 DesktopStationでは、オープンサウンドデータという日本型車両で超高品質なDCCサウンドデータを無償で提供するプロジェクトを2019年1月にスタートさせました。Youtubeで、その品質をご確認下さい。

なお、このデータを使用するためには、ESU社のLokSound V4、LokSound 5シリーズのサウンドデコーダが必要です。詳細はオープンサウンドデータのページを参照下さい。

車両に搭載するには加工が必要なケースもあります。DesktopStationでは、ExpBoard for KATO HO(NEM652)というKATO HO向けの搭載を支援する基板を販売しております。

C11:

クモハ12:

キハ40:

国鉄近郊型113系:

スマホで鉄道模型を楽しむ

アナログの鉄道模型向けに、各社がパワーパックを発売しています。アナログ向けですので、もちろん、1つの線路上に複数の車両は置けません。スロットルが単にスマホの画面に変わっただけで、何も変わりません。車両からは音もでません。ギミックもありません。

しかし、DCC・デジタル鉄道模型は違います!スマホを使うことで、楽しさがさらに上がります。DesktopStationが発売しているDSairは、超小型なDCCコマンドステーションです。

複数のスマホやタブレット、PCから接続を許容しており、同一線路上で、スマホそれぞれから、別々の車両をコントロールできます!サウンド機関車、ギミック入り車両なら、それをフルに活用できます。お子さんと一緒に、運転会でご友人と一緒に、一つの線路で和気あいあいと、遊んでみませんか?

自動運転を楽しむには

DCC自動運転ガイドを参照下さい。

関連サイト、資料など

資料

  • 電子工作で面白い!鉄道模型のDCC入門 PDFをダウンロード
  • デジタル鉄道模型で始める自動運転入門 ~ビジュアルプログラミングで簡単入門~ rev.0DOWNLOAD (PDF, 2.2MB)

関連サイト

  • DCC同人誌 DCCに関する最新動向、様々な実験・機器紹介などをまとめています。
  • DesktopStationShop Wi-Fiコマンドステーションはこちらから!
  • オープンサウンドデータ 超高品質な日本型DCCサウンドデータの提供。ESU LokSound向け。なんと日本で一番の品質なのに無料です!
start.txt · 最終更新: 2022/12/08 20:52 by yaasan

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