CV

CVは、DCCデコーダの設定を行うための仕組みです。

SmileSoundで対応しているCVをご紹介します。

デコーダリセット方法

CVを書き込んだ際に、不具合が出た場合には、以下の方法でリセットすることができます。
CV値はすべて失われますので、ご承知おきください。

  • CV8に1を書き込む
  • SmileSound USB Writerを使用して、CV編集を行う
  • SmileSound USB Writerを使用して、サウンドデータを書き直す

CV 一覧

CV番号機能説明初期値
CV1ショートアドレス3
CV2始動電圧8
CV3加速時間(0.6で割った時間が秒)120
CV4減速時間(0.6で割った時間が秒)90
CV5最大電圧200
CV6中間電圧70
CV9PWMキャリア0 (32kHz)
CV10BEMF カットアウト係数2
CV17Long Address LSB0
CV18Long Address MSB0
CV28RailCom有効設定1
CV29デコーダ設定10
CV54BEMF係数(16で割った値が1.0倍.48で3.0倍)96
CV55PI制御器 Pゲイン16
CV56PI制御器 Iゲイン32
CV62集電不良対策・自動サウンドOFF0
CV63マスターボリューム100
CV64キックスタート切替速度50
CV65キックスタート電圧0
CV67-94スピードカーブ
CV118BEMF測定ギャップ30
CV154ユーザーボリューム設定255
CV155-170SoundCV設定
CV185ヘッドライト・AUX出力設定0
CV186テールライト・AUX出力設定0
CV187AUX1・AUX出力設定0
CV188AUX2・AUX出力設定0
CV189AUX3・AUX出力設定0
CV190AUX4・AUX出力設定0
CV191AUX5・AUX出力設定0
CV192AUX6・AUX出力設定0
CV193AUX7・AUX出力設定0
CV194AUX8・AUX出力設定0
CV195予約0
CV196イコライザ・低域(-800Hz)16
CV197イコライザ・高域(4kHz-)16
CV198予約0
CV199予約0
CV200予約0
CV201予約0
CV202予約0
CV203予約0
CV204予約0

CVの説明

CV9 PWMキャリア周波数

PWMキャリア周波数を調整できます。デフォルトは0(32kHz)です。コアレスモーターを使用する場合は、高い周波数を使用してください。低い周波数を使用すると、ショートのような状況になる場合があります。

キャリア周波数が低いほど、低い速度では力強い動きをする傾向になります。なお、キャリア周波数を低くすると、モータから唸り音やキーンという音が聞こえますが、異常ではありません。人間の可聴域より高くする(6kHz以上)ことが望ましいですが、低速の走りを重視される場合は、500Hz以下などにあえて低く設定することもできます。

モータによって動きは大きく異なりますので、ご自身で調整し、最適値を求めてください。

CV9の値PWMキャリア周波数
032kHz
124kHz
216kHz
312kHz
410kHz
58kHz
66kHz
74kHz
82kHz
91kHz
10500Hz
11250Hz
12130Hz

CV62 集電不良対策・自動サウンドOFF

0で無効,1-255で遮断閾値。1d=0.5ms刻みでサウンド遮断条件の調整可能
1を設定すると、1msの瞬低を検知するとサウンドをOFFします。瞬低が復帰すると、直ちにサウンドOFFを解除します。

CV63 マスターボリューム

デコーダ全体のマスターボリュームを設定できます。

CV154 ユーザーボリューム

CV63に対して、ユーザーが自由に設定できるボリュームです。CV63×CV154が、実際のボリュームとなります。オープンサウンドデータのF7で操作できるボリュームは、CV154となります。

CV196 イコライザ・低域

低域(800Hz以下)のサウンド成分を大きくしたり小さくしたりできます。
1-32の値を設定してください。16が低域成分変更なしとなり、17~32が低域の増強量、1-16が低域の減少量の設定となります。

本機能は、スピーカー自体の特性やエンクロージャ、スピーカーの固定方法・固定箇所、周囲の構造に大きく影響を受けます。特に小型のスピーカーや薄く小さなエンクロージャでは、期待する低音増強効果が得られない場合がありますので、予めご了承ください。

CV197 イコライザ・高域

高域(4kHz以上)のサウンド成分を大きくしたり小さくしたりできます。
1-32の値を設定してください。16が高域成分変更なしとなり、17~32が高域の増強量、1-16が高域の減少量の設定となります。